2017年7月13日(木)
スクウェア・エニックスは、7月13日に発売するPS4『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE(ファイナルファンタジー XII ザ ゾディアックエイジ)』の新情報を公開しました。
本作は、同シリーズの12作目をベースに、ゲームデザインを再構築&システムを追加した『FINAL FANTASY XII INTERNATIONAL ZODIAC JOB SYSTEM』をHD化したもの。
公開されたのは、収録されている“トライアルモード”について。あわせて、“強くてニューゲーム”や“弱くてニューゲーム”の情報、さらに本作のゲームシステムについて、改めて明らかになりました。
“トライアルモード”とは、本編で育てたキャラクターやアイテムを駆使して全100ステージに及ぶ強敵たちと連戦する、バトルに特化したモード。
登場する敵の強さや編成は本編とは異なり、中には意外なキャラクターが敵として登場することもあるようです。
各ステージをクリアした時点での残りHPやMP、ステータス効果などが次のステージへ引き継がれるため、ステージごとに攻略法を考えて、残りのHPやアイテム数を考えるという、スリリングなバトルが展開していきます。
ガンビットバトルの醍醐味である“戦術を考える楽しさ、その戦術が狙いどおりにいった時の爽快感”を味わえるモードとのことです。
トライアルモードでは本編のボスに加えて、フィールドに登場するモンスター、モブの数々、さらに召喚獣たちが再び敵として登場します。
また、オートセーブ機能を搭載しているため、トライアルモードの途中でゲームオーバーになっても直前からやり直すことができ、腰を据えて作戦を練り、挑めます。
『FF12』で最大のHPを誇るヤズマット。『FF』シリーズの中でも屈指の強さを誇っています。
本編でプレイヤーを戦慄させた難敵・精霊が、徒党を組んで立ちはだかることも。強力な魔法に対応できる装備で挑んでみては?
終盤のダンジョンである“リドルアナ大灯台”で出現するボスが同時に5体出現。それぞれが強敵なため、倒す順番を考える必要がありそうです。
HPが少なくなってくると多くの攻撃を無効化するようになる“トリックスター”に加えて、各種チョコボたちとの戦闘も。持久戦にならないように戦略を立てましょう。
フィールドに特殊空間が展開され、アイテムの使用ができない状態での戦闘。MPが尽きると回復手段がなくなるので、短期戦を想定したパーティーがオススメ。
一定時間でキャラクターを戦闘不能にさせる“死の宣告”やMPを0にする“無の指先”などを多用してくる敵。トライアルモードでは道中アイテムの補充はできないため、アイテムを多く消費しないような戦略を立てましょう。
複数の状態異常にかける“とてもくさい息”を使うキャロットとヴィヴィアン。状態異常耐性を装備で整えましょう。
クランメンバーとして共闘してくれたバンガ族のモーニも、戦う相手として登場。初めて相手をするため、どう戦うかはプレイヤー次第です。
本編では戦うことのなかった港町バーフォンハイムの海賊一家。海賊の特異な戦術を分析しつつ、対応策を見つけましょう。
トライアルモードでは、本編で1回しか戦えないボスやレアモンスターともう一度戦える機会でもあります。トライアルモードで入手したアイテムは、本編に持ち帰ることができるので、貴重なアイテムを持った敵には“盗む”などで収集しましょう。
持ち帰るとトライアルモードはSTAGE1からやり直しとなりますが、本編への大きな助力となるとともに、新たにトライアルモードに挑んだ時に強力な武器を活用することができます。
本編では入手機会が一度しかないレアなアイテムの“マサムネ”や“源氏の鎧”。入手した後に、本編へと持ち帰って、このSTAGEに再度来ることを繰り返せば、パーティー全員に“源氏”シリーズを装備させることも可能です。
トライアルでエクスカリバーを入手することで、より強化したパーティーメンバーでバトルに挑めます。
本作はトロフィー機能も搭載。トライアルモードをクリアすることで達成できる項目もあるようです。
