2017年9月21日(木)
千葉・幕張メッセで開催されている“東京ゲームショウ2017”で、スクウェア・エニックスが2018年に発売するPS4/PC用ソフト『LEFT ALIVE(レフト アライヴ)』のステージイベントが行われたので、その模様をお届けします。
『レフト アライヴ』は、『フロントミッション』シリーズと世界観を共有しながらも、新規タイトルとして開発されているサバイバルアクションゲームです。ディレクターは『アーマード・コア』シリーズを手掛けてきた鍋島俊文さんが務め、キャラクターデザインは『メタルギア ソリッド』でおなじみの新川洋司さんが担当しています。プロデュースは、『フロントミッション』や『ファイナルファンタジー』、『キングダム ハーツ』など、人気シリーズでプロデューサーを担当してきた橋本真司さんが行います。
ステージには、『レフト アライヴ』のキーマンであるスクウェア・エニックスの鍋島さん、橋本さん、そしてコジマプロダクションの新川さんらが登壇し、気になるゲーム内容や本作の魅力を語ってくれました。
▲ステージの初めには9月19日に公開されたPVが上映。同PVには、ハフマン島の描かれた絵が廊下に飾られるなど、『フロントミッション』らしい小ネタがちりばめられています。 |
まず本作を立ち上げた経緯について橋本さんは、1作目から『フロントミッション』に関わっている身として、もう一度、『フロントミッション』に関連した作品をやってみたいという気持ちがあり、社長に掛け合ったのだと明かしました。そして、鍋島さんからフロム・ソフトウェアを退社するという話を聞き、本作のディレクターをオファーしたそうです。鍋島さんも、『フロントミッション』に関連した作品であれば、ぜひやりたいという気持ちで引き受けたとのことです。
キャラクターデザインを依頼された新川さんは、『フロントミッション』には天野喜孝さんや横山宏さんら尊敬するイラストレーターが関わっていたため、もともと同作に憧れの気持ちを持っていたといいます。そのため、オファーに対しては、自身にとってもチャンスだと思って承諾したと語っていました。
本作は、新川さんのデザインしたキャラクター3名のイラストが既に公開されていますが、鍋島さんによると、この3名はそれぞれに独立して行動しているが、物語の上では3人とも主人公になるそうです。会場では、主人公のうち年かさの男性について、新川さんが最初に描いたラフイラストと、それをブラッシュアップしたものが公開されました。
▲新川さんがデザインした主人公たち。ラフが披露されたのは中央のキャラクターです。 |
▲新川さんが最初に描いた主人公のラフイラスト。 |
▲上記イラストをブラッシュアップしたもの。 |
鍋島さんは、新川さんにあえて細かいオーダーをしなかったそうですが、上がってきたイラストを見て、これぞ求めていたものだと大変手応えを感じたとのことです。また、新川さんからはサブキャラクターのラフを描いた相関図も送られてきて、「これはもらっていいやつですよね(笑)」と喜んでアイデアをもらったのだとか。なお、3人の主人公の中で新川さんが一番苦戦したキャラクターは、女性の主人公だそうで、この女性が“元軍人の婦人警官である”という設定も明かされていました。
気になるゲーム内容ついては、鍋島さんいわく「荒廃した戦場で、1人で生き残るゲーム」とのことで、プレイヤーは人間である主人公を操作し、戦場の中でさまざまな脅威に対し、1人で立ち向かっていくゲーム性になるようです。
▲“荒廃した戦場で、1人で生き残る”という本作のテーマをイメージしたイラストも公開されました。 |
会場では、鍋島さんが「まだまだ開発中の画面で、ここからクオリティを上げます」としながらも、いくつかのスクリーンショットを公開していました。
▲開発途中ながらもゲームの雰囲気が伝わるようにと公開された画像。『フロントミッション』シリーズでおなじみヴァンツァーが、敵として登場している場面も確認できます。 |
またイベントの最後には、意味深なセリフやヴァンツァー、主人公らしき男性の映る新映像が上映されました。
■東京ゲームショウ2017 開催概要
【開催期間】
ビジネスデー……2017年9月21日~22日 各日10:00~17:00
一般公開日……2017年9月23日~24日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料
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CHARACTER DESIGN: YOJI SHINKAWA