2017年10月10日(火)
ついに発売を迎えたPS Vita用ソフト『塔亰Clanpool(トウキョウ クランプール)』。ここでは、ヒロインの1人、霧隠ミクリを演じた声優の内田彩さんへのインタビューをお送りする。
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▲霧隠ミクリ役の声優・内田彩さん。 |
▲霧隠ミクリ。 |
――ミクリの第一印象を教えてください。
内田彩さん(以下敬称略):ほんわかしている雰囲気がイラストから見て取れたので、ナツメをサポートしてあげる立場の子なのかなという印象を受けました。
台本読んでみると、片言というか、カタカナが入り混じっていたので、収録前の打ち合わせまでは、もしかしたら「ミナサンコンニチハ」みたいな話し方なのかと思っていました。
クォーターでちょっとのんびりしていて、ややずれている彼女の“おもしろさ”さを、どうやって演じようと考えるのは楽しかったです。
――ミクリはニホンが大好きなんですよね。
内田:そうですね。ミクリはあるとき自分が忍者の末裔だということを教えられるのですが、忍者がどういうものなのだろうと調べ始めて、たぶん忍者の漫画を見たりした結果、日本の文化というかカルチャー的なものが好きになっていったんです。
――ゲーム全体の資料を読まれた際の感想はいかがでしたか?
内田:最初にタイトルを見たときに、『塔亰クランプール』の“塔亰”は首都の東京ではないですけど、きっと2つの意味を持たせているんだろうなと思いました。ただ、まさかこういう政治的な内容だとは思っておらず、東京が舞台になってるんだろうなっというくらいに考えていました。
なかなか議員の立場であるキャラを演じたこともなかったですし、“選挙”とか“黒界議事塔”とかそういう言葉がたくさん出てきたので驚きました。政治用語がこういうシステムになるんだとか、資料を読むだけでなかなか楽しかったです。
▲黒界議事塔。 |
――演じてみて気づいたミクリの意外な一面はありましたか?
内田:まず最初に「片言じゃなくていいんだ!」と思いました(笑)。セリフの中で、「~~デスね」のようにカタカナになっていて、それでつられて片言でしゃべってしまうこともありましたね。
どのようにクォーター感を出そうかなと考えていたんですが、それよりもほんわかしてるようでじつは芯が強いというニュアンスの出し方のほうが重要だったと思います。
あと、自警隊の怖いおじさん(ニイジマ)に文句を言われるシーンがあるのですが、ミクリは「ここはみんなでしっかり手を取り合ってがんばるところですよ」と、すっと意見を言えるんです。
ほかにも、敵と交渉しようとするシーンから、ニホンの温かいおもてなしの心とか、対等に渡り合おうとする根がしっかりした部分を感じることができました。
――次はデジスキンについてお聞きします。デジスキンのビジュアルの印象はいかがでしたか?
内田:私がデジスキンのなかで好きなのはこの“エンジェルスキン”ですね。癒される感じがいいです。たくさん種類があるので、プレイヤーさんには好きなように変えていただいて、楽しんでいただきたいですね。
▲エンジェルスキンを装備した漆原ホタル。 |
――メイドスキンとかマイクロビキニスキンというものもあるのですが、こちらの印象はいかがですか?
内田:かわいさ満点ですね。メイドスキンのほうは手にフライ返しを持っているので、それで戦うんじゃないですか?(笑)
▲メイドスキン。 |
――ここからはほかのキャラクターについてもお聞かせください。主人公のナツメの印象はどうですか?
内田:最初の印象は総理大臣とはほど遠かったです。お寝坊でちょっぴりドジで、明るくてかわいい女の子で……“THE主人公”な感じの女の子だなと思いました。
人柄として人が周りに集まってくるようなタイプですね。ナツメが寝坊してきたとしても、「朗らかでいいわね!」みたいに彼女らしさとして許せてしまうんです。
――ビジュアルのイメージはどうでしょうか?
内田:髪をまとめていますが、じつはすごく長くて女の子らしいですよね。
▲神貫ナツメ。 |
――ほかに気になるキャラクターはいますか?
内田:ホタルちゃんです。見た目もかわいらしくてがんばっている感じがいいですよね。「一緒にがんばろう!」って言いたくなります。あと、いろいろな衣装を着せたいです。一緒に成長したいというか、見守りたいという感じです。
▲漆原ホタル。 |
――最後にこれからプレイするユーザーにメッセージをお願いします。
内田:アプリなど今あるものも使ってはいますが、そう遠くない未来にこうなるんじゃないかというようなことを感じられる点がおもしろい作品です。ワンボタンでぴぴぴっと服を着替える時代が来るのかもしれないなど、こんな未来が来るかもしれないという想像も、プレイをしながら楽しんでいただきたいです。
こういうテーマのゲームはあまりなかったと思いますので、ナツメの視点で政治家気分に浸ったり、イチ国民の目線でナツメを応援したりして、プレイしてみてください。
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