2017年6月14日(水)
【電撃PS】『PSO2』“PS感謝祭2017”東京会場レポート! 開発コメントやコスプレ写真は必見
6月10日(土)の東京会場を皮切りに、全国での開催がスタートした“ファンタシースター感謝祭2017”。電撃PlayStation編集部は、今開催も全6エリアを取材します!
今までは電撃オンラインでの生放送の速報記事と誌面でのレポートが中心でしたが、今回は各地の会場レポートも後追い記事として連載していきますのでご期待ください! レポートは電撃PlayStationで『PSO2』の記事を担当しているレトロが担当します。
▲当日の朝は長い行列ができており、開場時間も30分早まったほど。 |
▲物販の行列は相当な人数になっておりました。ステージイベントが始まっても列はあったので、ステージを堪能したい人はなるべく早めに会場入りするのがよさそうです。 |
▲物販で購入できる商品はデジタルサイネージに表示されており、売り切れたグッズなどの確認もできるようになっていました。もちろん、商品自体の展示もありましたよ! |
“PSO2 STATION!”&“PSO2 アークスライブ!”
イベントのメインは、やっぱりステージイベント。今回は事前にエピソード5の新情報が発表されるとわかっていたので、スタートからアークスたちが熱い視線を送っていた……気がします。
いつもは、後半になってから満を持して新エピソード情報が公開されることが多かったのですが、今回は早いうちにエピソード5の情報が発表されるという、アークスの意表を突くかたちで展開しました。
詳しいアップデート情報は既報のこちらをあわせてご確認ください。
エピソード5の世界観は“中世ファンタジー”! ある意味RPGらしい世界観と言えるかも!? なお、新たな舞台となるのは異世界“オメガ”。全宇宙を飲み込もうとするブラックホールの先に、この異世界“オメガ”はあるようですが!?
エピソード5に登場するキャラクターも一挙に公開! 新キャラたちはもちろん、青年の姿になったシャオ、レギアスやマリアなどがたびたび口にしていたアルマ、妖精へと姿を変えた(!?)シエラ、姿があの“全知”を想像させる彼など、気になる要素が多すぎて困るくらい!
新たなクエストタイプとなる“バスタークエスト”も実装予定。これは、採掘基地防衛戦の要素に攻める要素(攻城戦)を追加したようなクエストになるとのこと。
マナを回収するなど、なんらかの条件を満たして破界鎚(バスターパイル)を召喚し、城壁にダメージを蓄積させていく流れになるのでしょうか。続報が気になる!
そして待望の新クラスは、『PSO2』初となる上級クラス。その名は“ヒーロー”!
打撃クラス、射撃クラス、法撃クラス(下記参照)をLv.75にすることで達成できる称号を獲得することで、ヒーローへの道が開けます。
メイン専用クラスで、サブクラスは設定することができず、サブクラスにすることもできません。使用可能武器はソード、ツインマシンガン、タリスの3種ですが、アクションが既存のものとはまったく違う!
打撃クラス:ハンター、ファイター、バウンサーのいずれか
射撃クラス:レンジャー、ガンナー、ブレイバーいずれか
法撃クラス:フォース、テクター、サモナーのいずれか
ソードの武器アクションはガードではなく、弾を発射する気弾となっています。連射だけでなく、チャージ(2段階まで可能)することでより強力な攻撃に! PAはチャージで挙動が変わる仕様で、ボタンを押す時間によって挙動変化するようです。
ツインマシンガンは、通常攻撃、PAともにPPを消費するとのこと。押しっぱなしにすると連射できます。また、武器アクションはリロードとなっていて、PPの回復は基本リロードで行うようです。
回復速度などはスキルなどで変わってくるかも!? 武器の潜在能力で、回復速度が上がるものもありそうですね。
タリスは、なんとPAの設定が可能に! また、武器アクションが高速移動に変化。タリスを置いた場所にワープできるようです。かっこよすぎ! もちろん、従来どおりテクニックを使った戦い方もできます。
会場で新クラス発表と同じくらいのどよめきが起きたのは、クラス間のバランス調整発表のときでした。さまざまな要素に調整が入っており、のちに公式サイトで詳細が発表されたので、そちらをご確認ください。
アークスバトルトーナメント
タイムアタックからバトルアリーナへと競技内容が変わり、名称もアークスバトルトーナメントへ! そんな大会の初陣となった東京会場には、抽選を突破した32チームが集結し、朝から熱い戦いを繰り広げました。
予選会場からは連携をとるための掛け声、勝利の雄たけびが響くなど、アークスグランプリ時代とは異なる雰囲気が漂っていました。
▲敵の位置取りや持っている武器など、さまざまな情報を交換して戦っていました。ヘッドホン+ボイスチャットが使えると、よりフェアな戦いになるかも? と少し思いました。 |
そんななか、ステージ上までコマを進めたのが、Realize、ZodiacSign、かっつぇ、G-zass companyの4チーム。
準決勝第1試合のRealize vs. ZodiacSign戦は、中盤までは一進一退の攻防が続きましたが、残り30秒で逆転を許したZodiacSignの反撃をきっちり封じたRealizeが決勝へとコマを進めました。
かっつぇ vs. G-zass companyによる準決勝第2試合は、終始後者が有利に試合を進めました。終わってみれば、一度もリードを許すことなくG-zass companyが圧勝!
