2017年11月24日(金)
11月21日に配信されたiOS/Android用アプリ『どうぶつの森 ポケットキャンプ』を、『どうぶつの森』シリーズ好きのライター・イナヤ マギがレビューします。
本作の舞台は、村ではなくてキャンプ場! キャンプ場の管理人となって、お気に入りの家具を置き、自分だけの素敵なキャンプ場を作ることができます。
周りには、海や川などのレジャースポットがたくさんあり、おなじみのどうぶつたちがキャンパーとしてやってきます。キャンパーと話したり、欲しがっている素材をあげたりすると仲よくなれます。
キャンパーと仲よくなって、キャンプ場に好みの家具を置いて招待すれば、キャンプ場に遊びに来てくれるようになります。いろんなキャンパーと仲よくなって、賑やかなキャンプ場を作りましょう。
『どうぶつの森』といえば、サカナを釣ったり、どうぶつたちと話したり、家を模様替えしたりとのんびり自由に毎日をすごすイメージがありますが、舞台がキャンプ場になっても、その雰囲気と自由度の高さは健在です。
周りのあるレジャースポットでサカナやムシを捕るもよし、キャンパーたちと語り合うもよし。スタミナなどの行動制限はないので、自由にまったり過ごすことができます。
キャンプ場に家具を置いたり、キャンピングカーの内装や外装を変更したり、服を買ってコーディネートしたりと、カスタマイズ要素も多いです。地味にうれしいのが、主人公の顔や髪型を自由に決められること! 『どうぶつの森』シリーズでは、質問に答えることで容姿が決まりましたが、本作では髪型、目、髪の毛と目の色を自由に決められるので、自分好みのキャラにカスタマイズできます。
『どうぶつの森』シリーズでは、サカナやムシを捕る時は逃げられないようにゆっくり近づいたり、浮きが沈んだ直後に釣り上げたり集中力が必要でした。本作では、釣ったり捕まえられたりするタイミングにアイコンが表示されるので、楽にできるようになっています。
ムシ捕りは、ムシをタップすると自動で近づいてくれるので、従来に比べるとかなりお手軽になっています。それでも走っていると逃げてしまいますが。
主人公の移動もタップやスライドでできるので、移動中でも片手でサクサクとストレスなくプレイできるのは大きな魅力だと思います。
家具の制作時間を縮めたり、持てる素材の数を増やしたりできる、便利なアイテム“リーフチケット”。お金を払って入手することもできますが、特定の行動を取ると素材やチケットをもらえる“しずえチャレンジ”や、どうぶつたちと仲よくなると上がる“キャンパーレベル”のレベルアップ報酬でもらうことができます。
無課金でもそこそこもらえるという、ユーザーに優しい仕様となっています。
そうは言っても、リーフチケットは貴重品です。リーフチケットの使いどころに迷っている管理人さんは、素材を持てる数をアップするか、カイゾーのクラフト台を追加するのがオススメです。
サカナやムシ、果物など採取で入手できる素材の所持数は、キャンパーレベルが上がると少しずつ増えていきますが、採取しているとすぐに上限に達してしまいます。リーフチケット20枚で上限が5個増えるので「いつも素材がいっぱいで入らない!」という人は上げてみるといいかもしれません。
ちなみに、“キーのもと”などのクラフト用素材の所持数は、キャンパーレベルのアップでしか増えないので、ご注意下さい。
カイゾーのクラフト台は最初1台だけで、長時間の家具を作成してしまうと、できあがるまで使うことができません。リーフチケットを80枚使うと1台増やすことができ、最大で3台用意できます。すこし多めにチケットを消費することになりますが、複数の家具を同時に作成することができるので、1台は長時間かかる家具を、1台は短時間でできる家具をといった感じで使い分けることができます。
非常に便利なので、チケットに余裕があれば1台は増やしておくことをオススメします。
いつでも操作できることから、アプリとの相性はいい本作。一方で、サーバーの不安定さともう1点はサカナやムシなど素材の少なさは少し気になります。ただ、サーバー問題は徐々に解消されていきますし、素材については今後のアップデートで追加されることを期待しています。
『どうぶつの森』ならではの自由度とアプリのサクサクした操作性との融合した、遊びやすくて楽しい『どうぶつの森』になっていると思うので、今後のアップデートで要素が追加されることを待ちつつ、まったり自由に暮らしてみてはいかがでしょうか?
(C)2017 Nintendo
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