ふと帰り道にあるBARに立ち寄ったアナタは、店のマスター「都竹尚之」と出会う。
　店の雰囲気と年の近い尚之に親しみを覚えたアナタ。
　以降何度も店を訪れ、尚之と『常連とマスター』として程よい距離感で交流を深める。

　受け持っていた仕事がひと段落したある日の深夜、アナタは久しぶりにBARに立ち寄ったが、既に営業時間が過ぎていた。
　常連へのサービスとして「ワーカーホリック同士、乾杯しましょう」と、快く迎え入れる尚之。
　閉店後の店内で初めて二人きりの時間を過ごす事になる。
　最初は仕事漬けの互いを労いながらお酒を飲んでいたが、その内話題は恋愛の話に……。
　久しく恋愛と縁のない生活を送っていたアナタは、冗談交じりに「恋愛過程を抜きに支えてくれる相手が欲しい」と口にする。
　その様子に自分との類似点を感じた尚之は、後日、アナタに『ある関係』を持ちかけた。

　「試しても良いと思うなら、この手を取ってください」

　こうして、尚之という精神安定剤（トランキライザー）を手に入れたアナタ。
　『理想の関係』の先に待っているのは――