2017年8月18日(金)
『World of Tanks Console』大型アップデートで追加される新モード『War Stories』の情報が判明
Wargamingは、PS4/Xbox ONE/Xbox 360用ゲーム『World of Tanks Console(以下、WoTC)』についての大型アップデート情報を明らかにしました。
本作は、総計1,200万ダウンロード、最大15対15のオンライン対戦と8ヵ国465車両の戦車が基本無料で楽しめるオンライン対戦ゲームです。そんな本作の大型アップデートでは、PVE形式で多種多様なストーリーに挑めるモード『World of Tanks:War Stories(以下、War Stories)』が追加されます。
映像:Welcome to War Stories
8月22日より楽しむことができるこのモードでは、歴史に名を刻んだ数々の激戦から、誰もが一度は思い描いた架空戦記の一幕、唖然とするしかない摩訶不思議な戦場まで、数々の物語が登場を予定しているとのこと。
また『War Stories』は物語を追いかけることだけでなく、ゲームに慣れるためにも役立つモードとなっています。対戦相手はCPUだけとなるため、なかなかランダム戦で勝てない時などに、動きを確認したり自分のプレイをより磨いたりするためにもうってつけと言えそうです。
もう少し深く、『War Stories』について紹介していきましょう。『War Stories』の各ミッションは、専用の音声入りコミックムービーから開始します。各キャンペーンは3つのミッションで構成されており、マップ上にあるピックアップポイントではアイテムを補充できます。
『War Stories』には、専用の音楽が用意されます。この音楽は、『Fallout3』『Fallout4』『Dragon Age』『EverQuest』などの音楽を手掛けたInonZur氏が手掛けています。
各キャンペーンは、15対15の戦闘だけではなく、ボス戦や、異なった目的を達成する必要があるとのことです。さらに、『WoTC』の特徴のひとつである天候変化も発生する模様です。
8月22日の『War Stories』実装時には、2つのキャンペーンがプレイ可能となります。1つは、ルーマニアの戦いをベースとした入門用のキャンペーン“Brothers in Armor”。もう1つは、ベルリン郊外での戦闘をコンセプトとしたifストーリーのキャンペーン“Flashpoint Berlin”です。
“Brothers in Armor”
レンドリースされたM4 Shermanを使用しているソ連戦車兵部隊が、ドイツ車輌と遭遇。ソ連戦車兵の訓練を担当している、アメリカの戦車長として戦闘に参加します。
“Flashpoint Berlin”
イギリス戦車師団の1人として、ベルリン郊外でソ連戦車との戦闘に参加します。このキャンペーンでは、プレイヤーを待ち受ける驚愕の展開が用意されているとのことですが……?
『War Stories』はストーリーを楽しんだだけで終わりというモードではありません。ストーリーモードをクリアすることで、より多くの報酬を得られるチャレンジモードが開放されます。ストーリーモードでは使用車両が限定されていますが、チャレンジモードではプレイヤーの所持している全車輌でプレイが可能になる模様です。
この『War Stories』の実装や仕様について、8月3日に開催されたプレスカンファレンスに出席した斎藤智大氏(ウォーゲーミング・ジャパン パブリッシング・アジアパシフィックプロデューサー)とDarold Higa氏(ウォーゲーミング・シカゴ・ボルチモア事業所シニアゲームデザイナー)は以下のように経緯を説明しています。カンファレンスで行われた質疑応答とあわせてご覧ください。
――『War Stories』はどのようにして生まれたのでしょうか?
2016年に『WoTC』はオンライン対戦を楽しむために、ゲームに慣れるためのモードとして初心者向けのPvEミッションを導入しました。これが好評を博し、今度はテーマを持ったPvEミッションが実装されました。こちらも大きな反響を呼び、プレイヤーの中にはずっとこのPvEだけプレイしたいとおっしゃる方もいました。多くの声を受け、数々の試行錯誤を繰り返し、誰にでも楽しんでいただけるモード、『War Stories』は誕生したのです。
――どうしてCoOpに?
2017年4月にCoOp可能なPvEを実装したのですが、このミッションに参加したプレイヤーの70%がCoOpでのプレイを選んでいました。『WoT』の醍醐味のひとつでもある友だちと一緒に遊ぶプレイスタイル。それを『War Stories』でも実現すべく、CoOp実装の運びとなりました。
――なぜ歴史改変戦記をベースにしたのか
以前私たちは、『WoTC』のプレイヤーと、コンソール機器をもっているが『WoTC』をプレイしたことがないプレイヤーを対象としたフォーカステストを行いました。その結果、共通して支持を得ていたのが歴史改変戦記というジャンルです。これを基に、より多くの方が楽しめるストーリーを作るといううえでベースへと組みこみました。
――今後も『War Stories』のキャンペーンは増える? その際にテーマは何になる?
『War Stories』に対するプレイヤーの関心と期待値はとても高いと私たちは考えています。史実をテーマにした物はもちろん、歴史改変やファンタジーなど様々なジャンルのストーリーを作っていきたいと考えています。
ファンタジーの例としては、過去に行った月や火星を戦場としたキャンペーンは、多くのプレイヤーから支持を集めました。
――ストーリーは翻訳されますか?
はい。ローカライズされます。現時点ではテキストのみを予定しています。ボイスナレーションにフキダシで日本語が表示されるスタイルです。
――コラボレーションの予定は?
現状では未定ですが、将来やっていければとは考えています。
――PvEは、PvPに対して報酬がよくありませんが、そのあたりはどう考えていますか?
大きな差は入れたくないと考えているます。ミッションや目的はプレイを繰り返すことで変わっていきますし、難易度でも異なります。
――ストーリー追加の間隔や数については?
現在は4つ作る予定となっています。あまり遠く離さないイメージで随時ストーリーを追加したいと考えています。
――残り2つのストーリーは?
後ほど共有するアセットにディテールを追加するので、予想がつくかと思う。
――ユーザーの要望を受ける予定は?
現時点では言えませんが、8月22日からのGamesComで詳細を明らかにしたいと考えています。
――『War Stories』の追加でプレミアム戦車販売の予定は?
予定しています。キャンペーンやイベントがあるかもしれません。
(C) Wargaming.net
データ
- ▼『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』
- ■運営:ウォーゲーミングジャパン
- ■対応機種:PS4
- ■ジャンル:アクション
- ■サービス開始日:2016年1月16日
- ■料金:基本無料/アイテム課金
- ▼『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』
- ■運営:ウォーゲーミングジャパン
- ■対応機種:Xbox 360
- ■ジャンル:アクション
- ■サービス開始日:2014年1月31日
- ■料金:基本無料/アイテム課金
- ▼『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』
- ■運営:ウォーゲーミングジャパン
- ■対応機種:Xbox 360
- ■ジャンル:アクション
- ■サービス開始日:2015年7月28日
- ■料金:基本無料/アイテム課金