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2017年7月4日(火)

映画『ジョジョ ダイヤモンドは砕けない』ワールドプレミアがスイスで開催。オフィシャルレポートが到着

文:電撃オンライン

 8月4日に公開される実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』のワールドプレミアが、7月2日(現地時間)に第17回ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭で開催されました。また、本イベントのオフィシャルレポートも到着しました。

『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』

 本映画祭は、スイス、ヌーシャテルで6月30日~7月8日の期間開催されているヨーロッパを代表する映画祭です。

 『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』はインターナショナル・コンペティション部門に選出されており、ワールドプレミアとして世界の映画ファンへ向け本作が初お披露目されました。さらに、世界各地に熱狂的なファンが多い三池崇史監督とともに、海外の映画祭が初となる主演・山﨑賢人さんが参加しました。

 イベントでは、上映前の舞台挨拶と上映後のQ&Aが行われ、海外の映画祭初参加の山﨑賢人さんはフランス語で挨拶するなど、大盛況のイベントとなりました。

オフィシャルレポート(原文ママ掲載)

 現地時間7月2日、第17回ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭の公式上映イベントに、世界各地に熱狂的なファンが多い三池崇史監督とともに、海外の映画祭が初となる主演・山﨑賢人さんが参加。

 本映画祭は、スイス、ヌーシャテルで6月30日から7月8日まで開催されているヨーロッパを代表する映画祭。本作は同映画祭のインターナショナル・コンペティション部門に選出されており、7月8日に結果が発表されます。

 今年2017年は、イギリス、フランス、スペイン、ドイツ、アメリカなどを含む9カ国から約300名のプレスが参加。また、仗助のコスプレをした人もいるなど、現地ファンも本作の公式上映を心待ちにしている様子で、当日は満席で、さらに立ち見の人や空席待ちの人がでるほど高い注目を集めていました。

 500人収容の会場での公式上映を前に、三池監督は「どう楽しんでもらえるのかを一緒に楽しめたら。もう、お客さんのものですからね、わざわざ『ジョジョ』をみにきてくださる人たちがどんな人たちなのか、勇気をくれる人たちだと信じています」と意気込みを語りました。

 山﨑さんは初の映画祭ということもあり、緊張の面持ちで「海外の人たちが『ジョジョ』をみてどういう反応をみせるのか気になりますし、その中で一緒に映画を観られるのは貴重な体験だと思うので、自分も楽しみながら最高のキャストと最高のスタッフで作りあげた三池監督の『ジョジョ』ワールドを皆さんに楽しんでもらえたらと思います」と作品のできに自信をみせました。

 最初、上映前に現地ファンの前に登場した山﨑さんと三池監督は観客から大歓声で迎えられました。三池監督は「今朝、ホテルで目が覚めて、窓の外を見ると人が誰もいなくて、夜、お客さんが来てくれるか不安でしたが、こうして多くのお客さんに来ていただけてほっとしています」と心境を語り、本作の初披露の場でもあったことから「日本でもお客さんの前では披露しておらず、世界で初めて皆さんに完成した本作を観ていただくので、楽しんでもらえること心から祈っています」とコメント。

 山﨑さんは監督から“ジョジョ”と紹介されると観客からの盛大な拍手に手を振って応え「こんばんは、山﨑賢人です。『ジョジョの奇妙な冒険』を見てもらえることにとても興奮しています。ヌーシャテルの皆さんを愛しています」と流暢なフランス語でコメントし、再びファンから盛大な拍手が巻き起こりました。

『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』

 現地ファンとともに本作を鑑賞した山﨑さんと三池監督。映画の上映が終わると自然と拍手が巻き起こり「トレビアン」の声が! そのままスタンディングオベーションに。その様子に、山﨑さんと三池監督ががっちりと握手をするシーンもあり、山﨑さんは初の体験に興奮した様子で、笑顔で現地ファンの歓声に応えていました。

