2017年6月22日(木)
米国・ロサンゼルスにあるコンベンション・センターで開催された“Electronic Entertainment Expo 2017(E3 2017)”。その会場の様子をレポートします。
“E3 2017”は、ロサンゼルスの現地時間6月13日~15日に行われたコンピュータゲームの祭典。多数のメーカーが今年のタイトルをアピールするため、1年の中でも注目度の高いイベントです。
昨年までは報道関係者、開発メーカー、販売店のみが参加できましたが、今年から参加費を払った15,000人が入場できるということも大きな話題となりました。合計68,400人がイベントに参加したとのことです。
ただ、開催場所が米国ということで「ちょっと行ってきます」というわけには行かないのも事実。そんな人のために、会場や周辺の様子、さらには行った際に役に立つ(?)飲食コーナーをゆるくお届けしていきます。
“E3 2017”公式サイト内の“SHOW INFO”にあるShow Floor Plansを見ながらだと、多少わかりやすいかもしれません。
なお、しっかりした情報を知りたい人は、先日掲載されているこちらの記事をご覧ください。
エントランスに入る前に、すでに建物にさまざまなタイトルが掲出されているのを確認できます。
最近では以前に比べると少なくなりましたが、会場の前からすでにホテルやビルの壁面に広告が出ていることもあります。
また会場の外には、“PlayStation GEAR”というSIEタイトルのグッズを購入できるショップや、バッティングを楽しめるエリアも用意されています。グッズを買おうと、初日の開場前から多くのファンが列を成していました。
扉をくぐりWest Hallに向かいます。階段を登るとホールに入る前からメーカーのブースを見ることができます。最近では、各社ブースから生放送を行っているところも多く見られます。
また、東京ゲームショウと比べるとフォトスポットが多いのも、このイベントの特徴ではないでしょうか?
West Hallに入ると、左にあるのがXSEED Gamesブース。マーベラスのタイトルをはじめ、日本国内のタイトルを扱っています。ブースではグッズの販売や、『閃乱カグラ』シリーズなどを手がける高木謙一郎爆乳プロデューサーのサイン会も行われ、ブースを囲むほどの列ができ、大盛況でした。
右側には、PCゲームやVRなどの小さめのブースがあります。それらを見つつ奥に進んでいくと赤い大きなブースがあります。Nintendo of Americaブースです。ブースでは『スーパーマリオ オデッセイ』などをプレイ可能。
TVモードで設置されているだけでなく、テーブルモード、携帯モードとして用意されているものも。また、宮本茂さんのサイン入りTシャツが当たる企画や、対戦動画の配信なども行っていました。
また、後日発売となるamiibo(アミーボ)の出展コーナーもあり、多くの人でにぎわっていました。
その向かい側には、SIEA(Sony Interactive Entertainment America)ブースが存在。こちらはデモンストレーションを見られるシアターが半分を占めていました。映像はイベントに先駆けて行われた、“PlayStation E3 Media Showcase”と同じものではなく、異なる様子を見られるものもありました。
他にも自社、他社のタイトルをプレイ可能。参加は専用のアプリで予約をする必要があるため、そこまで人であふれているということはありませんでした。
ATLUS/SEGAブースは、『龍が如く6 命の詩。』の舞台である神室町をイメージした作りに。ブースでは特性バッグを配布していることもあり、盛況でした。
他にも、『十三機兵防衛圏』の映像とフォトコーナーや、今後発売されるタイトルのコーナーも。日本タイトルが多く並んでいるブースとなっていました。
SEGA Europeブースでは、『ソニックマニア』と『ソニックフォース』をプレイ可能。世界的に人気のシリーズということで、初日から多くの人が集い、列が通路まで伸びていることを確認できました。プレイした人にはタイトルポスターがプレゼントされていました。
ブースではないのですが、報道陣向けのPress RoomはWest Hallのそばにあります。ここではWi-Fiを利用できる他、ランチタイムにはランチボックスが配布されます。さらに、ここには作業用の机やソファだけでなく、ビーズクッションがあります。作業をしている人もいるのですが、後半になると疲れから眠ってしまう人も。
West HallからSouth Hallに向かう通路にも、ポスターが貼り出されています。撮影したのが開催前なので人は少ないのですが、E3開催前や開催中は多くの人を見られます。
また、通路には自動販売機が多数ある部屋もあるので、のどが渇いた時にはどうぞ。
実は通常の通路以外に、移動式店舗・キッチンカーが並ぶ外の通路もあります。こちらでは、さまざまな店を楽しめる……のですが、屋外なので西海岸の強い日差しでかなりまぶしい&暑いです。
ロスは湿度がなくカラッとしているので、日陰に入ると涼しいのですが、それでも真昼は暑さを感じます。
