2017年8月31日(木)
ゲームズコム会場のフードメニューレポート。電撃取材陣の食事メニューもゆるっと紹介
ドイツのケルンで、現地時間8月22日~26日に開催されていたコンピュータゲームの見本市“gamescom(ゲームズコム) 2017”。その会場の様子をレポートします。
“gamescom”は、欧州最大規模のゲームイベント。ドイツのみならず、近隣の国から多くの参加者が集い、好評を博しています。
会場のホールとホールの間には、スペースがあり、そこでは食べ物や飲み物を売っている他、持ってきた弁当を食べたり、喫煙したりしています。
今回は、会場で食べられたメニューから一部を紹介していきます。また、その後にはドイツで見たパン屋の様子、さらに取材後の夕飯についてレポートします。
ホールで購入可能なメニューの一部
いろいろな場所に店舗があるのですが、中には同じ店が違う場所に出店していることも。なお、店によってオーダーの仕方はバラバラで、先に会計をすませてレシートを見せてメニューを受け取るパターンもあれば、商品と引き換えに会計するところもありました。
初日に食べたのは“China Express”の『China Pfanne』。戻ってきて訳したのですが、「中国のフライパン」という意味だそうです。見た目と商品名通り、焼きそばのようなものです。
ちなみに前にいた学生っぽい子が「ベジタリアンなんだけど、どれがいい?」と聞いていたの対して、店員さんはこちらをすすめていました。
火を入れすぎているのか、ちょっとばさついた感じ。とりあえず飲み物が欲しくなりますね。あと、味も見た目よりは薄め。おいてあった調味料やケチャップを入れている人が目立ちました。
こちらは、『アンチャーテッド 古代神の秘宝』のコラボメニューの『タンドリーバターチキン』。軽く味の付けられたライスの上に、少しからめのチキン、フライドオニオン、サワークリーム、香草が散らされています。
見た目の盛り付けがおいしそうなだけでなく、からさがあるのにからすぎないチキン、マイルドにするサワークリームがマッチし絶妙。値段は7.5ユーロだったのですが、むしろ他のメニューに比べると安いとすら思いました。国内で食べられるなら通ってもいいと思う味でしたね。
こちらは、いわゆるポテトフライ。前日に街を歩いた際には、何店舗か見かけたので、ポピュラーのようです。大きさを注文したあとに、上からかけるソースをオーダーします。こちらはカレーソースです。他にも、サワーやチリ、ケチャップやチーズがありました。
これで一番小さいサイズですが、食べ応えはあります。
文字と店の写真で食べてみたいと思ったクレープ。ところが、店の前でまったくメニューが読めず、とりあえず一番高いものを頼みました。全部入りみたいな感じだろうと。
見た目はとにかくシンプルなクレープという感じ。食べてみたところ……干したバナナとアーモンド、そしてリキュールがかなりタップリ出てきました。リキュールは香り付けのアルコールが弱いものかと思いきや普通にお酒で、正直驚きましたね。
ちなみに頼んだ、Marzipan,Mandel & Amarettoを訳すと、アーモンドのクレープ、アーモンド&リキュール味といったところ。アーモンド、入りすぎぃ!
