2017年11月29日(水)
『パシャモン』12月中旬にクリスマスイベント開催。画像認識技術とバトルをレポート
セガゲームスが2017年冬に配信するiOS/Android用タイトル『パシャ★モン』のPR大使お披露目会が、東京にあるグレースバリ秋葉原で開催された。
本作は、スマホカメラで写真を撮ると、AIによる画像認識技術により“被写体をモチーフにしたモンスター”を獲得できる“スマホカメラRPG”。撮影(パシャ)したものを自動で色や明るさ、形などを判別し、それに応じたモンスターが出現する。
PR大使お披露目会終了後にはメディア向けに先行体験会が行われた。にぎやかなPR大使が登場した様子と、体験レポートを以下で掲載する。
PR大使お披露目会
登場したディレクターの今井邦彦さんは、日常から行っている“写真を撮る”という行為をゲームにできたら、ユニークなうえに皆が楽しめると思ったことが本作の開発経緯であることを告白。画像認識技術によって、撮影したものにちなんだモンスターがゲーム内に姿を見せる。
▲開発を行っている今井さん。 |
撮影したものから、どのようなモンスターが出てくるのかはわからないため、まるで宝探しのような体験を楽しめるという。また、これまでに撮影したら写真を認識させることも可能なため、撮りためたものを活用することもできるようだ。
モンスターには、パシャで集める以外にモンスターを組み合わる交配が存在。豊富なモンスターは見た目や動きなど演出にも凝っているということで、今井さんは「気にいるモンスターがきっといるはず!」とコメントしていた。
バトルには、モンスターに設定された相性の要素があるうえに、スキルを放つタイミングという駆け引きもアリ、奥深さも存在。そのうえで、操作はシンプルであるため、幅広い層が楽しめる仕組みになっているようだ。
苦労について聞かれた今井さんは、「パシャを実現させるのが大変でした」と回答。ものを認識させるシステムは比較的早く完成したが、その部分をどのようにエンタメに落とし込むかということで悩んだという。悩んでいるなか、いたずらでおっちょこちょいなAI・パシャモンが生まれたことをきっかけに、ゲーム開発がうまく行き始めたそうだ。
ここで、本作のPR大使お披露目会のメンバーが登場。アイドルグループ・SUPER☆GiRLSとして活動していた前島亜美さん、“ツイキャス王子”として人気のたくぽんさん、アイドルグループ・わーすたが姿を見せた。
メンバーは原宿などで撮影を行ったWeb用CMに出演。初対面ということで緊張もあったそうだが、徐々に打ち解け、いい絵がとれたようだ。
▲左から今井さん、前島さん、たくぽんさん。 |
▲左から松田美里さん、三品瑠香さん、小玉梨々華さん、廣川奈々聖さん、坂元葉月さん。 |
ここで、たくぽんさんが前島さんを撮影することに。パシャモンに“古いお人形”と判定された前島さんは「顔が古いってことですか?」と笑いながらコメント。わーすたのメンバーも、互いに撮り合ったり、自分を撮影したり、物を撮影したりして楽しんでいた。
『パシャモン』内で撮影する際には、レンズを選択することが可能。“ノーマル”、“どうぐ”、“たべもの”、“まちなみ”があり、撮影するものにあったものをチョイスするのもポイントになるようだ。猫の置物を撮影した際には、“どうぐ”レンズだと蛇口のモンスターになったが、“ノーマル”ではネコのモンスターになっていた。
また、“パシャモン”は少しひねくれているという性格のハイテクAIロボット。物を認識しているにもかかわらず、あえて別のものを出してくることもあるようだ。これはあえてバラけさせることで、同じものでも再度撮影したり、人との違いを楽しんだりできる幅を作るためとのこと。
今井さんは、12月中旬よりクリスマスイベントを行うことを発表。クリスマスの風景に隠れているモンスターを探すというもので、見つけることでストーリーが展開していく。さらに、全プレイヤーの集計数がカウントされ、その数によってプレイヤーにプレゼントが贈られる企画も計画しているとのこと。今井さんは「ぜひ友だちを誘って、皆でパシャってほしいです」とメッセージを送った。
