2017年6月19日(月)
スクウェア・エニックスは、7月13日に発売するPS4用ソフト『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE(ファイナルファンタジー XII ザ ゾディアックエイジ/FFXII TZA)』の新情報を公開しました。
本作は、『FINAL FANTASY』シリーズの12作目をベースにゲームデザインを再構築&システムを追加した『FINAL FANTASY XII INTERNATIONAL ZODIAC JOB SYSTEM』をHD化したものです。
公開されたのは、メインの進行と対を成すやりこみ要素“モブハント”、各キャラクターが持つ必殺技“ミストナック”、伝説の存在として君臨する強敵であり、頼もしいしもべにもなる“召喚獣”に関する情報です。
イヴァリースにおいて、モンスターとは一般に民間人の生活を脅かす生物を指しますが、その中で、討伐の要請が出されているものはモブと呼ばれています。
討伐の依頼は一般市民や自治体からがほとんどですが、まれに凶悪なモンスターが特定国家によりモブ指定されることもあります。
モブは、モンスター退治を生業とする団体“クラン”や個人のハンター、冒険者の討伐対象となります。討伐は富と名声を得るにはうってつけと言えますが、つねに命の危険をともなう任務でもあります。
モブハントを通して、メインの進行だけでは語られないイヴァリースに住む人々の暮らし振りやイヴァリースの伝説を垣間見ることができ、世界の秘密を探求する楽しさを味わえます。
モブの討伐依頼は、主に酒場の掲示板から入手することができます。モブの情報を確認したら依頼人に会いに行き、そこで詳細な情報を聞いて討伐を引き受けます。
討伐対象となるモブのほとんどは人々の生活を脅かす存在ですが、依頼の中には“モンスター図鑑作成のデータを収集しているので、珍しいモンスターを討伐して欲しい”といったものや“強いモンスターを倒してモテモテになりたいので、一緒に戦って欲しい”といった変わり種もあります。
また、討伐にあたり特殊な出現条件があるモブも存在します。依頼人の話をよく聞くことが重要です。
モブの出現場所に向かいます。本作では、モブの位置が“!”のマークでマップに表示されるようになっています。なお、例外的に居場所がわからないモブも存在します。
モブと遭遇し、倒すことができれば討伐完了となります。討伐が完了したら、依頼人のところへ報告しに行きましょう。報酬として賞金や有用なアイテムを獲得できます。
▲もとは依頼人のペットであり、失踪して凶暴化してしまった、サリカ樹林で遭遇できるモブ“キャロット”。 |
各モブには、強さに応じたランクが設定されています。ランクが高いほど強いモブとなり、特徴を見据えた作戦を練ることが重要になります。
なお、パーティーメンバーのレベルが低くても高ランクのモブに挑むことができます。作戦次第ではうまく討伐できるかもしれません。
▲とてつもなく強く、しかも生息地がわからないとされるモブ“パイルラスタ”。 |
幻妖の森に生息するモブです。HPが少なくなると戦法を変えてくるので、タイミングを見計らって一気に攻め込むか、あるいは持久戦を挑むか、といった状況に応じた戦術を練る必要あります。
『FF』シリーズでおなじみのキャラクター“ギルガメッシュ”もモブとして登場します。
モンスター退治を生業とする団体をクランと呼びます。王都ラバナスタにはモーグリ族のモンブランが長を務めるクラン“セントリオ”があります。
セントリオに所属することで、掲示板には載らない特別な討伐依頼を受けられるようになり、さらにクランメンバーのみが利用できる“クランショップ”で買い物をすることができるようになるなど、さまざまなメリットが得られます。
また、モブによっては、クラン“セントリオ”のメンバーとともに戦うこともあります。
ちょっと厳めしい雰囲気を持つ、モーグリ六兄弟の長男。とある壮大な目的のためにクラン“セントリオ”を創設しましたが、その事情は相当熟練した戦士にしか語らないといわれています。
クランにはランクがあり、モブを討伐していくことで上がります。ランクを上げることで昇格報酬がもらえる他、新しいモブの情報を得られます。
また、クランショップの品ぞろえも増え、他のショップでは手に入らないレアなアイテムや魔法などを購入できるようになり、冒険を有利に進められます。
ミストナックは、キャラクターごとに持っている必殺技です。ミストナックはライセンスで習得することで使えるようになり、1キャラクターにつき最大3つ習得することができます。
各キャラクターにはミストナックのライセンスが3つ存在し、習得することで発動できるようになります。習得したミストナックは、バトル中に発動できます。
ミストナックを使用するとミストナックモードに突入します。ミストナックは、他のキャラクターも習得していれば連携でき、制限時間以内に次のミストナックを選択することで、続けてミストナックを使えます。
さらに、連携したミストナックの技と数に応じて融合技を発動させることができます。融合技が発動すると、ミストナックの連携に追加でダメージを与えられます。
激しい稲妻によってダメージを与えます。
冷気の波動によってダメージを与えます。
空に水色の魔方陣が出現し、炸裂して周囲に輝く光の帯を撒き散らします。
召喚獣とは古の昔に神が作りあげたという異形の者たちです。彼らは人間を超える強大な知恵と力を与えられましたが、自らを過信した末に神に戦いを挑み、神によって打ち倒されて、魂と肉体を獣印へと封じられたとされています。
敵の時は強敵ですが、倒すと召喚できるしもべとして主人公たちの力になってくれます。
召喚獣にはメインの進行でしもべにできるものと、イヴァリースの各地を冒険する中で登場ししもべになるものが存在します。各地で待ち受ける召喚獣はどれも強敵で、召喚獣によっては特殊な空間を展開し、プレイヤーを翻弄します。
