2017年11月28日(火)
スクウェア・エニックスより、本日11月28日に配信されたPS4/PC用ソフト『スターオーシャン4 -THE LAST HOPE- 4K & Full HD Remaster(SO4リマスター)』。画期的なフルリアルタイムのバトルシステムなどはそのままに、高精細&高画質なグラフィックで星の海を舞台にした壮大なストーリーが楽しめます。
※Steam版は日本時間では発売日が11月29日となります。
そもそも『SO4』自体はすでに8年も前のゲームということで、最新作である『スターオーシャン:アナムネシス(SOA)』をプレイしているユーザーの中には、この物語に触れたことがない人も少なくないはず。
そんな“『SOA』は遊んでいるけど『SO4』は遊んだことがない”へのアプローチを中心に、今一度『SO4』の魅力を振り返っていく本企画。いよいよ『SO4リマスター』も配信がスタートしましたし、記事を読んで興味を抱いた方はぜひ遊んでみていただきたい!!
『SO4』のキャラたちは、『SOA』でも大活躍中。前回はエッジ、レイミ、クロウについて紹介しましたので、今回はレイミ以外の女性キャラの魅力に迫っていきましょう。
種族 | レムリック人 |
性別 | 女性 |
年齢 | 15歳 |
武器 | 杖 |
エッジたちが惑星レムリックで出会う少女。いつも無表情で感情を表に出すことは不得意。多彩な呪紋を使いこなす天才肌だが、年齢のわりに行動や言動は幼い。これは幼少時代のある事件がトラウマになってのものです。
仲間となったエッジたちに信頼を寄せ、エッジを“えーたん”と呼ぶなどさまざまなあだ名をつける一方、フェイズだけは呼び捨てにするなど、彼のことを意識している模様。守護獣であるケルベロスの“わんわ”と契約しています。
▲年齢よりも幼く見えるリムル。幼いころのトラウマで止まってしまっていた彼女の時間は、エッジたちとの出会いをきっかけに動き始める! |
▲「はいなのよ」は『SOA』のスタンプでもおなじみ! |
『SOA』でのリムルのロールは星5のキャスター。比較的打たれ弱いキャラが多いキャスター勢の中で、DEFアップや被ダメージを抑えるタレントなどを所持しているリムルは、耐久力に優れています。
見た目は打たれ弱そうな少女であるリムル。しかし『SO4』の物語を思い出すと、過酷な戦いの中で登場人物の誰もが心折れそうになる最中、最後まで諦めることなく前を向いていました。その“芯の強さ”がよく表れている性能といえるでしょう。
▲イラストは『SOA』のもの。 |
動きが早いザコ敵にはファイアボルト・落を、巨大なボス敵にはバーストフレイムをと、『SOA』のバトルでは火の呪紋を中心に立ち回るリムル。これも『SO4』で、とくに火の呪紋を得意とするリムルの個性が出ています。ラッシュコンボでしっかりと“わんわ”を召喚してくれるのも見どころです。
▲『SOA』でのラッシュコンボ“グランド・フレイム”では、パートナーである“わんわ”が大活躍! 一瞬のことでほとんど後ろ姿しか見えないのはご愛嬌! |
▲こちらは『SO4』での“わんわ”。イベントシーンはもちろん、戦闘シーンでもリムルを守護する頼れるヤツ。尻尾のリボンがキュート! |
なお、別コスチュームパターンである“連邦リムル”は、『SO4』での冒険を経て発足した“地球連邦”のアカデミーに所属した際に着ている制服(じつは初等部制服)となっています。ぜひともケルベロブラスターを装備させてあげたい!!(笑)
種族 | レッサーフェルプール |
性別 | 女性 |
年齢 | 16歳 |
武器 | 爪 |
ネコ科の生物を祖先とし、獣のしっぽや鋭い爪を持つレッサーフェルプールの少女。幼い頃に仲間とはぐれ、ひとりぼっちで生きてきた過去を持つが、それを感じさせないほど常に元気でまっすぐな性格をしています。
パーティのムードメーカーとして、常に仲間を笑わせようとする一方、表には出さないものの寂しがり屋な側面も。食に対する好奇心が強く、サラを食べようと虎視眈々と狙っています?
