2017年10月3日(火)
『最終兵器彼女』の高橋しん氏や人気ボカロPのバルーンこと須田景凪氏が手掛けたアニメが10月11日公開
住友ゴム工業は、ダンロップのスタッドレスタイヤ『WINTER MAXX 02(ウインターマックス ゼロツー)』をPRするアニメーション動画“ROAD TO YOU ~君へと続く道~”を、10月11日0:00よりYouTubeで公開します。
“ROAD TO YOU ~君へと続く道~”は、雪が降る冬の札幌・小樽の街を舞台に、カップル・親子・仕事仲間の3組のさまざまな想いが交錯するアニメーション動画です。
『最終兵器彼女』などを手がけた漫画家の高橋しん氏をはじめ、監督の川又浩氏、キャラクターデザイン・作画監督の土屋堅一氏、アンサー・スタジオといったメンバーが参加しています。また、楽曲は『シャルル』、『メーベル』などを手掛けたバルーン改め“須田景凪(すだけいな)”氏が担当しています。
なお、全国のダンロップ直営店やタイヤ取扱店でも本アニメーション動画のポスターが掲示され、大々的な告知が行われます。詳細はダンロップ特設サイトでご確認ください。
“ROAD TO YOU ~君へと続く道~”あらすじ
これは、3つの愛が織りなす、一夜の奇跡の物語。
舞台は、とある雪国。年に一度のイルミネーションが灯るとき、恋人への愛、家族への愛、郷土への愛――それぞれの愛が走り出す。
この冬、あなたもきっと、大切なひとに会いたくなる――。
“ROAD TO YOU ~君へと続く道~”に込めたダンロップの思い
ダンロップは“冬道のドライブ”の安心感を向上させるべく、ユーザーの要望に沿いながら、スタッドレスタイヤを開発してきました。その結果誕生したのが、ダンロップ史上最高傑作スタッドレスタイヤ『WINTER MAXX 02』です。
『WINTER MAXX 02』は、積雪や凍結した冬道でもこれまでにない“より安心・より安全なドライブ”が可能です。
“ROAD TO YOU ~君へと続く道~”は、そんな『WINTER MAXX 02』の魅力を伝えるために制作された、“冬道を駆け抜けた先にある、人と人との出会い”を描いたアニメーション動画です。
クリエイターからのコメント(原文ママ掲載)
高橋しん氏
――キャラクター原案をデザインする際、どのような思いで描きましたか?
雪国の人の、おっとり柔らかい感じを伝えられたらと思いながら描きました。氷点下10度以下という厳しい日常の中で生きるうちに、例えば人の近くで寄りそったり触れあったりすることがとても暖かく、気持ちよく安らぐ気持ち。
また、言葉を発するのがなんとなく少なくなる時は、お互いの雪を踏む足音や雪を避ける傘を持つ手のかじかみに、黙っていても人を想う時間が雪国の人にはあると思っています。
――雪のドライブで、個人的なエピソードがあれば教えてください。
実家のある旭川以北から、千歳空港まで猛吹雪で10時間以上かかったにもかかわらず飛行機に乗り遅れたり、一般道でホワイトアウトしてカーナビの画面を最大に拡大した物を見ながら命からがら運転したり……。車にはやはり厳しい土地柄ですよね、車がないと生きていくのが大変な土地柄でもあるのですが。
高校時代免許取り立てのころ、友だちを車で送った帰りに除雪が不完全な道でスピンして道路脇の雪壁に突っ込み、バスの運転手さんに手伝ってもらって助けていただいたことがあります。今考えても、ちゃんとしたタイヤは本当に大事だな~と感じる思い出です。
――実際にアニメをご覧になってのご感想は?
毎回思うのですが、自分の描いたものが手を離れてプロの方々の力により世の中に出ること、自分の子どもたちが負けないように懸命に頑張っているみたいな気持ちになり、実はとても緊張します。
監督の川又さん、キャラクターデザインの土屋さんはじめ声優の方々、バルーンさん、たくさんのスタッフさんの方々の努力の結果として、約3分間の結晶のような作品になったことが一視聴者として希有で貴重なことと感じました。
漫画という、動かず、音もなく、色も基本的にはなく、音楽もない世界の中でどれだけそのことを感じてもらえるかを毎日のように苦心して表現していますが、今回の作品を見て、それぞれのプロフェッショナルの方々が調和することで大きな作品になることを改めて感じました。優しく柔らかな作品になったと感じています。
――お気に入りのキャラクターは誰でしょうか?
ケイさんは自分の作品の中であまりメインに描かないタイプのキャラクターなのですが、ラフのコンテを描いているうちに優しく生きているキャラクターに育ちましたので、ホッとしていました。
一度一緒に、のんびりお酒とおいしいご飯を食べながらお話ししたいキャラクターです。とてもりっぱなベテラン俳優さんなので、無理と思いますが。
――動画の視聴者のみなさんに一言お願いします。
制作チームがこれほど短い作品と思えないほど、密度の濃いお仕事をされていると思います。私自身も、キャラクターに愛情を感じるまで頑張って描きました。何度も繰り返し、観て楽しんでいただけると幸せに思います。もし気に入っていただけたら、お友だちにも教えてくださると嬉しいです。
川又浩氏
――このアニメの最大の魅力を教えてください。
モチロン全部と言いたいです。短い尺の中に、色んな物をギュッと詰めましたから。
――豪華クリエイターがそろったアニメになっていますが、すべての要素をうまくまとめるのに大切なことは何でしょうか?
そんなにまとめようとはしなかったと思います。一流の方々は、自分に何が求められているのか、すぐにわかってしまうからですかね。
土屋堅一氏
――作画を監督するにあたり、一番注意したポイントはなんでしょうか?
高橋先生のキャラクター原案に近づけるように、注意しました。
――高橋しん先生の原案を初めて見たご感想はいかがでしたか?
とても繊細で、キュートなキャラクターだな、と感じました。
須田景凪氏
――今回の楽曲には、どのような思いが込められていますか?
日常の中にある人間性の一部を意識して制作させていただきました。
――今回の楽曲作成の中で、大変だったことはありますでしょうか?
アニメーションと楽曲のバランス感を考える点が大変でしたが、とても勉強になりました。
――楽曲を制作される中で、特に意識したアニメのシーンはどこでしょうか?
親子関係の“素直になれない”という描写が特に印象深く残っています。
――長い音楽生活の中で、本アニメとの出会いや楽曲制作をどのようにとらえていますか?
このようなアニメーションとともに楽曲を制作させていただく、という体験が初めてだったので、新しい刺激をいただけました。
■“ROAD TO YOU ~君へと続く道~”概要
【楽曲】『アマドール』(作詞・作曲:須田景凪)
【公開開始日】10月11日0:00
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