こちらはフローズンヨーグルトになります。日本のフローズンヨーグルトはその名の通り、ヨーグルトを凍らせたものですが、食べたこのメニューはほぼバニラアイスですね。そこにフルーツをお姉さんがタップリ入れてくれました。
ところが、入っているフルーツが巨峰、マスカット、スイカ、パイナップル……種と皮が多いものばかり! いや、おいしいんですが、食べていると種がガリバリ、皮がヌチャネチャするんですよ。もともとブドウは皮も種も食べないタイプですし、スイカも種を出すので個人的にはちょっと合いませんでした。
こちらはわりと売れていたお店のチーズバーガー。バンズの下にはピクルスもあり、レタスも割と入っていますし、ハンバーグも厚め。しっかり肉らしいハンバーガーで、かみごたえがあります。肉汁が詰まっているというよりも、肉そのものを味わっているような力強さがありました。
イベント価格ということでややお高めですが、味はいいハンバーガーでした。
ボイルしたソーセージの上からチーズを乗せたホットドッグ。ちなみに玉ねぎのみじん切りやオニオンチップ、ピクルスは横に置いてあり、自由にトッピングできます。
ゆでてあるため、パリッと皮の食感を楽しんだ後に、肉の香りがそこからあふれてきます。やや味付けはシンプルなので、ケチャップやマスタードで仕上げるタイプでした。
一方、こちらはしっかりとグリルしたホットドッグ……ソーセージが大きすぎますね! パンに比べて3倍の長さもありそう。
味はこしょうがきいているうえに濃い目。何もつけなくてもいけます。あと、暑い日にはビールが進みそうです。いや、涼しい日でもうまそうですが! こちらの店はグリルしたソーセージやポテトも売っていて、そちらも量は多かったです。
ドイツといえばパンも欠かせない!
ドイツのケルン・ボン空港に到着するや、パン屋がお出迎え。そう、ドイツはパン屋も多いことで有名です。一説によると世界でもっともパンの種類が多いとか。
ちょっと店に入ってみると、さまざまなパンがずらり。最近は日本国内でも人気が増しつつあるドイツパンですが、せっかくの本場ということで食べてみることにしました。
ちなみにドイツのパン屋さんは閉まるのが早め。夕飯をパンですませようと思い、20時ごろにホテルを出たのですが、すでにやっていませんでした。
こちらはケルン大聖堂の最寄り駅でもある、ケルン中央駅にあるパン屋さんです。店に入ってから10分くらいは悩みました。それもそのはず、パンの種類が多すぎるうえにメニューが読めないためです。
右のパンについているひまわりの種は、ボロボロ落ちるものと覚悟して食べました。穀物タップリの生地はもちっとしているのですが、表面はバリバリとやや硬めでした。後ろのパンはおそらく麦のパンで、かなり硬め。温めたり、バターをはさんだりして食べたかったです。
こちらは、パンの中にハンバーグのような肉がつまったタイプ。回りはパイ生地のようで、朝からエネルギーをしっかり補給できます。ただし、口の中の水分を奪われることについては注意!
クロワッサンの中にハッシュドポテトとハムが入っているパン。クロワッサンほどサクサクとした生地ではないのですが、パンとイモとチーズの三重奏(トリオ)が口の中に広がります。
こちらは、空港で飛行機を待つまでに食べたチキンカツサンド。パンとカツは大きいのですが、油が軽めのためか、そこまで重くありませんでした。入っていたマヨネーズは少し粘度が高く、味も濃かったです。
夜に食べた食事も公開
せっかくのドイツということで、忙しい取材の中でも夕飯くらいはいいものを食べたい! おいしいドイツ料理をほおばりたい!! ビール、ソーセージで満たされたい!!!
