2017年6月23日(金)
バンダイナムコエンターテインメントは、PS4/PC(Steam)用ソフト『.hack//G.U. Last Recode(ラストリコード)』の新情報を公開しました。
『.hack』シリーズは、アニメ・漫画・小説などと連動した大規模なクロスメディアプロジェクトです。今年2017年は、PS2版『.hack//』Vol.1発売から15周年であるとともに、『.hack//G.U.』ゲーム内の舞台設定の年でもあり、特別な年となっています。
本作は、PS2用RPG『.hack//G.U.』Vol.1~3のHDリマスターで、ビジュアルやゲームシステムなど、さまざまな要素が強化されています。
本記事では、強化された要素や登場キャラクターに関する情報を紹介していきます。
画面レイアウトがすべて16:9になります。また、4K解像度での出力にも対応します。
画面の動きが非常に滑らかになります。
当時の映像をより高精細な画質で楽しむことができます。なお、一部モードは除きます。
▲画像はPS2のもの。 |
▲画像はPS4のもの。 |
▲画像はPS2のもの。 |
▲画像はPS4のもの。 |
▲画像はPS2のもの。 |
▲画像はPS4のもの。 |
▲画像はPS2のもの。 |
▲画像はPS4のもの。 |
背景とUIのテクスチャがHD化に合わせて高精細化されました。
▲画像はPS2のもの。 |
▲画像はPS4のもの。 |
▲画像はPS2のもの。 |
▲画像はPS4のもの。 |
地面に落ちる影が高精細化され、臨場感がアップしています。
キャラクターのポリゴンのエッジが滑らかに表示されるようになりました。
▲画像はPS2のもの。 |
▲画像はPS4のもの。 |
『.hack//G.U.』を遊んだことがある人やシナリオだけを追っていきたい人に向けたモードが追加されました。ゲームを最強状態で開始することができます。
全滅するとタイトル画面に戻されていたPS2版と異なり、そのバトルを最初からリトライできる機能が追加されます。リトライするたびに内部補正が発生し、敵を倒しやすくなります。
“移動速度アップ”や“攻撃力アップ”など、戦闘におけるバランス調整やテンポの改善が行われます。
移動速度アップ | 走りの基本速度が上昇し、エリア探索などが遊びやすくなります。 |
攻撃力アップ | バトルテンポをサクサクとストレスなく進めるように、敵に与えるダメージ値が底上げされます(敵からのダメージに変更はありません)。 |
ヒットストップ軽減 | 攻撃時のヒットストップを軽減して操作の引っかかりがなくなり、バトルテンポが改善されます。 |
バトルでの獲得経験値が底上げされ、Lvがテンポよく上がるようになります。
基本操作、メニュー関連 |
セーブデータ数が各Vol.で7から20に増加 |
データ引継ぎなしモードでの初期レベルを引き上げ |
アイテム所持数が30枠から90枠に増加 |
各アイテムの所持数が50個から99個に増加 |
アイテムメニューのタブ切り替えがワンボタンで可能に |
アイテムメニューのショートカット操作を追加 |
アイテムメニューに条件ソート機能を追加 |
同一アイテムの連続使用を可能に |
各装備品の空きスロット数がわかりやすいようUIデザイン調整 |
ショップメニューで所持中のアイテム数を表示 |
チム玉、ウィルスコアの所持上限が99から999に増加 |
初期段階から新たな回復手段“ぷらっと休憩”がプラットホームに追加 |
仲間に渡したアイテムを仲間が勝手に売る確率を引き下げ |
朔望は“朔”と“望”を選んで誘えるように改善 |
“ショップどんぐり”の場所をマップに追加 |
PS2時、Vol.2~3で改善された内容をVol.1に適用 |
バトル関連 |
武器習熟度の上昇量を増加 |
覚醒演出のスキップ機能追加 |
ダメージ表現の敵のフラッシュを緩和 |
ガスパーの初期作戦を“尊命”から“奔放”に変更 |
一部強敵の難易度緩和 |
仲間を召喚するタイプの敵に召喚限度数を設定 |
飛行ゲージ、硬殻ゲージへのダメージ量を増加 |
敵から受ける麻痺、睡眠などの行動不能系バッドステータスの発生確率を引き下げ(プレイヤーから敵に対しての確率は変更なし) |
作戦“尊命”中の攻撃確率を上昇 |
武獣覚醒のダメージ上昇量を調整 |
アバターバトル |
スケィスの通常ショットの弾速アップ |
憑神バトルの敵のHP、攻撃力、突進速度などのバランスを見直し |
憑神バトルの敵の頭上にスタンゲージを追加 |
憑神バトルのヘルプUIの追加とデザイン見直し |
憑神バトルのレベル差による補正値を強化 |
VRシステムで憑神バトルのプレイ時に中断機能を追加(“VRシステム”はゲーム中のモードです) |
その他 |
Vol.3のエンゲージイベントを仲間にできるキャラ全員行えるように変更 |
