765ミリオン合同ライブ“HOTCHPOTCH FESTIV＠L!!”2日目の模様をお届け！

文：喜一

　10月8日に日本武道館で“THE IDOLM＠STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV＠L!!”DAY2が開催されました。

　この記事では、ライブの模様とセットリストをお届けします。

HOTCHPOTCH（ごった煮）なライブがスタート！

　10月に入ってからの寒さも吹き飛ぶような秋晴れの日、いつも通り社長の挨拶からライブは始まっていきます。

　社長の小粋なトークが終わった後、敏腕事務員である音無小鳥さん、新人事務員である青羽美咲さんが登場。初日とはうって変わって、諸注意を話してくれたのは青羽美咲さん。堂々とした姿勢が立派でした。

　1曲目は出演者全員による『READY!!』で大盛り上がり。もうアニメが放送されたのは2011年なんだよな～と浸っていると、ホップ、ステップ、ジャンプのコール＆レスポンスが響きます！

　自己紹介を含めたMCでは、千早が春香から言葉を借りる形で「後ろの席まで見えてるからねー」が会場のプロデューサーへ投げかけられました。

　また、今回のライブコンセプトが“HOTCHPOTCH（ごった煮）”であること、食材となったアイドルたちがどのような鍋になっていくのか、楽しみにしてほしいと意気込みが伝えられました。

　というわけで、筆者も僭越ながら組み合わせについて考えてみました（一部わからなかったです！）。皆さんも一緒にアレコレ悩んでみてください。なお筆者の考えた説が正解であるとは限りませんので、ご注意を！

HOTCHPOTCHルーレットで、さまざまなお鍋が完成!?

　HOTCHPOTCHルーレット1回目の組み合わせは、若林さん演じる律子と駒形さん演じる紗代子のユニット。なんと曲は『MEGARE！』。昔から知っているプロデューサーも、そうでないプロデューサーも気絶ものの名曲です。

　恐らくユニットのコンセプトはガネメこと、メガネ！

　なんかそう言われてみると、『MEGARE！』もRをNに変えれば“MEGANE！”みたいなね……申し訳ありませんでした。

　続いては、稲川さん演じる環、高橋さん演じるこのみ、田村さん演じるひなた、渡部さん演じる桃子による『Sweet Sweet Soul』が展開。アッパーなアゲアゲチューンであり、筆者も大好きでCheck it out（チェケラ）な曲が、4人で披露されました。

　こちらの組み合わせについてはライブ中に発表があり、身長149cm以下のメンバーで構成されているとのことでした！

　ラップパートは環、ひなた、このみ、桃子の順番で披露。キャラクターらしさがつまったラップパートは、聞いているだけでとても楽しい気分になります。

　そして続いて出てきたのは、諏訪さん演じるまつりと小岩井さん演じる朋花のコンビで曲は『リフレインキス』。

　ステージ上のモニタには、いかやき、焼きそば、お化け屋敷などの文字が出ており、“文化祭”ということが段々とわかってきました。

　こちらもライブ中に発表があり、『ミリオンライブ！』で開催されたイベント“アイドル学園文化祭”をモチーフにした組み合わせとのこと。

　伊織と桃子による『Understand？ Understand！』が流れ始めると、会場にはどよめきが。恐らく、2人のキャラクター性をかけたことによる選曲だと思いました。

　と、筆者の予想も微妙に当たり。こちらはライブ中に発表があったとおり、ツンデレ同士による組み合わせだったそうです。

　序盤パートの締めとなる曲には『Shooting Stars』が選ばれました。ステージに立った半分以上のメンバーが『Shooting Stars』を歌い、踊ることが未経験であることから、曲が終わった後には安堵を感じていました。

　こちらとしては普通に「この曲やるのか、すごいな。楽しいな」と観劇してしまいますが、やはり無意識にすごいなと思わせるには、そのぶんステージに立っている皆さんの努力が反映されていると少々反省です。

3回続けて言えるかな？　アイマス早口選手権

　曲の合間には、トークコーナーが展開。題して“3回続けて言えるかな？　アイマス早口選手権”。勝ったチームには、願いが叶えられる権利が贈られるとのこと。

　レフェリーには、若林さんとMachicoさんが選ばれました。もちろん、お手本がという話になり、“秋月律子”を若林さんが早口で3回読むことに。役名をミスするわけがないと豪語した若林さんは華麗に3回読み上げます。さすがです。

　と、上記のように各チームのリーダーとメンバーが決まったところで、お題が出題されました。ここから各チームのリーダーとメンバーが3回ずつお題を読んでいきます。

　雨宮さんチーム、田所さんチームと危なげない場面もありながら、無事全員成功。最後に挑戦した下田さんチームのお題は、かなりの難問です……。

　本来なら全員成功で成立となる場面ですが、鶴の一声でメンバーの誰かが1回でも言えたら成功に。“とかちすかとかちす”に挑む面々も心なしか穏やかな表情を浮かべていました（あくまで筆者の主観）。

　最後はお願いを叶えられる権利を得た全チームの願いごとが叫ばれました。偉い人に聞き取ってもらえれば、かなうことになるとか!?