さて、ここでマル秘情報をお届けします。実はWest HallからSouth Hallへの外通路だけでなく、West Hallからステイプルズ・センターのほうに向かう通路もあり、こちらにもキッチンカーがあります。West HallからSouth Hallに向かう外通路に比べると人が少ないので、落ち着いて食べられるかと。……まあ、こちらもまぶしい&暑いのですが。
キッチンカーにはスピーカーが付いています。購入した商品ができあがると、スタッフからレシートの番号や購入した商品名が読みあげられます。声の大きさは結構なボリュームなので、近くにいる場合は注意してください。
並んでいる店の中には“岡本kitchen”がありました。こちらは“Gyu Don”や“Katsu Curry Sandwich”など、日本のファーストフードのようなメニューを展開。中には“Poke Soba”や“Japan Fried Chicken Plate”など、見たことのないメニューもあり、やや気になります。
こちらがSouth Hall。ホールに入る前にもメーカーのコーナーがあります。
今回、目立っていたのは『ソニック』シリーズの体感コーナー。吊るされているリングをつかんだ人の中から抽選で、1,000ドルがプレゼントされます。つかめなくても参加すれば『ソニック』のグッズをもらえるということで、たくさんの人が挑んでいました。
また、E3グッズショップもこちらに用意されています。多数のグッズがあったのですが、初日の夕方には売り切れになるものも。
South Hallの中央にあるMicrosoftブースでは、Xbox E3 ブリーフィングで発表されたXbox One Xを展示。
また、『Forza Motorsport 7』や『CRACKDOWN3』、『SEA OF THIEVES』などをプレイできました。
『ディシディア ファイナルファンタジー NT』と『ファイナルファンタジーXIV』が目立っていたSquare Enixブース。生放送ブースの他に、『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE(ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアックエイジ)』なども出展されていました。
Capcom U.S.A.では、『モンスターハンター:ワールド』のリオレウスがユーザーを出迎えます。『Marvel vs. Capcom: Infinite(マーベル VS. カプコン:インフィニット)』のプレイアブルコーナーの横には、ウルトロンΣのフォトスポットがあります。
また、『ストリートファイター』30周年を記念してシリーズタイトルをパネルで紹介。その横には小野義徳さんのサインコーナーがあり、ファンとの交流が行われていました。
人気タイトルを多数プレイできたUbisoft。発表されたばかりの『アサシン クリード オリジンズ』や『Mario + Rabbids Kingdom Battle』、『FARCRY5』に『The Crew 2』などをさわれるということで、多くの人でにぎわっていました。
奥にあるNatsumeブースは、20周年を迎えた『牧場物語』のパッケージイラストを掲載。他にも、『熱血硬派くにおくん』シリーズも確認できました。
BANDAI NAMCO Entertainment Americaの正面には、『二ノ国II レヴァナントキングダム』が展開。その横では『PROJECT CARS 2』や『ドラゴンボール ファイターズ』を遊ぶことができました。
Bethesdaのブースでは『DOOM VFR』、『Fallout 4 VR』などに人気が集中。『THE EVIL WITHIN 2(邦題:サイコブレイク2)』と『ウルフェンシュタイン2』にも列ができていました。
『レゴ マーベル スーパー・ヒーローズ2 ザ・ゲーム』や『シャドウ・オブ・ウォー』などを出展していたWarner Bros. Interactive。ステージで『シャドウ・オブ・ウォー』が紹介されると、たくさんの人が足を止めて見ていました。
Microsoftブースの向かいにブースを構えていたActivision。『コール オブ デューティ ワールドウォーII』と『Destiny 2』がプレイアブル出展されました。
South Hallの端には、Super Soul Brosコーナーが。こちらではゲームミュージックを生演奏で楽しめました。演奏が始まると、周りのブースのメンバーがノリ出す場面を見られました。
お昼ごろになるとSouth Hallの入り口の外では、多数の人がホットドッグを販売しています。E3会場の外なのでイベントに直接関係はないかもしれませんが、人が多く集まるイベントということで、これらの店は毎回見ることができます。いいにおいに釣られて、ついつい買ってしまう人も!?
という感じで、行ったつもりになれるE3会場レポートでした。多くのソフトが発表され、出展されていたイベント。来年はどのようなイベントになるのでしょうか? 今から楽しみです。それではまた。