2017年6月21日(水)

【電撃PS】『サガ』『ダライアス』や初演奏楽曲も! “電撃ゲームミュージックライブ ”レポート

文:電撃PlayStation

 初夏にこそ、激アツサウンドがふさわしい! 去る6月17日(土)、日本橋三井ホールにて電撃PlayStationが主催するライブイベント“電撃ゲームミュージックライブ ~初夏の陣~”が開催された。

『電撃ゲームミュージックライブ』

 ここでは、ZUNTATA、ZELKOKO、そして伊藤賢治氏率いるスペシャルバンドと豪華な顔ぶれがそろった一夜限りのステージの模様をレポートしていく。

『電撃ゲームミュージックライブ』
▲会場では物販も実施。開演前には多くの人が物販ブースに列をなす姿が見られた。

“電撃ゲームミュージックライブ ~初夏の陣~”セットリスト

●アーティスト:ZUNTATA
(Keyboard,Vocal 石川勝久 / Drum MASAKI / Guitar 下田祐)

・座和々(出典:『グルーヴコースター 3EX ドリームパーティー』)
・To Nari -Speed Metal ver.- (出典:『ダライアスII』)
・GEOMETRIC CITY -MASAKIアレンジ-(仮称)(出典:『レイストーム』)
・URBAN TRAILER(出典:『ナイトストライカー』)
・Daddy Mulk(出典:『THE NINJA WARRIORS』)
・電車で電車でGO!GO!GO!(出典:『電車でGO!』)

●アーティスト:ZELKOKO
(Vocal KOKOMI / Manipulation, Keyboard el)

・ピリオドのない世界(出典:『ピリオドゼロ』)
・VISIONNERZ ~幻視人~ -ZELKOKO ver.-(出典:『ダライアス外伝』)
・EYES MEMORIES(出典:『ピリオドゼロ』)
・A Flashing Dual Hawk -ZELKOKO ver.-(出典:『ダライアスツイン』)
・say PaPa -ZELKOKO ver.-(出典:『ダライアスII』)

●アーティスト:伊藤賢治スペシャルバンド
(Keyboard 伊藤賢治 / Guitar & Keyboard 上倉紀行 / Guitar 宮崎大介 / Bass アベノブユキ / Drum 岡島俊治 / Violin 伊藤友馬)

・Shake and Shout!!(Long Version)(出典:『ギターフリークスXG&ドラムマニアXG』)
・金城湯池(出典:『バレットソウル-弾魂-』)
・暁を越えて(出典:『月英学園-kou-』)
・LEVEL ∞(Hard Rock Ver.) (出典:TVアニメ"アラド戦記 ~スラップアップパーティー~")
・Dragon’s Den(More Rock!)(出典:『パズル&ドラゴンズ』)
・Fight the Fanatics(出典:『パズル&ドラゴンズ』)
・全軍突撃!(出典:『インペリアル サガ』)
・冥魔・堕されしものども(出典:『サガ スカーレットグレイス』)
・七英雄バトル (『ロマンシング サ・ガ2』)

【ライブレポート】ライブ初お披露目の楽曲も満載!

 最初にステージに立ったのはZUNTATA。『グルーヴコースター 3EX ドリームパーティー』の"座和々"で口火を切り、観客のテンションは開演と同時に最高潮へ。その後、新メンバーとして下田祐氏がZUNTATAに加わったことが発表されつつ、『THE NINJA WARRIORS』の"Daddy Mulk"をはじめとした往年の名BGMのアレンジ楽曲を演奏。

『電撃ゲームミュージックライブ』
▲当日まで伏せられていたZUNTATAの新メンバー、下田祐氏。これまでは『アトリエ』シリーズの楽曲などを手がけてきた。
『電撃ゲームミュージックライブ』
『電撃ゲームミュージックライブ』
▲“To Nari -Speed Metal ver.-”の1シーン。この曲は非常に体力を消耗するらしく、MASAKI氏は「この曲は1回弾くごとに残機を1消費して、1日3回弾くと死んでしまう残機制の曲です」と語り笑いを誘った。

 10月12日発売予定の『レイ』シリーズ3部作の音楽をすべて収録した10枚組のCD-BOX“Ray'z Music Chronology(レイズ・ミュージック・クロノロジー)”に収録される本邦初公開となるGEOMETRIC CITY(レイストーム)のアレンジも奏でられた。なお、この楽曲はサブタイトルがまだ決まっていないとのこと。ライブ中のマイクパフォーマンスにて、Twitter上でサブタイトルに関する意見を募集することも発表された。気になる人はハッシュタグ“#アーバンMASAKI”で検索してほしい。