PS2版『.hack//G.U.』Vol.1のパッケージに同梱されていた映像集“ターミナルDISC”が同一ディスク内に収録されます。ゲーム本編を進めることで、『.hack//G.U.』の前作である『.hack//』のダイジェスト映像や裏設定が開示されていくお楽しみ要素となっています。
「証明してやる! 俺の“力”を!」
PKたちから“死の恐怖”と恐れられる凄腕のPKK(PKキラー)。通称“三爪痕(トライエッジ)”と呼ばれている蒼炎を纏った謎のPKを追っています。いつもクールを気どっていますが、簡単に熱くなる性格です。かつて“黄昏の旅団”というギルドに所属していました。
「強くなったな。……あのころよりも」
左腕を封じられた謎の銃戦士。長身にサングラス。口元にはつねに不可思議な笑みを浮かべる神出鬼没の人物。ハセヲが初めて“The World”にログインした日にPKされたところを彼が助け、その後、ハセヲにとって師匠のような存在となりますが、数カ月後に謎の失踪を遂げます。
「……。」
“The World”内でPKをして回る正体不明の双剣士。彼の放つ怪光線に貫かれたものは現実世界で意識不明になってしまいます。現場に3つの爪痕を残すことから“三爪痕(トライエッジ)”と呼ばれています。ネット怪談として一部では有名です。
「だってハセヲさんは、ハセヲさんじゃないですか!」
“The World”の強豪ギルドである“月の樹”のメンバー。“月の樹”のNo.2である“榊”を敬愛しています。ネットゲーム歴はまだ短いため、何をやらせても頼りないです。ハセヲに“月の樹”の素晴らしさをわかってもらうため、行動をともにするようになります。
「いい声だね。恥らうキミも素敵だ……」
陽気で楽天的な性格ですが、ネット内の平和を守ろうとする信念は人一倍強いです。かつてはカナードのギルドマスターをつとめていたらしく、シラバスとガスパーからはいまだに慕われています。
唯一の弱みは女性に目がないことで、あちこちで女性PCをナンパしまくり、後々のトラブルになることも……。
「残念ね。ガキは趣味じゃないの」
頭の回転が速く、腕も立つ“戦う秘書”といった雰囲気。高飛車な口調が災いして、ハセヲとはすぐ口げんかになってしまいます。憑神の扱いに関してはクーン以上に慎重派で、憑神を“三爪痕に勝つための力”としか思わないハセヲに強い危惧を感じています。
「哀れだね。キミには“力”がない」
ルミナクロスにある3つのアリーナの1つ、“紅魔宮”のチャンピオン。美麗で中性的な面差しと試合以外には姿を現わさない神秘性のおかげで、観客からカリスマ的な人気を博しています。AIDAとの関連性についても目撃例があり、現状もっとも注意が必要な人物の1人です。
「(朔)なんや、ヒトの顔ジロジロ見て!」
「(望)あのぅ……」
ある時は市場でアイテムを買うのに口ごもる内気な少年(望)、また、ある時は関西弁で啖呵を切る、凶暴な少女(朔)として登場。朔望という1つのPCを、姉弟で交互に使っていると思われます。
エンデュランスファンの朔は、ハセヲを邪魔者とみなし、密かに邪魔を仕掛けるようになります。
▲望。 |
▲朔。 |
「キミは“適格者”だ」
“G.U.”の責任者としてプロジェクトを統括する男。表向きはレイヴンという中堅ギルドのマスターに過ぎませんが、実際はCC社のデータベースに直結するナビゲーターです。“知識の蛇”を操り、“The World”内のあらゆる事象をいながらに把握するシステム特権を持っています。
「あれ……キミ、初心者?」
初心者救済を目的としたギルド、“カナード”のギルドマスター。気が優しくて面倒見がよく、細かい配慮をしてくれる良識人。カナードの2人組として、ガスパーとセットで認識されることが多いですが、実際のところは、大ボケのガスパーをシラバスがフォローしているのが現実です。
「おいら頑張っちゃうぞぉぉ!」
初心者救済を目的としたギルド、“カナード”のメンバー。ドジで臆病で泣き虫と三拍子そろったヘタレっぷりですが、“The World”が大好きな気持ちは誰にも負けていません。彼との出会いは、“ゲームを楽しむ”というごく当たり前の感情を呼び覚まさせます。
「アタシは一途でしつこいぞ!」
アリーナ“紅魔宮”の元チャンピオン。彼女を破った現チャンピオン、エンデュランスへのリベンジに燃えています。勝ち気で努力家であり、思ったことはそのまま口にする直情径行な性格の持ち主です。出会ったばかりのハセヲと、いきなり一悶着を起こします。
本作には新たな追加要素があるようです。詳しい情報は、続報で発表されるとのことです。
※画面は開発中のものです。
※本作は、2006年~2007年に発売されたPS2用ソフト『.hack//G.U.』Vol.1~3のHDリマスタータイトルです。
(C).hack Conglomerate
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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