765プロの名曲が立て続けに！

　トークコーナー明けの1曲目となるのは『マリオネットの心』。長谷川さん演じる美希とMachicoさん演じる翼のどちらも“マリオネット”を冠する曲に所縁があります。2人が一緒に歌い上げる姿を夢見たプロデューサーも多かったのではないでしょうか。

　ちなみに、こちらのユニットは黄色の系譜をもとにしているそうです。2人のイメージカラーが黄色系であることから。

　前曲の興奮冷めやらぬうちに、『arcadia』のイントロが流れ始めます。歌うのは今井さん演じる千早、香里さん演じる歌織、小岩井さん、雨宮さんの4人です。

　何故、この4人なのだろうと筆者はナイ頭をフル稼働して考えてみました。恐らく歌詞にかかっているんだろうと推測してみます。『arcadia』の歌詞から、当てはまりそうなワードを見つけてみました。

　つまり、天空橋朋花は名字に空が、北沢志保は演じている雨宮天さんに天が、桜守歌織（香里有佐さん）は悩んだのですが、香里さん（こおり＝氷）と、少し強引にあてつけてみることに。

　千早の持ち曲なので、千早は当然いることが前提として考えてみました。

　まだまだ、お鍋は終わりません。続くのはダンサブルな『99 Nights』。サビの疾走感と、エレクトリックなテイスト、メロディの優しさが輝く楽曲です。

　歌うのは星井美希、水瀬伊織、百瀬莉緒の3人です。これは比較的にバックモニタの演出で感じたのですが、星がテーマなのかなと。

　美希は名前に星が入っていますし、伊織は星であるヴェガの別名・織女星と名前の織があっていて、莉緒だけはわからないんですよねえ。

　99と百（100）瀬という近い数字に何か意味が隠されていそうです！　ちなみに曲順だけで言えば9曲目というのも関係あるかもしれません。

　続いてのメンバーは浅倉さん、雨宮さん、駒形さん、阿部さんの4人。歌ってくれた曲は『Little Match Girl』でした。この曲と言えばマッチ売りの少女なのですが、そこから何が連想できるかな～と。

　そんな感じで悩んでいましたが、ライブ中に答え合わせがありまして、冬生まれのメンバーで構成されているそうです。12月、1月生まれのみ。

　こちらのパートを締める曲は『Eternal Harmony』。いつ聴いても素晴らしいなと感じさせる温かい曲であります。

エモいキャッチコピー選手権

　前半の『Shooting Star』組とは変わり、個人戦となるトークコーナー“エモいキャッチコピー選手権”が展開しました。

　審判は釘宮さんでMCは諏訪さんになりました。お手本では会場のプロデューサーおよび、全国の映画館で観劇していたプロデューサーを悶絶させたであろうコメントもありました。

　各人の独特な世界観が存分に展開されたこのコーナーでは、出身地にかけたフレーズや、釘宮さんが好きなダジャレっぽいキャッチコピーが多く披露されました。

ちょっと早いクリスマスも!?

　トークコーナーが終わり、次の楽曲である『ココロ☆エクササイズ』が披露されました。歌い上げたメンバーは藤井さん演じる恵美、田所さん演じる静香、中村さん演じるロコの3人。

　曲中でも話題に出ましたが、コロ（ロコから）、ところ（所恵美から）、たどころ（田所さんから）と、名前にココロの“コロ”が入っているのがユニットのテーマでしょうか。

　続いての楽曲『求ム VS マイ・フューチャー』では、浜崎さん、下田さんの両名が登場。

　曲間のアナウンスからのやり取りも、見ごたえがあり、まさに1本の試合を見ているかのようでした。曲の終わりは例の1、2、3、ダー！　で終わります。こちらはライブの会場が武道館ということでの選曲になるそうです。