▲エッジに心を開いた後は、天涯孤独に生きてきたがゆえの、寂しがり屋な一面を見せることもあります。 |
▲いつもとにかく元気なメリクルですが、彼女がハカセと呼ぶ人物との物語は必見です。一気にメリクルが好きになります。 |
『SOA』でのメリクルのロールは★5エースのアタッカー。ナックルを装備して最前線で戦います。タレントの効果により、ヒット数が伸びるほど攻撃力が上昇していくその戦闘スタイルは、いつもハイテンションなメリクルならでは!
▲イラストは『SOA』のもの。 |
威力の大きなフラッシュ・ミャリオットをうまくたたき込めるかが重要な点、およびスピードに優れるぶんやや打たれ弱い点などは、『SOA』も『SO4』も同様です。
思い通りに動かせるようになるには慣れを要するものの、使いこなせれば大活躍できるところがメリクルの大きな魅力といえるでしょう。
▲ラッシュコンボのマックス・エクステンション。ちょっと元●玉を思わせる演出、そしてATK×4,000%のダメージは決めると爽快! |
▲『SO4』でもマックス・エクステンションは目を見張るほどの威力を誇るので、ダメージ源として大活躍します。 |
種族 | モーフィス人 |
性別 | 女性 |
年齢 | 22歳 |
武器 | 杖 |
科学の進んだEnIIという惑星出身の才媛で、未開惑星調査員を努めます。さまざまな未開惑星の地質や物質の調査をするため精力的に活動。調査中に未知のモンスターに出会うことも多いため、戦闘能力にも秀でており、呪紋を駆使して敵を撃破していきます。
穏やかそうな外見をしているが、感情的で気性の激しい性格。もともとは優しく笑顔の似合う女性だったが、ある事件に巻き込まれたことで厳しい表情をすることが多くなりました。
▲ちょっとツンデレ気味なミュリアさん。悲しい過去を背負っている彼女が少しずつエッジたちに心を開いていく姿に注目です! |
『SOA』でのミュリアのロールは★5エースのキャスター。効果範囲がとにかく広いプラズマサイクロンを用いてのザコ掃除を得意とするので、試練の遺跡などで活躍できます。
元々のINTが高いうえ、タレントでさらにその値を上昇させられるのが強みですね。自分自身にのみ効果が発生するタレントが多いのは、未開惑星調査員として1人で行動する機会が多かった『SO4』でのミュリアの境遇を考えると納得でしょう。
▲イラストは『SOA』のもの。 |
ロングレンジから呪紋で敵を圧倒していくスタイルは、シリーズ共通。ラッシュコンボのエクスティンクション・紫電はその威力もさることながら、ラッシュ後に20秒間INTが+80%されるのがヤバいです!
▲『SO4』のエクスティンクションも見た目はド派手。多段ヒットで大ダメージを与えます! |
なお、別コスチュームパターンである“常夏のミュリア”は、ディフェンダーとしてパーティの壁役に。艶やかな水着姿は、そこらの小娘には出せない色気にあふれています。ミュリアのオトナな魅力に最大限フォーカスしたコスチュームといえますね!
種族 | フェザーフォルク |
性別 | 女性 |
年齢 | 19歳 |
武器 | 槍 |
背中に大きな羽根を生やしたフェザーフォルクの女性。かなりのんびり屋でおっちょこちょいな性格で、人を疑うことを知らない天真爛漫な性格をしています。愛情豊かですべての人に聖母的な愛を注ぎます。
その博愛ぶりはフェザーフォルクの中でも有名で、やや変わり者あつかいを受けることも。戦闘では呪紋を用いて立ち回るが、おもに回復の呪紋を多用することでパーティの癒し役となることが多い。
▲のんびりとした口調が特徴のサラ。やや世間ズレしているのもまた、彼女の魅力となっています。 |
▲レッサーフェルプールのメリクルとは、狩って狩られての間柄?(笑) |
『SOA』でのサラのロールは★5のヒーラー。フェザーフォルクという種族は呪紋の使用に長けているのですが、彼女がエンゼルフェザーでの仲間強化や回復などに特化している理由は、『SO4』の物語をプレイすればすぐに理解できます。タレントが仲間のサポートに特化しているのもじつにサラらしい!
