2017年8月29日(火)
106の国から35万人が参加したgamescom(ゲームズコム)レポ。コンシューマメーカーをゆるっと紹介
ドイツのケルンで、現地時間8月22日~26日に開催されているコンピュータゲームの見本市“gamescom(ゲームズコム) 2017”。その会場の様子をレポートします。
“gamescom”は、欧州最大規模のゲームイベント。ドイツのみならず、近隣の国から多くの参加者が集い、好評を博しています。
ただ、開催場所が日本から遠いということもあり、なかなか行き難いのも事実。行きたいと興味を持っている人や、諦めている人のために、コンシューマメーカーのブースの様子をゆるくお届けしていきます。
▲画像は2016年度のものですが、構造は変わっていません。 |
ホールの様子を紹介する前に、会場全体の配置を軽くお伝えします。画像がマップとなるわけですが、このうち紫の1~4ホールがビジネスエリア、黄色の5ホールが購買エリア、水色の6~10ホールが最新ゲームタイトルなどを遊べるエンターテインメントエリア、そして10ホールの一部を使った黄緑のエリアは家族が遊べる要素が設けられたファミリー&フレンドエリアとなっています。
それぞれのホールは、幕張メッセの3ホールほどの大きさがあります。さらに2~5、10ホールは1Fと2Fの上下階層になっているため、構造と各ホールのつながりを把握する必要はあるのですが、困ったら中央の連絡通路に出てしまえばいいという構造になっています。
初日に全ホールをぶらっと見たのですが、その大きさにへとへとになりました。ちなみにこの日の万歩計は2万を越えていましたね。
ホール6
Electronic Arts
ブースに入り、まず目に飛び込んでくるのは『Need for Speed Payback』のオブジェ。車が飛び上がる直前と、下りる瞬間が再現されています。それぞれの場所にプレイエリアが存在。
『バトルフィールド1』を抜けて、奥のステージ横には『スター・ウォーズ バトルフロント2』を用意。こちらもスペースは2箇所あり、それぞれに多くの台があるのを確認できました。
BANDAI NAMCO Entertainment
もっとも大きなスペースをとっていたのは、『PROJECT CARS 2』。中には、3枚のモニターとハンドルコントローラで操作できるものも。
他には『ドラゴンボール ファイターズ』、『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』、『ソードアート・オンライン フェイタル・バレット』、『LITTLE NIGHTMARES』『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』、『二ノ国II レヴァナントキングダム』が出展されていました。
さらにブース近辺には、東京ゲームショウでも活躍していた充電ムスメの姿が! もし電池がなくなりそうになった際にはぜひ!!
UBISOFT
『アサシン クリード オリジンズ』をはじめ、『FARCRY5』や『Mario + Rabbids Kingdom Battle』などで盛況だったブース。
DLCが配信となる『レインボーシックス シージ』に加えて、『アサシンクリード』歴代キャラの衣装展示もあり、多くの人が撮影したり眺めたりしていました。
KONAMI Digital Entertainment
出展されていたのは『ウイニングイレブン 2018』と『Metal Gear Survive(メタルギア サヴァイヴ)』 の2タイトル。一般デーには壇上ではイベントや試合が行われていました。
ホール7
Blizzard Entertainment
ホール7の半分を使い、さまざまなタイトルのプレイスペースが確保されていました。中でも人気の『オーバーウォッチ』はPS4とPCをあわせて、200台近くが並んでいたと思われます。
展示物も多いうえに、ステージでは『Hearthstone(ハースストーン)』、『ウォークラフト』、『ヒーロー・オブ・ザ・ストーム』、『スタークラフト』など出展タイトルを使った対戦が行われていて、とにかく人であふれていたという印象です。
Sony Interactive Entertainment
さまざまなタイトルをプレイできた、SIEブース。『デトロイト ビカム ヒューマン』、『アンチャーテッド 古代神の秘宝』は、一般デーにはブースの回りに多数の人が列を成していました。
他にも『Marvel vs. Capcom: Infinite(マーベル VS. カプコン:インフィニット)』、『モンスターハンター:ワールド』、『コール オブ デューティ ワールドウォーII』、『Destiny 2』を出展。『グランツーリスモSPORT』コーナーには、プレイにあわせて振動する豪華なプレイを楽しめるマシンも設置され、評判でした。
ホール8
Microsoft
『Forza Motorsport 7』や『CRACKDOWN3』、『SEA OF THIEVES』を確認できたMicrosoftブース。さらに、話題のアクションゲーム『CUPHEAD』をプレイできました。
Wargaming
新作タイトル『Total War: ARENA』を中心に展開。また『World of Tanks』の新モードや『World of Warships』新コンテンツ、『World of Tanks Console』のゲームプレイが行われました。
さらにブースでは椅子として使える段ボールを配布。いろいろな人がいろいろな場所で活用しているのを見られました。
CD Projekt RED
シングルプレイキャンペーンやコンテンツロードマップなど、新情報が公開された『グウェント』。ステージではさまざまなバトルが行われていた他、キャラクターのコスプレイヤーも集い、盛り上がりを感じられました。
THQ Nordic
THQ Nordicは、話題の新作『Biomutant』、『ELEX』などを出展。特に『Biomutant』はブースの外からも多数の人がプレイを観ていて、注目度の高さがうかがえました。
Activision Blizzard Entertainment
こちらのブースでは『Destiny 2』のみがプレイアブル出展されました。
ホール9
Nintendo
ブースで一番人気だったのは発売を控えた『スーパーマリオ オデッセイ』。他には、『ファイアーエムブレム無双』、『ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT DX』、『メトロイド サムスリターンズ』、3DSタイトルが並んでいました。
Warner Bros. Entertainment
『シャドウ・オブ・ウォー』コーナーと、『レゴ』シリーズでわかれていたWarner Bros. Entertainment。
『シャドウ・オブ・ウォー』はフォトスポットに加えて、オークが闊歩しています。醜悪な見た目を再現しているため、振り向いて目の前にいた時には、思わずに声が出そうに!
Square Enix
Square Enixコーナーは、『ディシディア ファイナルファンタジー NT』と『Life Is Strange:Before the Storm』がにぎわっていました。逆側には、『ファイナルファンタジーXIV』のコーナーも存在。
さらに、フードコーナーとコラボした“EORZEA GRILL”を展開。机にはイラストがデザインされ、多くの人が写真を撮っていました。
また、ホール9に向かう通路のエスカレーターの手すり部分には告知があり、展開していることが一目でわかりました。
Deep Silver
海外での発売を目前に控えた『ARK:Survival Evolved』が一番目立っていたDeep Silver。他にも、『F1』シリーズ最新作やセガゲームスの『ソニックフォース』、『龍が如く6 命の詩。』も出展されていました。
春すぎに開催された“Electronic Entertainment Expo 2017(E3 2017)”はシアター出展も多かったのですが、今回行われていた“gamescom 2017”は体験ブースばかり。また、発売後のタイトルでも追加要素がある場合、コーナーを設けているメーカーが多く、さらにそのコーナーにしっかり人が入っているのが印象的でした。
どのコーナーもとにかく活気があり、人であふれていた“gamescom 2017”。今年は106の国から35万人が来訪したとのこと。来年2018年8月21~25日には次回開催が予定されています。どのようなタイトルが出展されるのか、期待しておきましょう。