　そして話題は変わりますが、会場の熱気でまったく気が付かなかったものの、季節は秋。あと2カ月もすれば、12月がやってくるわけです。

　そんな12月にピッタリの曲『メリー』が若林さん、田村さん、浅倉さんの3人で歌い上げられます。じつは3人のイメージカラーはクリスマスを彷彿とさせるカラーなんですよね。

　雪歩→白＝ホワイトクリスマス（雪）、ひなた→赤＝サンタクロース、律子→緑＝クリスマスツリーといった感じでしょうか。こちらは見事予想があたっておりました！

　DAY1でも披露された『DIAMOND DAYS』を『ミリオンライブ！』のメンバーが歌います。続けては、こちらも本公演では2回目となる『ToP!!!!!!!!!!!!!』が765プロメンバーのみで歌われます。

　『ミリオンライブ！』は輝けるような日を目指して、765プロは頂点にたどり着く、いつの日かを歌っているかのようで、両曲ともに心の思い出フォルダに永久保存してほしい曲でした。

大満足のごった煮ができあがり！

　MCでは楽曲の答え合わせなどもあり、そちらが終わると大人だらけの『おとなのはじまり』がスタート。曲中にセクシーさを存分にアピールしてくるので、恐らく大人の女性陣が歌っているのでは……？　と推測しましたが、こちらもほぼ当たりでした。正解は大人組とのこと。

　続いての曲は美希、翼、エレナ、恵美による『Honey Heartbeat』。メンバーだけ見ると……プロデューサーのことが好きそうとか、ダンスがうまそうとか、あたりさわりのない解答が頭か出てきます。

　こちらもしっかりと後ほど正解発表がありました。正解はリア充（キャラが）とのこと。

　その後には下田さん、今井さん、浅倉さん、釘宮さんによる『侠気乱舞』が披露されました。

　え、完全に“果てしなく仁義ない戦い　頂上ねらいM＠S！”じゃないですか!?　三浦組のドンパチが始まるんですかい、オジキィ!?　となっていました。4人の関係性が全然わからないです。伊織と雪歩にいたっては三浦組でもないですからね（笑）。

　『待ち受けプリンス』は、阿部さん、中村さん、浜崎さん、角元さんの4人で披露されました。これどういう理由なんだろうと考えていたんですが、パフォーマンスの破壊力すごすぎて何も考えつかなかったです……。

　ロコとのり子は誕生月が一緒だったりするんですけどね。年齢が階段になっているのかなとか思ったんですが、ロコ（15歳）、瑞希（17歳）、エレナ（17歳）、のり子（18歳）とハズレでしたね。

　武道館では2回目となる『ジャングル☆パーティー』も歌われました。7カ月ぶりにジャングルと化した日本武道館。メンバーは下田さん、稲川さん、末柄さん、諏訪さん、若林さんの5人。若林さんは草を身体中にとりつけて、まさに自身がジャングルと化したかのようなことになっておりました。

　5人は劇団ウンババと言われているそうですが、その真意は……!?

　続く『アライブファクター』を歌い上げるのは今井さんと田所さんの2人。『マリオネットの心』が黄色の系譜であるなら、こちらはもちろん青の系譜を持つ2人だからでしょう。

　2人の素晴らしい歌唱力に酔いしれたプロデューサーも多いことかと思います。

　そして、最後の楽曲として『カーテンコール』がDAY2の出演者全員で歌われました。

　カーテンコールが終わり、アンコールの声が会場を包むと、流れ始めたのは『Brand New Theater！』です。最近では定番となりつつある本楽曲も、とにかくイイのひと言。

　キャスト陣からの挨拶もあり、本当に最後の曲となる『THE IDOLM＠STER』が歌われます。

　今回は765ミリオン合同LIVEということで、新旧含めてたくさんの楽曲が披露されました。その中には、『ミリオンライブ！』が始まっていない時の楽曲も、もちろんあります。

　ですが、今回の公演では『ミリオンライブ！』のメンバーが765プロが歴史を積み上げてきた曲を歌ったり、逆に765プロのメンバーが『ミリオンライブ！』の曲を歌ったりと、非常によい意味でのごった煮ができあがっていたと感じました。

　もちろん、そこにスパイスを加えるのはプロデューサー諸氏。これからも『アイドルマスター』の素晴らしい隠し味になれるよう、プロデュースに邁進したいと思わせてくれる素晴らしい公演でした。

“THE IDOLM＠STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV＠L!!”DAY2セットリスト

(C)窪岡俊之 (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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