2017年9月21日(木)
“ブシロードのアジア戦略発表会”の模様をお届け。アジアで活躍する3社を紹介【TGS2017】
千葉・幕張メッセで開催されている“東京ゲームショウ2017”のブシロードブースで、アジア戦略発表会が実施されました。
本ブースでは、ブシロードが投資している会社であるMobiclix Pte LTD、Zodiac Asiaの子会社・フジテクノロジー、Bazaar Entertainmentの紹介が行われました。
ブースには、ブシロード代表取締役社長の木谷高明氏、Mobiclix Pte LTDのIdo Bukin氏、Zodiac Asia代表取締役の加藤典子氏、Bazaar Entertainment CEO and Founderの大和田健人氏が登壇しました。
▲木谷高明氏。 |
Mobiclix
Ido氏からはMobiclixの説明が行われました。Mobiclixは、ブランドコンテンツと自社独自のコンテンツを配信しているモバイルコンテンツの配信企業ということが話されました。
▲Ido Bukin氏。 |
配信されているコンテンツには、450個のゲームをプレイできるものや映像を見られるものがあるとのことです。
木谷氏は、Ido氏に会った時に23歳で3社目の起業をしていることと、Mobiclixがシンガポールに社長1人、開発・マーケティングはそれ以外の国で行っているという日本人では考えられないバーチャルカンパニー部分に魅力を感じ、投資を決めたことを明かしました。
Zodiac Asiaの子会社・フジテクノロジー
加藤氏からは、フジテクノロジーについて説明がありました。フジテクノロジーは、ベトナムでスマートフォン向けコンテンツとして日本製ゲームコンテンツの調達およびローカライズ開発と配信・運営が行われています。
また、それらのコンテンツを配信するコンテンツプラットフォーム事業の運営が行われているとのことです。
▲加藤典子氏。 |
また、昨年には恋愛シミュレーションゲームやRPGゲームが配信されたことも話されました。
木谷氏は、ベトナムで活躍している加藤氏に惹かれ、応援したいと思い投資したとのこと。その中で自社のコンテンツも出していけたらと発表しました。
Bazaar Entertainment
Bazaar Entertainmentはインドネシアといった途上国を中心に、高速モバイル・インターネットを使わず、最新のP2P技術を活用していると大和田氏よりコメントがありました。
さらに、人から人を介してデジタルコンテンツを配信する情報インフラを開発し、提供する会社であるとも説明しました。
▲大和田健人氏。 |
起業のきっかけとなったのは、中華圏に滞在している際に出稼ぎ労働者が携帯電話で白黒画面のようなゲームをずっと遊んでいる姿を見て“娯楽を湯水のように消費する国がある一方で、手にした娯楽を一生懸命遊んでくれる国がある”ことを知り、会社を設立した経緯を語りました。
また、ブシロードとの資本提携により、ブシロードのIPをBazaarのプラットフォームを通じて配信予定であることが明かされました。
木谷氏は、インドネシアは活気があり、そこでゲームを使って仲間を増やしていけるところが、非常におもしろいと語りました。
最後に、3つの会社は既存のプラットフォームではないものでゲームを配信しているので、ブシロードとしてもIPやコンテンツを配信していきたいとコメントしました。
■東京ゲームショウ2017 開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2017年9月21日~22日 各日10:00~17:00
一般公開日……2017年9月23日~24日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料
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