例えば、カオス戦では“たたかう”のコマンドが使えなくなるため、物理攻撃が主体のキャラクターは極めて苦戦を強いられます。敵次第でパーティーメンバーや作戦を変えながら攻略の糸口を探すことが重要です。
召喚獣を倒すと、各キャラクターのライセンスボードに召喚獣のライセンスが出現します。召喚獣のライセンスは好きなキャラクターに習得させることができますが、いずれかのキャラクターが習得すると他のキャラクターのライセンスボードからは消えてしまいます。
ライセンスボードには、本来のボードから分断されている強力なライセンスがあります。召喚獣を倒すと、分断されたライセンスの隙間に埋まるように、倒した召喚獣のライセンスが出現することがあります。召喚獣のライセンスを取ることで、分断されたライセンスが習得可能になります。
▲最初は離れ小島になっていて、習得できないライセンスが存在します。 |
▲召喚獣のライセンスを習得することで、分断されていたライセンスが取れるようになります。 |
バトル中に召喚を行うと、召喚者以外のメンバーが一時的にいなくなるかわりに、一定時間の間召喚獣が共闘してくれます。召喚獣に指示を出したり、リーダーに設定して操作したりすることが可能なので、より強力な味方となってくれます。
召喚獣は各種の強力な技や魔法の他に、独自の大技“召喚技”を持っています。これを使用するか、倒されるなどの要因で召喚獣は退場します。
また、本作では召喚獣のHPが上昇しています。“召喚技”も任意で使用できるので、強力な敵と戦う時に頼もしい存在となっています。
神に作られた闇の異形者にして聖域の番人です。人とモンスターとが融合しているような見た目から魔人と呼ばれるようになりました。数ある異形者の中でも失敗作と位置付けられたために、本来の役割を与えられることはありませんでした。
魔人は怒り、神々に戦いを挑んだものの敗れてしまい、その後、覇王と契約を結び王墓の守護者となりました。
火属性の攻撃を得意としており、“ペインフレア”、“地獄の火炎”などを使用できます。
下界に暮らす人を守り統治する闇の異形者です。統治の中、欲に溺れ闇に心を奪われた彼は悪神へと姿を変え、氷の世界を司る女神を拘束し、生きる盾とする背徳的な行為をもって神に戦いを挑みました。
しかし、神の絶大なる力の前に敗れた彼は、断末魔とともに地獄の海深くへ封じられました。
氷の塊を生成し、天から降らせる氷の属性を持つ“凍天撃”や召喚技“凍てつく波動”での攻撃が主体なので、氷属性が弱点の敵であれば大ダメージを与えることができます。
現世の法則を自在に操り、聖なる力により人々を導くため統制者として神々に仕えた異形者です。
万物を支配する絶対的な力を求めるがゆえ、聖天使アルテマとともに反旗を翻しました。その後、主と仰ぐ聖天使のため、自らの肉体を捧げ、力尽きると灼熱の獄炎の中へと堕とされました。
魔法としては、希少な属性である土属性の“ロックユー”、“大地の怒り”を扱えます。また、風属性以外を無効または吸収する他、回復魔法“ケアルガ”も持っているので、囮役としても活躍できます。
憤怒の一撃をもって、すべてを無に還す異形の帝王です。神々により異界で暴れる魔物を統治するために作られましたが、その強大な力と邪悪な風貌が仇となり、魔物たちの心を惹きつける存在となりました。
その後、神に背き異界の頂点に君臨したアドラメレクは憤怒の霊帝と呼ばれ、魔物たちとともに神々に戦いを挑み、打ち滅ぼされました。
雷属性の“閃光砲”、“裁きの雷”などを使用できます。また、自身の魔力を高める魔法“フェイス”がつねにかかっており、魔法が反射されない特殊効果も付いているため、攻撃面で頼もしい戦力となります。
この世を浄化するために作られた異形者で、はびこる穢れを飲み込む不浄なるものです。
しかし、世界は神々の想像を遥かに超える不浄物で満たされていたため、それらを飲み込んだ彼は醜悪極まりない不浄王となり、神々に背きました。彼が足を下ろせば、いかなる地も不浄な地へと変わり果てます。
物理と魔法に対する防御力アップの魔法と魔法を反射する“リフレク”がつねにかかっているだけでなく、全属性のダメージを半減するので、囮役に最適です。また、召喚獣で唯一カウンターが使える他、“蠱毒障”でHPを吸収することもできます。
誰よりも法を遵守し、罪人を断罪してきた聖なる法の番人たる異形者です。法を破るものに対する深い憎しみを暗黒物質へと変化させ、罪人を闇の奥底へと堕とし断罪していました。
その思いは、いつしか法の遵守よりも断罪そのものを重視するようになり、憎しみに染まった彼は神々に反旗を翻しました。厳粛であるべき法の番人が憎しみの闇へと堕ちたことが、断罪の暴君と呼ばれる由来となっています。
固有技の“黒滅丸”、“ビッグバン”はどちらもゼロムスのHPが減っているほどダメージが増加します。ある程度戦わせてダメージを受けてから召喚技を放つと効果的です。
神が作り上げた異形の最高傑作にして、神への反逆を企てた首謀者です。反旗を翻すまでは、天へ魂を運び転生の手助けをする役割を担っており、黄金に輝く神聖な翼を持つ姿は聖天使と称えられていました。
しかし黒き翼を持つ堕天使アルテマと接触したことが後に反逆につながります。墜ちてから以後、表情を失った彼女の心の内は窺い知れません。
聖属性の“破壊”“完全アルテマ”は純粋な威力がとても高く、魔法の詠唱にかかる時間が0になる特殊効果を持っているので、高威力の攻撃を高回転で繰り出せます。
防御面でも闇属性以外は無効化または吸収と、申し分ない耐性を持っています。その分敵として倒すのは非常に苦心することでしょう。
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