2017年8月31日(木)
“CEDEC AWARDS 2017”PS VR開発チームなど各技術部門の最優秀賞が発表
コンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス“コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス 2017(CEDEC 2017)”内で開催された“CEDEC AWARDS 2017”の各技術部門の最優秀賞が決定し、本日8月31日に、CEDEC 2017会場のパシフィコ横浜で発表・授賞式が行われました。
最優秀賞は、“エンジニアリング”、“ビジュアル・アーツ”、“ゲームデザイン”、“サウンド”の各部門の優秀賞を対象に、CEDEC 2017受講申込者、講演者の投票によって決定しました。
また、過日発表された“特別賞”受賞の『ファイナルファンタジー』シリーズの生みの親である坂口博信さん、“著述賞”受賞の『マヤ道!! THE ROAD OF MAYA』の著者であるフリーランスCGデザイナーのEske Yoshinobさんにもトロフィーが授与されました。
受賞者の詳細は公式サイトでご確認ください。
CEDEC AWARDS 2017最優秀賞一覧
エンジニアリング部門
受賞者
・PlayStation VR開発チーム(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
対象技術
・VR技術の普及に貢献。
授賞理由
・低価格かつ高性能なハードウェアを提供しただけでなく、SDKの整備や高フレームレートを維持する低レベルの最適化など、VRコンテンツ制作を後押しし、VR技術の普及を推進した点を評価。
ビジュアル・アーツ部門
受賞者
・『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』開発チーム(任天堂)
対象技術
・国産オープンワールドの雛形の提示。
授賞理由
・“広大かつ自由度の高い空間を確保しながらゼルダらしさを失わずに破綻のない強固なワークフロー”、“ゲーム的な表現を自然なものとして受け止められるユーザビリティに富んだビジュアルデザインの提示”など、国産オープンワールドとして世界的な評価の獲得と1つの雛形を提示した。
ゲームデザイン部門
受賞者
・『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』開発チーム(任天堂)
対象技術
・“マテリアル”と“フィジックス”で次世代のゲームデザイン・レベルデザインを実現。
授賞理由
・ゲームデザイン・レベルデザインに、“マテリアル”、“フィジックス”という2つの新規要素を組み込み、オープンワールドでこれまでにない自由度とおもしろさを実現した。
サウンド部門
受賞者
・『NieR:Automata』サウンド開発チーム(プロデュース:スクウェア・エニックス/楽曲制作:MONACA/開発:プラチナゲームズ)
対象技術
・世界観を表現するインタラクティブな音楽演出と、音楽作品としての商業的な成功の両立。
授賞理由
・ゲームの世界観とリンクする楽曲群はボーカルやPSG音源など個性的で印象に残るインタラクティブ演出を実現。また、オリジナルサウンドトラックは単体の音楽作品としも成果を上げている。ゲーム内外双方で満足度の高い音楽プロデュースを評価。
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