2017年10月11日(水)
『アサシン クリード エツィオ コレクション』ならびに
『アサシン クリード オリジンズ』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
さまざまなゲームを遊び、愛するゲーマー女優である綾那さんのゲームコラム“綾那のゲームに夢中”。連載第2回では、最新作が発売を控えた『アサシン クリード』シリーズから『II』をお届けします。
「真実はなく、許されぬことなどない」
皆さまこんにちは。女子力よりゲーム力が欲しいゲーム大好き女優・綾那です!
前回掲載した『ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター』に続いて、2回目となる“綾那のゲームに夢中”、略して“ゲー夢中”。冒頭の台詞でピンときた方がいるかもしれませんが、今回お話させていただくゲームは、私が初めてプレイした洋ゲー、『アサシン クリード』です!!
それまでフリーランと呼ばれる作品をやったことがなかったので、ゲームでの体験はどれも新鮮でしたし、パルクールなるものを知ったのも『アサシン クリード』でした。
▲パルクールで街を縦横無尽に走り回れます。壁? 登ればよいのだ! |
わたくし、もともと忍者や暗殺者などの闇稼業がすごく好きなんですよ! 表で裁けない者を裏で裁くダークヒーロー……音もなく近付き、ターゲットの息の根を止めると、また音もなく立ち去る。若干の中二病が残る私には、たまらないカッコよさです(笑)。
▲眠れ、安らかに……。アサシンによる葬り方はさまざまあります。 |
しかし、このゲームは最初からずっとアサシンを操るわけではありません。なんと、主人公が2人います。
現代の世界で“アニムス”という機械を使い、DNAに眠るアサシンの祖先の記憶に潜り込む子孫。そして、その潜り込んだ先で操作することになるアサシン。そのうえで、シリーズ通して変わらないのは、アサシン教団 vs テンプル騎士団という図式になります。例外もありますが、多くの時代でテンプル騎士団を相手にします。
沢山ある『アサクリ』シリーズ。その中でも個人的に屈指の名作だと思っているのが『アサシン クリードII』です。今回はこの『II』に絞って話していこうと思います。
▲これから遊ぶ場合は、『アサシン クリード II』を収録したPS4『アサシン クリード エツィオ コレクション』がお手軽です。 |
まず『II』は怒涛の現代パートからスタート。初代『アサクリ』のラストが「おおぉぉ!」と唸る展開で「どうなるんだ!?」とワクワクが止まらないまま、『II』に突入していきます。『II』における現代パートの濃さはシリーズでも屈指の見所かと。
そして『II』の主人公アサシンであるエツィオは、歴代アサシンの中でも特に人気が高いキャラです。プレイボーイでイカしたイタリア男のエツィオ。色恋話も多く、華があるキャラだと思います。
彼は次男だったので、17歳までは父親がアサシンだということを知らない普通の青年でした。本来なら、アサシン家業は長男のフェデリコお兄ちゃんが継ぐはずだったのですが、ある事件をきっかけに父親がアサシンであることを知ると同時に、彼はアサシンとなって生きていくことになるのです。
暗殺の仕方とかまったく知らない青年が、最終的にはマスターアサシンとなってアサシン教団を引っ張っていく存在になる。ロマンです……ロマンがあります。
そんなエツィオに技や知恵を教えてくれる人たちがまたイカす! 娼館の女主人だったり、伯父さんだったり、義賊だったり……。「この人もアサシンだったのか!」って驚くくらい、一般人に溶け込んでいるのがまた、闇に生きるプロフェッショナルな感じが出てます。
途中で、現代に戻ってこのシリーズのキーアイテム“エデンの果実”を巡ったお話が進んでいくわけなんですが、ここのパートの奥深さがまた都市伝説好きにはたまらないうま味成分となっています。
アサシン世界に散りばめられた謎の暗号を見つけて、真実により近づいていくっていう魅力もあるのですが……私は未だに全部見つけられてないです……。
そうそう、忘れてはならないのが、『アサシン クリード』には歴史の教科書に出てくるような偉人たちも出てくること。『II』の敵はローマ教皇であるロドリゴ・ボルジアですし、あの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチや、君主論などを書いたニッコロ・マキャヴェッリなどが出てきました。フランス革命時代を描いた『アサシン クリード ユニティ』では“サディズム”の語源となったサド侯爵なんかも出てきて、テンション上がります。
先ほど話題に出てきるレオナルドは、『II』でエツィオに武器や道具を作ってくれるんですよね。ここで飛行機の試作が登場し、それに乗って目的地まで行くミッションがあるんですが、幾度となくゲームオーバーになり、苦渋を飲まされた人もいるのでは? 「こんな乗り物は2度とごめんだぜ!」と思っていたら、次の『アサシン クリード ブラザーフッド』でも出てきて白目をむいたのも、今となってはいい思い出です。
『II』は15世紀イタリアの街並みを忠実に描いているので、歩いているだけでも楽しいんですよね。鷹のマークがある建物のてっぺんまで登ると、高い所から街を一望できます。高所恐怖症の人は足の裏がヒュンとなりますが、これが『アサクリ』の醍醐味といっても過言ではない!