意気込みを聞かれたPR大使のメンバーは「協力して一緒に『パシャ★モン』の楽しさを伝えていきたい」とコメントしていた。
今井さんへの質疑応答ではマネタイズについての質問があがる。本作は基本プレイ無料で有料アイテムという課金要素が存在。パシャしていると、パシャモンのスタミナがつきるため、それを回復させたり、交配の時短をしたりする他、すぐに孵化できるガチャ卵などもあるという。
報道陣から出た「セガキャラは出てくるのですか?」という問いについては、「セガをふくめ、コラボを考えている」と今井さんは回答。いろいろなキャラが出ると楽しいと考えているため、検討しているとのこと。
また、イベントとしては先ほどのクリスマスのようなものだけでなく、ランチ限定のゲリライベントやアリーナで真剣勝負をする期間など、いろいろな催し物を想定しているようだ。
メディア向け先行体験会
メディア先行体験会では、モンスターを獲得できる“パシャ(撮影)”やバトルを体験できましたので、そちらをレポートします。
パシャ
パシャでは、撮影対象物に適したレンズを選択することで、認識の精度が上がります。レンズには、“ノーマルレンズ”、“どうぐレンズ”、“たべものレンズ”、“まちなみレンズ”の4種があります。“ノーマルレンズ”は人物やペットなど幅広いジャンルのものを識別し、“どうぐレンズ”は文房具屋や楽器といった物体、“たべものレンズ”は食べ物、“まちなみレンズ”は景色を撮影するのに適しています。
会場では、リンゴが用意されていたので、“ノーマルレンズ”、“たべものレンズ”を使って撮影してみました。
▲リンゴ“ノーマルレンズ”で撮影した時のモンスター。 |
▲リンゴ“たべものレンズ”で撮影した時のモンスター。 |
リンゴは食べ物なので、“たべものレンズ”を使用することで認識の精度が上がります。“ノーマルレンズ”での撮影時はリンゴの“赤い色”を認識しているようです。
その他にも、会場に用意されていたカップ麺、アコースティックギター、“パシャモン”のぬいぐるみも撮影してみました!
▲モンスターが出現する前の文字の中には、“カップ麺”の文字があるのですがハンバーガーのようなモンスターに。 |
▲アコースティックギターを撮影するとエレキギターのモンスターが登場しました。 |
▲“パシャモン”のぬいぐるみは、カメラや信号機などの見た目と近しいワードが出ていましたが、黄色の認識が強かったのかハチのモンスターが登場。 |
撮影対象に適したレンズを使うことで、認識する精度が高くなるように感じました。また、あえて違うレンズを使用して別のモンスターを見つけるのものおもしろいかもしれません。モンスターが出てくる時にワクワクして、いろいろなものを撮影してしまいました。
バトル
会場にあった端末では、CPUとバトルできました。バトルはターン制で行われ、モンスターの切り替えたり、スキルを使用したりしながら戦います。
モンスターには属性があり、相性によって有利・不利があります。相手の属性によって、自身のモンスターを切り替えて攻撃するのが勝利のカギとなりそうです。
本体験会では一部の機能でのプレイでしたが、他のプレイヤーと戦う“アリーナ”や“フリーバトル”なども用意されています。自分で見つけたモンスターを育てて、友だちなどのプレイヤーと競えるので、盛り上がれそうです。
アプリが配信された際には、さまざまなものをパシャしてモンスターを見つけて、強いモンスターに育てたいと思います。そして、ぜひ一緒にバトルしましょう!
(C)SEGA
データ
- ▼『パシャ★モン』
- ■メーカー:セガゲームス
- ■対応機種:iOS/Android
- ■ジャンル:RPG
- ■配信日:2017年冬
- ■価格:基本無料/アイテム課金