ストーリー本編やトライアルモードをクリアすると、“強くてニューゲーム”と“弱くてニューゲーム”といった、新しいニューゲームのモードが選択できるようになります。
ストーリー本編をクリアすることで選択可能になるモード。登場するキャラクターのレベルがすべて90の状態からスタートできるので、1週目で倒せなかったモブや召喚獣、トライアルモードに挑戦するなど、やり込みを快適に楽しむことができます。
モブや召喚獣など、やりこみ要素は多いため、やり残したことがあれば選んで、トライしていきましょう。
トライアルモードをクリアすることで選択可能になるモードです。このモードではキャラクターのレベルが初期レベルで固定され、敵を倒しても経験値を得ることができません。
ただしライセンスポイント(LP)だけは得られるため、ジョブとライセンスの組み合わせが重要になるようです。特に本作ではジョブを最大2つまで選べるため、ライセンスやガンビットの構成次第で、新しい攻略法を見つける楽しみがあります。
レベルが上がらないため、ステータスアップなどのライセンスをうまく活用することが大切です。
装備でもHPやMPなどのパラメーターを上げることが可能。
キャラクターや敵のレベルにかかわらず、ダメージを与えられる武器や技も存在。初期レベルのキャラクターのまま、どのようにして戦うかを考えて、パーティメンバーを育成しましょう。
シカリはHPアップのライセンスが多いため、魔道士系のジョブに組み合わせることで、戦闘不能になりずらい魔道士を育成できます。
弱くてニューゲームのデータからトライアルモードを始めることで、本作で最大難易度の試練にチャレンジすることができます。初期レベルでトライアルモードに出現する屈指の強敵を倒すことは至難の業ですが、綿密な下準備と対策をすればクリアも……不可能ではない!?
メンバーの最大HPが低いので、普通に挑むとすぐに倒れてしまいます。しかし対策次第ではダメージをいなして、突破することも可能です。
本モードでは、かかった時間が計測されています。トライアルモードをクリアしたら、タイムアタックにも挑んでみては?
それはイヴァリースと呼ばれる世界の物語。
強大な軍事国家アルケイディア帝国の侵略でダルマスカ王国が滅亡した戦争から、2年……
戦禍に家族を奪われた少年“ヴァン”は、帝国に占領された街でたくましく生きながらも空賊となって大空を駆ける自由に憧れていた。
王家で唯一生き残った王女“アーシェ”は、ひそかに解放軍を率いて祖国の再興をめざし、帝国への復讐こそが義務だと誓っていた。
戦乱の時代に出会った彼らの願いと希望が、人々の運命を結び、そして国々の命運をも変えていく。
本作では、ナイト、モンク、赤魔戦士、ウーランといった12種類のジョブの中から、1キャラクターにつき2種類のジョブを自由に組み合わせて育成していきます。
ジョブごとに装備できる武具、使用できる魔法や技などの能力が異なるため、ジョブを組み合わせて短所を補ったり、魔法攻撃に特化した組み合わせにしたりと、プレイヤーの組み合わせ次第で性能や戦略に差が出る育成を楽しめます。
●ジョブの種類と特徴
白魔道士:回復やサポートが得意
ウーラン:槍による攻撃が得意
機工士:銃による攻撃が得意
赤魔戦士:緑魔法と裏魔法をあやつる
ナイト:剣と盾をあつかう戦士
モンク:素手による攻撃が得意
時空魔戦士:時間と空間をあやつる
ブレイカー:斧による強力な一撃を繰り出す
弓使い:弓による中距離からの攻撃が得意
黒魔道士:攻撃魔法が得意
もののふ:刀による連撃が得意
シカリ:ダガーや軽装備の防具で身軽に戦う
ライセンスボード上で“Lボードプラス”を修得すると、2つめのジョブが選択可能に。選んだジョブの組み合わせと、ライセンスボードで何を修得させていくか次第で自分だけのキャラクターに成長します。
ジョブの組み合わせによっては、強力な武器で敵単体への物理攻撃を行いながら、上級魔法で敵全体へ大ダメージを与えることも可能です。
“ライセンス”とは、戦いで必要なあらゆる技術に用意されている資格のこと。すべての武器や防具、魔法やわざなどは、それらに対応するライセンスを習得することで使用できるようになります。
ライセンスはライセンスボード上から“ライセンスポイント(LP)”と引き換えに習得することが可能。LPとは、敵を倒すことで経験値とともに入手することができるポイントです。
