2017年10月31日(火)
キャラを引っ張り、塗りまくって戦う新作『グラフィティスマッシュ』レビュー
バンダイナムコオンラインから配信中のiOS/Android用アプリ『グラフィティスマッシュ(グラスマ)』。本作を紹介しつつ魅力に迫るレビューを、ライターのユートがお届けします。
『グラスマ』のジャンルは“グラフィティバトルアクション”。『モンスターストライク』などでおなじみの引っ張りアクションのような操作感で、スワイプによる爽快なアクションと戦術性が楽しめます。
もちろん本作の魅力はそれだけではありません。キーワードは、タイトルにも使われている“グラフィティ”です!
●『グラフィティスマッシュ』プロモーションムービー
キャラの軌道で描かれる“塗り”が戦況を大きく左右!
基本システムはシンプル。画面をスワイプし、円のアイコンで表示されているキャラクターの飛ばしたい方向を決めたら、あとは画面から指を離すだけ。キャラクターがまるでゴムボールのように縦横無尽に跳ね回り、ぶつかった敵にダメージを与えます。
▲行動はキャラごとのターン性。スワイプする場所は、画面内のどこでもOKです。 |
▲キャラクターごとに特徴があり、貫通型のキャラなら多くの敵を巻き込める方向、反射型のキャラならバウンドで複数ヒットさせられる方向に飛ばすのが基本になります。 |
味方にぶつかると“リンクコンボ”が発動し、キャラごとに異なる援護攻撃が発生します。強力な仲間を連れている時は、積極的にその仲間の“リンクコンボ”を狙うのもカギになりそうです。
▲ターン経過で使用できる“ハンタースキル”も存在。威力はもちろん絶大です! |
これら引っ張りアクションのベースシステムに加え、本作で重要かつ最大のポイントとなってくるのが“塗り”。飛ばしたキャラの軌道がオレンジ色にペイントされると同時に、さまざまな効果を発生させるシステムです。
“塗り”の主な効果は以下の通り。
・塗った領域に応じて味方のダメージ倍率が増加し、フィールドアイテムも出やすくなる。
・塗った場所で"“リングコンボ”が発動すると性能が上昇。
・ターン開始時に塗った場所にいると、飛ばした時に武器での攻撃が発生。
・模様が完成するとグラフィティを1回だけ召喚できる。
・塗ったフィールドパネルを通過すると加速の効果が得られる。
一言でざっくりいうと、塗れば塗るほど戦いが有利になるってことですね。ダメージは上がるわ、アイテムは出やすくなるわ、グラフィティによる強力な一撃が放てるわと、まさにいいことづくめなのです。
▲グラフィティの一撃は広範囲かつ高威力のものばかり! 派手な演出も必見です。 |
もちろん、敵もただ塗られるのを見ているだけではありません。敵の中には塗りを消し去る攻撃を繰り出すものや、自身の色に塗ってこちらへのデメリット効果を発生させるものもいます。
加えて、フィールドや味方にやっかいな効果を発生させる敵もいるため、敵を倒す優先順位のつけ方がプレイヤーの腕の見せどころ。やみくもに飛ばしているだけだと、痛い目を見ちゃいますよ!
▲フィールドの右と下に見えるトゲトゲが、触れるとダメージをくらうスパイク。反射タイプなどで触れると一気にHPを減らされることも! ちなみに特定のキャラが持つ“アビリティ”で破壊することもできます。 |
また、HPが高いボスは一定のHPが削られるたびに場をリセットしてくるので、グラフィティの使用タイミングもカギになります。
後半は“ハンタースキル”で削れるから最初に使ってしまうか、やっかいなザコ敵がいるからそいつらを一掃するために使うか……。結構悩ましいんですよ、ほんと。
▲場のリセットと同時にボスとザコ敵が再配置され、出現部分の“塗り”も消されてしまいます。模様が消されたときは、脳内に戦術が崩れ去る音が響く……。 |
戦いのポイントは、キャラのバウンドタイプと“塗り”を意識した飛ばし方。属性や能力を考慮したパーティ編成は言わずもがなです。オーソドックスな引っ張りアクションに“塗り”のエッセンスが加わったことで、これまでにない戦術を楽しめるのが本作の一番の魅力といえるでしょう。
育成やストーリーなどキャラクターに焦点を当てた部分も注目
戦闘で使うキャラクターは、ダンジョンへの出撃と武器との合成の2パターンで強化ができます。最近ではめずらしくありませんが、使えば使うほど強くなっていく成長システムは個人的に大好きなので、うれしく感じている部分です。
▲もちろん武器との合成による経験値は莫大で育てやすいですが、それはそれ。 |
ダンジョンで集められる素材を使ってキャラのレアリティを上げる“ハンター覚醒”、パラメータをより高められる“潜在解放”といった成長システムもあり、好きなキャラクターをじっくりと育てていけます。
▲“潜在解放”は手間がかかるうえにボリューム満点。気長にじっくり、育てましょう。 |
特定のキャラクターのみですが、絆レベルによって開放されていく“ハンターストーリー”というものも用意されています。そのキャラがどういった人物なのかなどが描かれ、早く次の話が見たい! という気にさせてくれます。推しキャラをホーム画面に設定できるのもポイントです。
▲我が推しキャラのアリスちゃん。キャラがアニメーションでしっかり動くのも見ていて飽きません。ちなみにボイスは丹下桜さん! |
先に紹介したプロモーションムービーなどをご覧いただくと、他のキャラクターも紹介されています。ユニス(声優:日笠陽子さん)やアーベル(声優:細谷佳正さん)といった、カッコいいキャラクターもたくさん登場しますよ!