僅差を制したRealize、そして圧勝劇を演じたG-zass companyによる決勝戦は、なんとシップ6でともに競い合う身内に近いもの同士の争いとのこと。互いに手の内を知るためか、一進一退の攻防が続きましたが、終盤にRealizeが逆転し、試合終了。東京会場のチャンピオンの座に輝きました!
▲負けはしたものの、G-zass companyのアッシュ使いの人のプレイスキルは他者を圧倒! タイマンを制するのはもちろん、複数相手に逃げ切る様は、まさに鬼神のごとく! |
▲全体的にソードとジェットブーツの活躍が目立った東京会場。札幌以降の大会のトレンドが気になります! |
PSO2ミニミュージアム
設定画展示が中心だった過去から、今年は大きくパワーアップ! 過去作品の資料や衣装展示、歴代パッケージイラスト、各種グッズなど、さまざまな展示物が用意されていました。
数が多くすべてを載せるのは難しいので、ここでは後藤人形さんとのコラボレーションで制作された“月の光”の写真を掲載!
▲貴重な資料も豊富だったので、のちの会場のレポートの際に追って掲載していきます。 |
コスプレショー
もはや恒例となったコスプレショー。イベントのオープニングを飾るにふさわしい力作が顔をそろえました。会場で撮影させていただいた写真も含めて、ばばっと掲載していきます!
ガチからネタまで、ほんと見ていて飽きないです! 個人的に好きだったのではサモナー&シンクロウの夫婦、しまむらニャウ、リアルリリーパです。名前は見た目から勝手に名付けました。
アークス国勢調査2017 in TOKYO
ファンタシースター感謝祭2013から、地味に実施し続けている電撃PSが贈るアンケート企画。それがアークス国勢調査です。
今年は前回の反省を踏まえ、アンケート内容を若干簡素化し、短い時間でも答えやすいような内容に変更をしてみました。
それでも長いという声も聞こえてきそうですが、東京でご回答いただいたみなさんには、文句も言わずに協力していただけました。この場を借りて、あらためてありがとうございました、と言わせていただきます。
そんなアンケートのなかから、1問だけ結果を掲載したいと思います。
▲結果は100人中7人も★14武器を持ってたよ! なんてこった! もっと出にくいものだと思っていたよ!! はよ自分の手元にも来て>< |
▲忙しい中ご回答いただき、ありがとうございます。札幌、福岡、名古屋、大阪と続けていきますので、来場予定のアークスはぜひご協力ください! |
会場の模様
上記でピックアップした以外の写真を掲載していきます。大行列ができていたピザーラさんとのコラボピザ販売や初のお目見えとなった巨大エンペ・ラッピー、大興奮のサウンドチームミニライブなど、見どころはまだまだたくさんあります。ほんと、アークスに休む暇を与えないステキなイベントでした!
イベントを終えた酒井シリーズP、木村シリーズD、濱﨑Dに直撃!