『電撃ゲームミュージックライブ』
▲“RAY”のレーザーを思わせる緑のライトが会場を切り裂く!
『電撃ゲームミュージックライブ』
▲ZUNTATAライブの定番曲である“Daddy Mulk”。今回のアレンジは下田氏が手がけたとのことだが、MASAKI氏から「90年代特有の“ドッ・パーン”というイントロは必ず入れてほしい」というリクエストがあったそう。

 続いて登場したのが、ZUNTATAプロデュースによるユニットZELKOKO。スマホ用ゲーム『ピリオドゼロ』(現在はサービス終了)の主題歌"ピリオドのない世界"、エンディングテーマ"EYES MEMORIES"に加え、『ダライアス』シリーズ楽曲のボーカルアレンジを熱唱した。

『電撃ゲームミュージックライブ』

 ZELKOKOは今回が初めてのライブ。キーボード担当のel氏は演者の掛け声を観客が復唱するライブおなじみの掛け合いに憧れていたそうで、「おいっすー!」「声が小さい、おいっすー!!」とどこかで聞いたことがある掛け合いを楽しむ姿も見られた。

『電撃ゲームミュージックライブ』
『電撃ゲームミュージックライブ』
『電撃ゲームミュージックライブ』
『電撃ゲームミュージックライブ』
『電撃ゲームミュージックライブ』
『電撃ゲームミュージックライブ』
▲ZUNTATA、ZELKOKOのライブパートでは背景にゲームの実機映像が登場。往年のファンの心をつかむ演出も行われた。

 本ライブのトリを務めたのが、伊藤賢治スペシャルバンド。トリということで、しっとりとした楽曲も奏でられるのかと思いきや、演奏されたのはすべてバトル曲! 『バレットソウル-弾魂-』『パズル&ドラゴンズ』など、演奏された楽曲は幅広いタイトルからの選曲。いずれも“イトケン節”バリバリの、観客を高ぶらせずにはいられないものばかりだった。

 もちろん、伊藤賢治氏と聞いて多くの人が想像するだろう『サガ』シリーズの楽曲も演奏。ライブ初となる『サガ スカーレットグレイス』より“冥魔・堕されしものども”も奏でられた。

『電撃ゲームミュージックライブ』
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▲曲の合間にはギターの上倉氏から「なぜイトケンさんはメロディを弾きたがらないんですか?」と聞かれ「本当は監督として後ろからみんなが活躍する場面をニヤニヤしながら見ていたいんだよ!(笑)」と伊藤氏が返す場面も。

 そしてライブの大トリとなる入魂の一曲は『ロマンシング サ・ガ2』より“七英雄バトル”。観客ほぼ総立ちでの熱い盛り上がりを見せ、初夏と呼ぶには熱すぎるライブは幕を閉じた。

『電撃ゲームミュージックライブ』
『電撃ゲームミュージックライブ』

出演アーティストからのコメントも到着!

ZUNTATA:ZUNTATAにとって久々のホールライブでしたが楽しんでいただけたでしょうか!? 今年30周年を迎えたZUNTATAはこれからもライブやアルバムなどを積極的に展開していきますのでどうぞご期待ください!

伊藤賢治:『電撃ゲームミュージックライブ』幕開けとも言える"初夏の陣"に参加でき、光栄でした。オーディエンスの皆様の盛り上がりも心強く、我々バンドメンバーもとても楽しむことができました。ありがとう! また機会があれば、是非!!

ZELKOKO-KOKOMI:あたたかいご声援本当にありがとうございました! 本当に楽しく歌うことができましたのは皆様のおかげです。ゲーム音楽で生演奏ライブ、とっても楽しいですね。出演させていただけて光栄でした。またお会いできることを楽しみにしております。

ZELKOKO-el:皆さんと楽しい時間が過ごせて最高でした! ありがとうございます! またお会いしましょう!

『電撃ゲームミュージックライブ』

 最後になりましたが、ご参加いただいたアーティストのみなさま、ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました! この場を借りて厚く御礼申し上げます!

データ

▼『電撃PlayStaton Vol.641』
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2017年6月22日
■定価:694円+税
 
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