ライセンスにはさまざまな種類があり、プレイヤーがどの資格を習得するかという、自由な育成を楽しめます。
武器:17種類の異なる特徴を持ったものがあります。強力な近接攻撃ができる剣や槍、距離を取って攻撃できる弓や銃、魔法の効果を高めるロッドや杖などがあります。
防具:装備することで防御力が上がるだけでなく、HPや筋力が上昇する“軽装備”、“重装備”、MPや魔力が上昇する“魔装備”があります。
アクセサリ:装備することで戦いを有利にする追加効果や、ステータス異常の耐性といった効果を得ることができます。
魔法:攻撃魔法を主体とする“黒魔法”や、回復を主体とする“白魔法”などをはじめ、さまざまな種類の魔法があります。
わざ:敵の攻撃力や防御力を下げるものや、所持しているお金(ギル)で攻撃する“銭投げ”など、MPを消費せずに特殊なアクションを行えます。
ステータス上昇:最大HPアップ、“たたかう”や“魔法”の威力アップ、魔法での消費MPカットなど、習得するだけで効果が発揮されます。
薬の知識:ポーションやエーテルなどの回復量がアップしたり、万能薬の効果がより強力になったりします。
12種類のジョブが用意され、選択したジョブのライセンスボードの中でライセンスを習得していきます。ジョブは最大2種類選択できるため、1人のキャラクターがライセンスボードを同時に2つ持てます。
どのジョブを選択するか、どのライセンスをどの順で習得するかでキャラクターの育ち方が大きく変わります。
ライセンスボードは互いにリンクしていて、2つのライセンスボードに共通するライセンスを習得した場合、両方のライセンスボードのライセンスが埋まります。これを利用すると思いがけないライセンス箇所が選択可能になることもあります。
ADBとは時間と空間の概念が組み込まれた本作独自のバトルシステムです。時間と空間はバトルに大きく影響を与えます。
バトルメンバーや敵との距離が戦闘に影響し、遠すぎるとアクションを実行できなくなることがあります。行動ごとに有効な距離が決まっていて、例えば同じ“たたかう”というアクションでも剣より弓や銃の方が遠くから攻撃できます。
またすべてのアクションはキャラクターの“スピード”に影響されます。同じ行動をとっても、キャラクターによって速さに差が出るため、どのキャラクターに何を優先させるかが重要です。
フィールド上に存在する敵がこちらを認識するか、敵に何らかのアクションを仕掛けるとそのままバトルになります。地形や敵の配置を視認しながら、どのようにフィールド探索するか、リアルタイムで判断して進める緊張感を味わえます。
“ガンビット”とは、プレイヤーがカスタマイズした作戦指示に従い、バトル中のメンバーが行動するシステム。ガンビットを設定することで、リアルタイムに繰り広げられるADBの進行を妨げることなく、臨場感溢れるバトルが展開していきます。
ガンビットは対象となる相手を指定する“ターゲット”と、その対象に対する行動“アクション”の2つをセットすることで、1つのコマンドになります。
ターゲットに関するガンビットは、自分やバトルメンバー、敵といった分類
以外にも“HP<70%の味方”といった状況に応じたものも存在します。これらは街のガンビット屋で購入することができます。一度入手すればすべてのバトルメンバーがそのターゲットを設定可能。
アクションにはバトルの基本となる“たたかう”や入手した魔法、わざの他各種アイテムなどを指定することができます。
2つのジョブを組み合わせることで“ガンビット”の戦術がさらに広がります。
例えば、ナイトと黒魔道士のジョブで通常は剣による攻撃を主体としているキャラクターが、武器攻撃に耐性のある敵に囲まれた際、すかさず強力な魔法を繰り出して窮地を脱するといったプレイが可能になります。
“ガンビット”は設定された各行動を上から優先的に実行していきます。盾を装備できるナイトが囮になりつつ強力な剣で攻撃し、さらに状況に応じて強力な黒魔法で攻撃する、といった戦術も可能です。
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