▲イラストは『SOA』のもの。 |
ちなみにサラ、背中に羽根を生やしていますが『SOA』では空を飛ぶことはありません。これは『SO4』での“羽根を生やしていながら飛べない”設定を再現しているからですね。
今後、その他のフェザーフォルク(『SO1』のヨシュアやエリスなど)たちが登場する際、どのような動きをするのかが気になるところ。
▲パーティ全体の毒とマヒを無効化するタレントを所持するので、バッドステータスを付与してくる試練の遺跡などでも活躍できます。 |
『SO4』の魅力は戦闘システムのみにあらず! 冒険の途中で集めた素材同士を組み合わせてアイテムを作り出す“アイテムクリエイション”や、仲間との交流を深めていく“プライベートアクション”など、本シリーズならではの要素がバッチリ盛り込まれています。
ここでは、そんなゲームシステムについて簡単にまとめてみましょう。
アイテムクリエイションは、『SO』シリーズを代表する伝統のシステム。複数の素材を組み合わせることで、ショップでは手に入らないアイテムを創作できます。
このICを駆使することで、普通に考えると今のパーティレベルでは太刀打ちできない強敵にも勝利できるなど、冒険の役に立つこと間違いなしです。
なお、作り出せるアイテムは武器や防具、アクセサリに加え、『SO4』ではカルナスの船内に飾れる“船内アイテム”も実装されており、その総数は圧巻の1000種類以上となっています。
▲カルナスから端末を介してウェルチに話しかけることで、ICを行うことが可能。まさか、シリーズおなじみのウェルチがこんな形で登場することになるとは! |
ICを行うには、まず各キャラの才能に応じたスキルを磨き、メンバー同士で会議を行って、レシピを作成。レシピ完成後は、それに沿って素材を必要数集めることで、目当てのアイテムを作り出せる仕組みになっています。
なお、ICではアイテム同士を合成することも可能。どのアイテムを合成するかで完成アイテムは変化します。
▲当然ながら、会議に参加するメンバーによって生み出されるレシピは変化。特定の組み合わせによっては、お店では手に入らない貴重なアイテムが作り出せるようになる!? |
▲イチファンとしては、『SOA』にこの『SO4』バージョンのウェルチも実装してもらいたい。脇がやばいでしょ、脇が! |
仲間たちとオフを過ごし交流を深めていくキャラクターごとの固有イベント、それがプライベートアクション(PA)! 『SO4』のPAは、基本的に宇宙船カルナスの中で発生するようになっています。その総数はおどろきの約100種類となっており、やり込み派プレイヤーも納得のボリュームといえますね。
▲仲間の意外な一面がのぞけてしまうPAは、シリーズの人気の要因の1つ! |
『SO4』のPAの中には、条件を満たさないと見られないものが多数存在! なかには、特定のPAを見ることが発生条件になるものもあります。この“PAチェーン”で発生するPAは、必ず因果関係が存在するので、対象キャラとより親密になるチャンスです。
複数のキャラとの絡みが発生するPAもたくさん用意されており、選択肢が出現するものや、仲間との信頼度に影響するものも存在。このPAで交流を深めた仲間とは、なんと固有エンディングまで用意されていますので、お気に入りのキャラとのPAは見逃すことなく進めましょう。
▲エッジさんがマジえっちになってしまう伝説のPAなんかも存在。『SOA』でエッジやレイミに愛着を持って使用しているプレイヤーさんには、絶対に見てほしい!! |
このアイテムクリエイションやプライベートアクションという要素は、『SO』シリーズにはなくてはならないものだけに、なんとか『SOA』にも実装してもらいたいファンも少なくないはず。
▲イベントでエッジさんのこ~んな側面を垣間見たとき、『SO4』のPAを思い浮かべた人は多いのでは!? |
PAに関しては、『SOA』内の各種ゲーム内イベントが“キャラとの交流を深めてその人物の意外な一面を見出す”役割を果たしていますので、特別に切り分けて実装する必要はないかも。
その反面、ICに関しては、需要が大きい気もしつつ、実現には中々ハードルが高そう。プレイヤーが自由に武器やアイテムを合成できるようになったら、ゲームバランスに大きな影響を与えそうですもんね……。
とはいえ、じつは以前のインタビュー記事でICの実装を検討中であることをほのめかす発言もあっただけに、期待が高まるところです。
ICがどれだけ便利なのかは『SO4』に触れてみればすぐにわかるかと思いますが、その便利さゆえにゲームバランスを崩壊させることにもなりかねないため、『SOA』運営チームには慎重に検討してもらいたいですね!(期待!!)
……ということで冒頭にも書きましたが、『SO4リマスター』はただいま絶賛配信中! 記事を読んで少でもピクリとくる要素があった人は、ぜひゲームをプレイしてもらえればと思います。それでは、今回はこのへんで!
※Steam版は日本時間では発売日が11月29日となります。
(C) 2009, 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. Developed by tri-Ace Inc.
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