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2017年6月8日(木)

Steam版『アトム:時空の果て』が6月配信。全世界展開に向けての手塚眞氏、松山洋氏のコメントが到着

文:電撃オンライン

 アクティブゲーミングメディアは、PC専用ダウンロード型オンラインカードゲーム『Astroboy: Edge of Time / アトム:時空の果て』Steamで6月に配信することを発表しました。

『Astroboy: Edge of Time / アトム:時空の果て』

 本作は、有名クリエイターたちにリメイクされた、手塚治虫氏のキャラクターたちが繰り広げるデッキ構築型カードゲームです。

 オリジナルストーリーモードやトーナメントバトルといった機能が多数あり、ゲーム上級者から初心者まで楽しめるカードゲームとなっています。

『Astroboy: Edge of Time / アトム:時空の果て』

 PCプラットフォームSteamでは、日本語・英語版が全世界に向けて展開されます。全世界への展開に向けて著名人からのコメントが寄せられています。

全世界展開に向けてのコメント

手塚眞氏

 1950年、手塚治虫は日本で『鉄腕アトム』をマンガで生み出しました。1963年にはアニメとして世界で放送され、キューブリック氏、スピルバーグ氏といった映画監督たちも影響を受けました。

 そして2017年、そのアトムがまったく新しいビジュアルと新しいストーリーによる世界的なゲームとして誕生したのです。新時代の『アトム』を皆さん楽しんでください。いつかこれがアニメになったりハリウッドで映画化されるなど、広がってゆくことを期待しています。

サイバーコネクトツー代表取締役・松山洋氏

 サイバーコネクトツーでは“デッドクロス殿下”と“アトラス”という非常に重要なキャラクターを2体デザインさせていただきました。

 それぞれ“悪の強さ”と“破壊兵器”というコンセプトでデザインしています。ゲームも非常に戦略的で中毒性の高い遊びになっています。日本が誇る手塚治虫氏の世界、そして『アトム』の世界観が全世界で展開されることにドキドキしています。行け! アトム!

山岡晃氏

 “りんご”と聞けば、誰しもが同じ絵を想像するように『アトム』と聞けば、日本人はほぼ全員同じ絵を想像するであろう。そんな巨大なタイトルに携われたことはこの上ない幸せである。

 そして自分にとっては、もう1つ。ジョルジオモロダーと一緒に参画できたことだ。私に多大なる音楽の影響を与えた、その方だ。ひょっとしたらジョルジオと名前を並ばせてもらったことの方が昇天に値するかもw

 といった感じで、制作に携わっていた自分が誰よりも早く、誰よりも楽しんでいたことは、ある意味申し訳なくも感じるほどである。

 が、ここにこうしてSteam版として世にこのタイトルが配信され、みんなが同じようにこのゲームを楽しむことで、この罪悪感も軽減されるような気分だ。ぜひ楽しんでください!

グラスホッパー・マニファクチュア・須田剛一氏

 手塚治虫作品は僕の血となり身体に流れています。偉大なるブラック・ジャックを指名されて、恍惚と不安我にありの心境でこのプロジェクトに参加しました。

 天国の手塚先生に届くよう、グラスホッパーの能丸督之と精一杯のイラストを仕上げました。このゲームで手塚作品、そして手塚キャラクターの魅力がより多くの世界中のゲーマーに届くことを楽しみにしています。

グラスホッパー・マニファクチュア・能丸督之氏

 ブラック・ジャックのキャラクターたちはとても人気があって、皆さんの頭の中に固定されたイメージがあると思います。須田のコンセプトをベースにできるだけそのイメージを覆す新鮮なイメージを目指しました。

 キリコは原作でのどこか後ろ暗く儚い印象を保ちつつ、須田から提案された中性的でノーブルな印象をプラスして描きました。全体的に彩度を抑え、白と黒を多く使い、コントラストを強めに仕上げました。

 ピノコは須田からの原作とは裏腹にやや無表情で凛とした印象を作りたいという提案をもとに、恐ろしく生々しい人形を念頭に描きました。

 本作のダークな世界観に合わせて、原作でまれに見せる大人の女性への憧れやそこに至ることができない悲しみのようなものを表現しようとしました。登場場面の多くは明るくかわいくにぎやかなキャラなので、そこが好きなファンの方には好きになってもらえないかもしれませんね。

 ブラック・ジャックはキリコを先に描き、後にブラック・ジャックに取り掛かりましたのでキリコとは対照的に情熱的でワイルドな雰囲気を出そうとしました。ポーズや背景の直線的な部分を少なめにし、キリコより色を多めに使いました。

 須田からはもっと激しい設定を求められましたが、少々大人しく仕上がっています。

※画面はすべて開発中のものです。
(C)Tezuka Productions (C)Active Gaming Media Inc.

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