そしてそのまま『アサクリ』名物イーグルダイブです。よくそんな高い所から飛んで生きてるな! 藁(わら)万能すぎか! といった感想はすべて「アサシンだから」で片付けましょう。絶対にいま踵(きびす)ぶつけたでしょ……ってなってもノーダメージですから、アサシン恐るべし!
街並みはもちろん、街の人が話している内容もまた魅力の1つ! 例えば「悪い血を蛭で吸い出そうか!」や「羊の尿とローズマリーで出来た湿布をはってあげよう」など、当時の医療技術などが分かる内容が私的にとても好き。当時はペストなどが流行していた時代なので、お医者さんは皆、鳥のようなクチバシのついたマスクを付けています。
今は医療が発達し、その風貌でペストを予防できないと分かっているので違和感がありますが、当時はこれが最先端だったわけです。そういった感覚を味わえるうえに、この人たちから治療してもらったりお薬を買ったりするので、むしろ「いつもお世話になっております」と頭が下がります。
そうそう、『アサクリ』は民衆に紛れて獲物に近づき暗殺するのも醍醐味です。道端の娼婦の集団にお金を払い、一緒に来てもらうことで相手の目をくらませたり、盗賊団にお金を払えば指定した場所でひと暴れしてもらい、敵がそっちに気を取られている間に任務を遂行したりする。街中で群集ができてれば、そこに入ると一般市民として敵の目から逃れられます。
▲傭兵が娼婦に言う「いいね~、おいしそうなお尻?」の言い方が私的に物すごくツボ。 |
このように戦法はとにかく多種多様。ちなみに、初代『アサクリ』では通りすがりの宗教団体に溶け込むと、一緒にお祈りしながら移動できて、意外と好きだったんですが、『II』で消えました(笑)。“砂かけ戦法”なんかも好きで、ロード画面では無駄に砂をかけてたんですが……これも気付いたらなくなりましたね。
何が消え、何が増えたか見比べるのも楽しいので、ぜひとも初代『アサクリ』からやっていただければと思います!
そんな『アサシン クリード』シリーズ最新作である『アサシン クリード オリジンズ』が、10月27日に発売されますね!!
ついにきましたエジプト! きたかエジプト、エジプトきたか! ピラミッド登れちゃうし、中に入れちゃうのか!!
実は先日行われた東京ゲームショウ2017で一足先に試遊してきました。
映像の綺麗さがえげつない……! 画面がシンプルになったことで、表現がより際立ちます。水の表現も圧巻でしたし、沈む夕日が水面に映る景色を見てすごしそうです。今回は鷹を飛ばして操作し、目的のものを見つけられるという要素もありで楽しみです。これで空からエジプトを堪能できるってもんですね。
試遊は馬に乗っている状態からだったんですが、いろいろボタン押しているうちに馬から降りてしまい、そのままお馬さんのお尻を切りつけてしまった時には、思わず天を仰ぎました。
乗り物は相変わらず苦手なようです。ちなみに、車に乗れば木っ端微塵に大破させるし、馬車に乗れば壁や街頭にタックルしながら進むことになるほど下手なんです。
それはさておき、27日が待ち遠しくて部屋のテレビを買い替えたので、後はソフト発売を待つばかりです。
では皆様に、英知の父の導きがあらんことを……。
(C) 2016 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Assassin’s Creed, Ubisoft, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.
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