――感謝祭の初日を終えての感想をお願いします。
濱﨑EP5ディレクター(以下、濱﨑):今回は新しいエピソードとデリケートなバランス調整の発表があったので、マイナスの部分がクローズアップされて、プラスの部分が帳消しにならないかがすごく心配でした。伝えている内容(バランス調整)については、理解していただけたかなと思っています。
新しい要素については、ポジティブなコメントやリアクションがいただけたので、まずは安心しました。あとは、みなさんの期待どおりの内容にできるよう、ここから調整をがんばっていきたいです。
木村シリーズディレクター(以下、木村):今回の感謝祭で4回目となりましたが、過去に3回実施してきてこなれてきた部分がありました。そして、今回は新しくしたいと酒井と話していて、すべてを一新しようと、感謝祭を新しくしようという結論になったんです。
アトラクションやステージ構成にも変更を加え、ゲームの大会もタイムアタックではなく、バトルアリーナということで、お客さんにどういう反応をもらえるのかなと心配しながら当日を迎えました。
いざフタをあけてみると、来場者数も非常に多かったですし、最後まで残ってライブにまで参加していただけていたので、よかったと思います。
ステージにかんしてもいろいろと新しいことをしましたが、とくにバトルトーナメントは思っていた以上に“こういうイベント向けなんだな”と感じました。このことを肌で実感できたのは、大きなことでしたね。
酒井シリーズプロデューサー(以下、酒井):(2人が言ってしまったので)もう言うことないです(笑)。ぶっちゃけて言うと、前回の感謝祭の成果があまりよくなくて、さらに今回は内容の変更もあって、少し心配していた部分もあったのですが、いざ始まってみるとすごくユーザーのパワーを感じることができましたし、いい感謝祭になったなというのが実感でした。
エピソード5の発表時の盛り上がりとか、バトルトーナメントでの攻防のおもしろさなど、新しい感謝祭をお届けできたかなと思っています。
会場の関係もあって読み取りづらいなどのトラブルもあったARですが、すごくおもしろそうにやってくれていたのが印象的でした。あと、僕が見ていて感じたのはユーザーが若返ったということです。PS4でプレイをはじめたユーザーさんが初めて参加する感謝祭としても、楽しんでもらえたのだと思います。
――バトルトーナメントでは実況や俯瞰(ふかん)視点があって、見ごたえがありましたね。
木村:僕は手元で(どの画面を映すかの)スイッチングをしていたので、どう映したら対決がよく見せられるのかをずっと考えていて、それに集中していましたね。
俯瞰の絵は配信でももっと使えたらよかったのですが……。会場のほうは2画面あったので楽しかったですね。
酒井:今回は観戦モードを、特別にお願いして作ってもらったんですよ。
木村:ただ、僕らの(うまく見せる)テクニックがまだまだなので(苦笑)。僕は誰を映すかと俯瞰視点の切り替えをしていて、濱﨑が俯瞰モードのカメラの切り替えをしているんですよ。
濱﨑:決勝でやっと“こんな感じかなー”と徐々に慣れてくるような状況でした。
――では、これからどんどんカメラワークが洗練されていくんですね。
木村:そうですね、これから決勝に向けてスキルが……。
濱﨑:上がっていくんじゃないですかね(笑)。
酒井:前回の大会から実況が入るようになって、見ていてより楽しめるものになったと感じています。モアイさん(実況を担当するモアイ岩下さん)頼みですけどね! 何しゃべろうかずっと考えていなくてもいい(笑)。
――今回の感謝祭でとくに印象的だったことは?
酒井:さっきも言いましたが、世代交代ですね。バトルトーナメントの出場者も、ほぼ過去の大会に出たことない人が決勝戦に残っているんですよ。バトルトーナメントという新しい種目になったことによって、今まで大会に参加していなかった人たちが入ってきて、しかもかなり若かったんです。
バトリアリーナというコンテンツの特性もあるかもしれませんが、そういうことが起きるということが、とくに印象に残りました。
濱﨑:みんな楽しそうだったな、というのが印象に残っています。バトルトーナメントの出場者が「やったー、倒した!」「オッケー、イエーイ!」と声を出していたんです。こんなシーンは今まで見たことがありませんでした。
木村:新しいエピソードは毎回感謝祭で発表させていただくのですが、毎回不安なんです。今回発表した西洋ファンタジーもチャレンジャブルなものなので、どういう反応があるのか、心配しながら準備をしていました。
西洋ファンタジー、新クラス・ヒーローのどちらも反応がよくて、ディレクターとしてほっとしましたね。あと……なんでだろうな、なんで“アークスライブ!”で頭が真っ白になったんだろう(苦笑)。
濱﨑:あれは一太郎さんが悪いんですよ(笑)。
木村:“アークスライブ!”であそこまで頭が白くなったのは初めてでした。濱﨑がいたことでだいぶ油断していたのかもしれません。いつもはもうちょっと緊張感あるんだけど(苦笑)。
といった感じのファンタシースター感謝祭2017の東京会場レポートでした。今週末の札幌、よろしくお願いします!(レトロ)
(C)SEGA
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