戦闘面でいうとキャラ固有の“アビリティ”、“リンクコンボ”、“ハンタースキル”といった能力の他、武器の装備も本作の特徴。パラメータの上昇だけでなく、“塗り”の効果で触れた“武器での攻撃”にも影響する要素になります。
ナイフなら移動しながら左右を素早く斬る、ノートなら触れた敵全員に追い打ちを放つなど、全15種の武器それぞれに固有の“ウェポンアーツ”が備わっています。キャラと武器が同属性であれば好きな武器種を装備できるので、どれを選ぶかにプレイヤーの個性が出そうです。
▲“重さ”の部分は、ダメージと移動距離に影響します。攻撃面と距離、あなたはどちらを優先する? |
▲空きスロットのある武器を装備して特定のダンジョンに行くと、入手したマテリアを装着できます。好みの性能にカスタマイズ! |
育成のボリュームと自由度の高さが、『グラスマ』のキャラの成長システムにおける醍醐味。好みのキャラクターを強くしつつ、仲よくなっていく喜びを味わえるのもいいですね。単語としてのグラフィティを象徴するような、色使いのはっきりしたタッチのイラストもクールでGoodです!
“遠征”にマルチプレイ。豊富な遊びでじっくりやり込もう
ゲームをプレイしていなくてもリアルタイムで時間が経過し、さまざまなものも持ち帰ってきてくれる“遠征”という機能もあります。好きなキャラで調査団を組んで出発させるだけでOKというお手軽さで、ゲームプレイの助けに一役買ってくれます。
▲最初は建物の周囲のみが範囲で、遠征に出して開拓することでより遠くまで行けるようになります。遠くは時間と必要レガド(お金)が増えるけどレアなものが出る! と信じて進めるべし。 |
“遠征”では、まれに“地図ダンジョン”に行くための地図が入手できるのも特徴。地図クエストでは大量の経験値やレガドが得られるので、地図を持ち帰ってきたらラッキー♪ 編成した調査団のパラメータに応じたボーナスなどもあります。
▲次の遠征に活かせる調査ログも確認できます。ちなみに、調査団はパーティ編成中のキャラも設定できるので、わざわざ遠征用のキャラを用意する必要はありません。 |
また、すべてのダンジョンはマルチプレイに対応。形式にも参加と募集があるので、気が向いたときに好きな形式でマルチプレイが楽しめます。シーズンで区切られた“対戦”の“ランクマッチ”も、普段とは一味違う戦いが楽しめるのでおすすめです。
▲気軽に参加できるのがマルチプレイのいいところ。他のプレイヤーの立ち回りを見て勉強できるのもいいですよね。 |
『グラスマ』は引っ張りアクション初心者はもちろん、本作のイラストが気になった方にもおすすめのタイトルです。作り手のテイストをうまく組み込んだこだわりと楽しみが随所に見られるので、ぜひ一度遊んでみてはいかがでしょうか?
▲一緒にひと味違った“グラフィティバトルアクション”を楽しみましょう! |
(C)BANDAI NAMCO Online Inc.
データ
- ▼『グラフィティスマッシュ』
- ■メーカー:バンダイナムコオンライン
- ■対応機種:iOS
- ■ジャンル:ACT
- ■配信日:2017年10月26日
- ■価格:基本無料/アイテム課金
- ▼『グラフィティスマッシュ』
- ■メーカー:バンダイナムコオンライン
- ■対応機種:Android
- ■ジャンル:ACT
- ■配信日:2017年10月26日
- ■価格:基本無料/アイテム課金