そんな欲望のままに取材陣が食べた夕飯を掲載していきます。
こちらは初日の夜に食べたアマトリチャーナとマルゲリータです。はい、ここはイタリアかと! ドイツ料理でなくてすみません。でも、PIZZAとPASTAをおいしそうに食べている人が、あまりに多かったので。
アマトリチャーナはトマトとニンニクが香るピリ辛風味。おいしいのですが量が多く、すっかり満腹になりました。ピザの方もおいしかったのですが、パスタが多すぎたため、頼まなくてもよかったという後悔がありました。
2日目の夜にはバジルとオリーブオイルのパスタを食べました。ここはイタリアかと! 再びドイツ料理でなくてすみません。ホテルの近くで店を探したのですが、人が多く人気そうだったのでふらっと入ったところ、まさかのイタリアン2連続となりました。
個人的にはバジルがもう少し多いのが好みなのですが、塩とオリーブオイルの味付けがメインだったのが少し残念でした。
イタリアンが続いたので、3日目の夜は有名なドイツ料理の店に行くことに。ただ、メニューがすべてドイツ語だったので、とにかく単語を調べつつ注文することに。
こちらはオードブル。パンのうえに馬肉と玉ねぎがタップリ乗っています。ややシンプルな味付けで好みはありそうですが、個人的にはアリでした。本来は店のオススメするビールとともに食べるのでしょうが、アップルサイダーとともにいただきました。
こちらはいわゆるビーフシチュー。横にあるのはつけあわせのポテトで、他には酸味の強いドレッシングがかかったサラダもついてきました。
シチューに入っているビーフは、まさに“肉”というもの。口の中でほどけるようなやわらかいものではなく、繊維がしっかりとあり、しっかりとかむ必要があります。うまいのですが、アゴがやや疲れるほどの硬さでした。シチューはやや酸味が強く、ジャガイモが進みます。パンにつけてもいいような濃い味でしたね。
一緒に取材していた電撃PlayStationのMatzが頼んだハンバーグ。上にはフライドオニオンが、横にはポテトが盛られています。ハンバーグ自体は、肉がぎっしり詰まっていて、フォークで持ち上げる際には「おもっ!」とつぶやくほど。上のフライドオニオンと一緒に食べるのがいいのかもしれないのですが、なかなかに食べにくそうでやや大変そうでした。
一口もらったのですが、口に含むや肉の力強い味がぶわっと広がりました。うまい! けどこれも濃い目の味付けですね。そして、肉の密度が確かにすごい!
4日目の夜は、ケバブを食べました。ケルンはトルコ料理の店も多く、移動するとよく見られました。ドイツ語がわからなかったので、ベーシックなセット1を注文。ビーフとチキンを選べたのでビーフを選択しました。
しばらく待つと、手のひらよりも大きいパンに、トマトとキュウリ、オニオンにキャベツの漬物・ザワークラウト、そして肉が詰め込まれたケバブが登場。野菜が多いためか、大きな見た目に反して食べやすかったです。
あとは、ポテトとソフトドリンクがついてきます。コーラは冷蔵庫からセルフで持っていくのですが、あまり冷えてなくてガッカリ。ポテトについてくるマヨネーズは味が濃いうえに粘度があり、まるでチーズのようでした。
最後の夕飯を食べる5日目の夜は、再度ドイツ料理の店に突入。実は3日目の店で横の人が食べていた大きな肉が気になっていたのです。店員さんに英語のメニューがないのか聞いたところ、「ドイツ語しかない!」と言われたのですが、しばらくしたら英語のメニューが出てきました。あるんじゃん!
メニューを持ってきてくれた店員が聞いてもいないのに、スペシャルメニューを語りだしました。そのうちの1つが、豚の前脚を焼いた肉ということだったので、頼んだところ、我々が「ハンタースタイル」と呼んでいた肉塊が出てきました。
皮にはナイフが刺さっています。皮がかなり硬いため、ナイフを刺さないと切れないのです。皮の下からはいい感じに焼けた肉が出てきます……が、味付けはやや大味。そして硬め。コチラの肉が全体的に硬いのか、日本人のアゴが弱いのか、どちらなのでしょうかね。まあ、噛めば噛むほど肉の味が出てきて、うまいんですが!
店員のオススメするもう1つのスペシャルメニューであるソーセージ。それにしても多くの料理にジャガイモがついてきますね。おそらくは、日本でいう米のようなイメージなのだと思われます。濃い味を中和しつつ、おなかも膨れるので。ソーセージは肉の味がしっかりするもので、見た目ほど重くなく、個人的にはもっと食べたくなりましたね。
そんなわけで、どこに需要があったのかわかりませんが、gamescom会場とドイツ取材班の食事レポートは以上となります。もしドイツに行く際には、パン屋とソーセージ屋とドイツ料理屋にぜひお立ち寄りください!