“恋のお相手は、イケメンだけどみんなお馬鹿！”。そんな斬新すぎる設定と、スタイリッシュなシステムで世の女性たちの心を鷲掴みにした大人気作『VitaminX』シリーズ。発売10周年を記念するスペシャルイベント“VitaminX B6キックオフMTG！”が、9月16日に日本青年館ホール（東京）で開催されました。

　イベントには真壁 翼役の鈴木達央さん、草薙 一役の小野大輔さん、七瀬 瞬役の鳥海浩輔さん、仙道清春役の吉野裕行さん、風門寺吾郎役の岸尾だいすけ さん、斑目瑞希役の菅沼久義さんと、メインキャラクターB6のキャストが総出演。

　日本青年館ホールは、『VitaminX』の初イベントが開催された場所。そんな思い出の地で、10周年記念イベントを迎えられることにキャスト陣もファンも感慨深そうな表情を浮かべていました。歌あり、朗読劇あり、爆笑ありだった昼の部をレポートしていきます。

舞台の上でまさかのラーメン作り!?　ハチャメチャすぎる朗読劇

　イベントは、名コンビ鈴木さんと小野さんが歌う『VitaminX Evolution Plus』の主題歌「一撃SN†PER」からスタート！　2人のセクシーな歌声に、ファンのボルテージは急上昇！　空気が温まったところで、朗読劇がスタートします。

　物語の舞台は、真壁財閥が作った高級リゾート施設。そこに招待されたB6と、客席のファンこと先生たちは、優雅なバケーションを過ごすことになります。『VitaminX』のイベントは久しぶりということもあり、B6メンバーは口々に先生と一緒に過ごせることを喜んでいました。また瑞希は登場して早々、本作品のイベントではお約束のセリフ「客電（客席の電気）を上げてください」と叫ぶサプライズで、会場を笑わせます。

　さらに悟郎が舞台に水のペットボトルやグッズのお菓子を持ち込んだことで、みんなで食べたり、水分補給をしたりしながら朗読劇を進めるという前代未聞の展開に！　ステージ上で、水を使ってラーメンを作り始めるというB6らしいハチャメチャっぷりを見せてくれました。その後も人気アニメの名台詞やものまねなど、アドリブの連続で客席からは常に笑い声が途絶えません。

　いっこうに進まない物語にしびれを切らし、翼と一も登場。B6全員がそろったところで、先生にどちらが準備した水着を着せるかという話になります。セクシーなパレオつきの水着を着せたい翼、瞬、瑞希と、キュートなアニマル系水着を着せたい一、清春、悟郎で意見は対立。そこで水鉄砲を使って、ビーチで陣取り勝負をし、勝った方の水着を先生に着てもらうことになります！　身体能力の高い一と清春のアクションや、瑞希の頭脳などそれぞれの個性を駆使して熱いバトルを繰り広げます。

　勝負は接戦となり、最後は甘い言葉で先生を口説き落とした方が勝ちということに！　“自分の方のチームを選んだら、こんなエスコートをする”というテーマで、B6メンバーが甘いアプローチをしてくれます。

　悟郎は“流れるプールやマッサージ“、瑞希とは“お散歩やお昼寝”といったまったりした時間が過ごせるとPR。清春は、“逆に自分を楽しませろ”とデビルぶりを発揮します。しかし、最後に投げキッスをして先生たちの大きな歓声をさらっていました。

　瞬は“自分にできることは何でもしたい”という献身的な愛を囁き、会場中をうっとりさせます。一からは、“アニマル”などお約束のセリフが。また甘いセリフのなかに、絶妙なボケをはさんで先生たちを笑わせます。トリの翼は、“オリジナルのプラネタリウム”でのロマンチックなひとときを提案してくれます。

　結果は、一、清春、悟郎チームの勝利。さらに先生の提案で、負けたチームが勝ったチームを褒めることに！　瞬が清春のいいところを言うというレアなシーンを見ることができました。

映像とともに振り返るB6メンバーの思い出

　朗読劇のあとステージが暗転し、告知映像が公開されました。そこで『VitaminX』の新作ドラマCDの発売、成長したB6との新たな物語が楽しめるゲームの発売、T6や永田が出演するイベント開催などファンにはうれしい情報が明らかに!!　そのたびに、客席の先生方からは大きな拍手や歓声が上がっていました。

　続いては、小野さんの司会によるバラエティコーナー。ここでは、過去の『VitaminX』のイベントや修学旅行DVDの映像を見ながらどんなことが起こったか答えるクイズがおこなわれました。懐かしい映像にファンもキャスト陣も、みんな懐かしそうな表情を浮かべていたのが印象的。インパクト抜群な場面ばかり出題されたこともあり、キャスト陣はボケを織り交ぜながらいくつも正解を出していました。

初披露目曲も含むライブコーナー

　ミニライブコーナーの1曲目は、鳥海さん＆吉野さんによるナナキヨの「完璧ジェラシー」。奪いあうような激しいサウンドに、先生たちはうっとりと聴き惚れます。2曲目はベストアルバム『Vitamin BEST XZR』に収録されている岸尾さん＆菅沼さんの新曲「Vitamin音頭」。こちらは一転して盆踊りを思わせるようなのどかな音楽で、みんなで楽しめるような楽曲です。曲の後半には、ほかのキャスト陣も登場して一緒に盛り上げていました。

B6たちとの物語はまだまだ終わらない!!

　楽しい時間はあっという間に終わってしまうので、いよいよ終幕のお時間。菅沼さん「約2年ぶりのイベントになるんですが、始まった瞬間にいつもの『Vitamin』にお客さんと一緒に戻ってこれた」、岸尾さん「コメントが変わらない。10年前から」、吉野さん「こんなに長くできるなんて。心強いメンバー、そしてついてきてくれたみなさん、ありがとうございました。」、鳥海さん「最初は今まで通り出来るかなと思っていました。でもいつものメンバーがそろうと、打ち合わせなしでできる。それをみなさんも受け入れてくれて、本当に助かります」と、作品にかける想いやファンへの気持ちを口々に語ります。

　小野さんからは「僕がふざけるようになったのは、『Vitamin』がきっかけ（笑）。ここに来るとふざけたくなってしまう」という告白が。岸尾さんから「俺といるときはふざけているけど」とツッコミが入り、それに小野さんは「岸尾さんのせいだよ」と笑いながら返していました。

　座長である鈴木さんは、「みんなの顔が見えないので客電を上げてください」とお約束になった名言から挨拶をスタート。新作について「より先に進んだ我々に会いに来てほしいです。大人の恋ができる作品に仕上がっています。またB6たちと楽しい時間を作れたらいいなと思っております」と今後への期待が増すステキなコメントを話してくださいました。

　最後は、ファンとキャストが1つになれる名曲「ENDLESS X!!!」をみんなで熱唱して、イベントは幕を下ろしました。来年以降も、ドラマや新作ゲームなどB6たちの活躍から目が離せそうにありません!!

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