 その後、熱気が冷めやらぬまま行われた上映後Q&A。現地ファンから撮影で一番大変だったことについて聞かれると、山﨑さんは「スタンドを出す、スタンドで戦うこと」と語り、それを受け三池監督は「CGIの予算に限りがあったので、彼には自力でスタンドを出してもらいました」と早速、冗談を交えて回答。

 さらに、初めてお客さんに披露した心境を聞かれた三池監督は「よく漫画のことを知っている人がいて、それぞれリアクションが違って非常に楽しかったです。でも、観終わって皆さんの笑顔を見てほんとに助かりますし、救いになります」と上映後のお客さんの反応に満足している様子でした。

 また、「実際の撮影はスペインのシッチェスで行ったので、日本にいってもロケ場所をみつけられないので注意してください」とお客さんに注意を促す場面も。

 次に『ジョジョ』を映画化した理由についての質問が飛び出すと「長い間、荒木先生が連載をされており、現在1億部を超えています。誰にも実写化できないと言われ、何年も前からさまざまな人が実写化に挑戦したがなかなか実現しなかった。そして、今回、山﨑賢人さんという俳優が登場し、勇気をもって映画化しました」と映画の制作秘話を明かし、さらに続編について聞かれると「続編ができるかどうかは、はじめて観た皆さんがおもしろかったと世界へ向けて発信してくれるかにかかっています」とお客さんへ本作のPRを促していました。

『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』

 また、映画化前に原作を読んでいたかという質問に対して山﨑さんが「正直言いますと、『ジョジョ』は出演が決まるまでは読んでいなかったのですが、(出演が決定してから)読んで大ファンになりました!」と答えると、再び客席から歓声が上がり、続いて仗助というキャラクターについて聞かれると、「仗助に対してはすごくあこれる部分がありますね。自分自身がなかなかできないようなことをやってくれるので、カッコいいキャラクターだなと思います」と自身が演じたキャラクターへの想いを語りました。

 MCから最後の質問ですというアナウンスがあると、お客さんから残念がる声がでるなど、惜しまれながらもイベントは終了。

 イベント後、感想を聞かれた三池監督は「ぐったりと疲れたけど楽しめた。映画を真剣に観てくれて、真剣に楽しんでくれたのが伝わってきました」と現地ファンの反応に喜びを見せ、山﨑さんは「いい経験ができ、感動しました」と感無量の様子で「日本とはお客さんの感覚が違いますが、今回そのお客さんたちと一緒に観ることができていい経験になりました。スタンディングオベーションはうれしかったですね」と初の海外映画祭を非常に楽しめた様子でした。

 本作を鑑賞したファンは「三池監督の作品を見るのは初めてです。僕は『ジョジョ』の大ファンで、原作マンガもアニメも好きですが、映画もとてもよくできていて素晴らしいと思います!」と本作を大絶賛。

 原作を知らないファンからも「僕はマンガを読んだことがなかったのですが、とても驚きました。すごくいい映画でしたね。アクションも美術や音楽もすごいと思いました。素晴らしい映画ですね」と完全に本作に魅了された様子でした。

 「アニメ版もよく見ていましたが、このような映画になりとてもうれしいです。俳優、音楽、アクションもよく大好きです!本当に気にいりました!」と興奮気味に語る女性の姿も!

 さらに主演の山﨑さんに関しても、「パンチを出す時の怒りの表情などがとても豊かでよかったです。彼はとてもよい仕事をしていましたね。とても楽しめました」と太鼓判をおしていました。

 日本での上映を前に海外で行われたワールドプレミアは現地ファンも大満足の様子で、イベントは大盛況のまま終了しました。海外のファンに認められ、これを機に『ジョジョ』が日本だけでなく、世界の注目をより一層集めることは間違いありません!

■『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』作品情報
【公開】8月4日
【スタッフ(敬称略)】
・原作:荒木飛呂彦
・監督:三池崇史
・配給:東宝/ワーナー・ブラザース映画
【出演(敬称略)】
・山﨑賢人
・神木隆之介
・小松菜奈
・岡田将生
・新田真剣佑
・観月ありさ
・國村隼
・山田孝之
・伊勢谷友介

(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会
(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

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