2017年12月4日(月)
『地球防衛軍5』武器のカスタマイズと成長要素を紹介。キングや敵ロボットなど地球外生物の続報も
ディースリー・パブリッシャーは12月7日に発売するPS4用ソフト『地球防衛軍5』の新情報を公開した。
『地球防衛軍5』は、新たな世界観の下で“未知なる異星生命体”の侵略と対峙する人類を描く人気シリーズ最新作。甲殻や体液などの離散、建物や風景の描写など、表現が格段にアップしている。
公開されたのは、武器のカスタマイズと成長について。武器のカスタム値やグレード、異星文明プライマーと敵ロボット兵器が明らかになった。
武器のカスタマイズと成長
武器の入手と成長要素
『地球防衛軍5』ではプレイヤーが今操作している兵科以外の武器も入手可能となった。また入手した武器には“グレード”が存在する他、武器の細分化された性能ごとに“カスタム値”が存在する。
敵を倒すと出現する武器アイテムを取得することで新たな武器を手に入れることができるシリーズ特有のシステムはそのままに、例え同じ武器であっても何度も入手することで、既に所持している武器を強化していくことが可能となった。
ここでは武器の成長を語るうえで欠かせない“グレード”と“カスタム値”といった新要素を解説する。
新要素“武器のカスタム値”とは?
同じ武器であっても『地球防衛軍5』では性能に差が存在する。武器には多くのカスタム値というものが設定されており、このカスタム値ごとに細かく性能が変化するという。
例えば、アサルトライフル“PA-11”には、弾数、ダメージ、リロード時間、有効射程距離、弾速、精度と7つの性能ごとにカスタム値が存在する。それらが高くなるほど性能が向上していく。同じ武器であっても“弾数”のカスタム値が高くなればなるほど、それだけ装填される弾数が増える。
これに加え“リロード時間”、“ダメージ”のカスタム値が高ければ、装填可能な弾数も多く、装填にかかる時間が早く、威力も高い武器となる。
各武器のカスタム値は、武器選択画面で“☆5”のように表示されている。ダメージが“☆1”の場合、ダメージのカスタム値は1と低く、その武器のポテンシャルとしては、あまり強い状態とは言えない。なお、カスタム値が最高まで達した時は、“☆”の表示が“★”へと変化する。
武器の“グレード”について
入手した武器には“グレード”が存在。武器のグレードはカスタム値と同じように“☆0”、“☆1”、“☆2”などと表示される。すでに所持している武器を入手した場合、新たに入手した武器のグレードが高ければ、所持する武器が強化される可能性がある。
取得した武器からカスタム値の高いパーツのみを取り外し、所持する武器に付け替えられて強化されるといった具合だ。同じ武器を何度も入手することで、武器を強化していくことができる。
なおプレイ中の兵科に限り、グレードの高い武器を発見しやすくなるというボーナスが発生する。本作ではプレイ中の兵科以外の武器も“武器アイテム”を取得することで入手することが可能であるが、レンジャーでプレイして武器を入手した場合には、レンジャーの武器にグレードが高いものを発見できる確率が高まる。
異星文明 プライマー
キング
β型侵略生物の中に、ひと際巨大な個体が確認された。全長は約50メートル。10メートルのβ型をはるかに上回る巨体だ。キングと呼称され、優先駆除対象に指定された。
キングは巨体でありながら、敏捷さと優れた跳躍力を持つことがわかっている。β型同様に強い酸を含んだ糸を吐きだすが、射程距離は非常に長く、β型の数倍の距離まで投射することが確認された。
クイーン
巨大な飛行型侵略生物。おそらく飛行型の女王のような存在であり、繁殖の要となっている生物だと推測される。全長は約80メートル。驚くべき巨体であるにもかかわらず、飛行能力を有している。体から針状の物質を射出。針は非常に大型であり、射程距離も通常の飛行型侵略生物をはるかに上回る。
最大の問題はクイーンが飛行型侵略生物を操り、巨大な巣を作ることである。飛行型侵略生物は巣の中で繁殖。数を増やすことがわかっている。クイーンはその要となる生物なのである。クイーンを放置すれば、飛行型侵略生物は増え続ける。しかし逆にいえば、クイーンを撃破することで飛行型の増殖を食い止めることが可能だといえる。
そのため、我々はクイーンを最優先駆除対象に指定した。例え味方の損害が懸念される局面であっても、クイーンへの攻撃を躊躇してはならない。
ハイブ
土と岩石の巨塔。飛行型侵略生物の巣だと思われる。表面は飛行型の体液と土砂を混ぜ合わせたもので固められており、非常に硬質。高強度コンクリートを上回る強度であることがわかっている。
今回確認された巣は特に巨大であり、周囲には複数のクイーンが確認された。飛行型の群れには、複数のクイーンが存在することがわかっている。しかし、今回のように“1つの巨大な巣に複数のクイーン集まる”のは初めてのケースである。爆撃による破壊が有効だと思われるが、巣の周囲は飛行型によって守られており、航空機の接近はリスクを伴う。
敵ロボット兵器
シールドベアラー
多脚型の歩行ロボット。全長(横方向の長さ)30メートルで、全高15メートル。非武装だが、光の壁を作り出す装置を搭載。光の壁はドーム状に広がり、攻撃を防ぎ止める。
銃弾などの実体弾だけでなく、レーザーなどの光学兵器をも遮断することが確認されている。数度の空爆が試みられたが、それですらシールドべアラーを破壊するには至らなかった。
シールドべアラーは、エイリアンの歩兵とともに行動し、部隊を守るためのマシンだと思われる。もっとも重要な問題は“光の壁が我々の攻撃だけを遮断し、エイリアンの攻撃は通過させる”という点である。驚くべきことに、シールドベアラーは、光の壁に接触する物体を個々に判別している。
つまり、光の壁の前では、エイリアンは我々を攻撃でき、我々はエイリアンを攻撃できないことになる。この状態での交戦は、ほぼ勝ち目がないといっていいだろう。
ディロイ
無人の戦闘ロボット。長い鎖のような脚を持ち、悪路や障害物を乗り越えて進む。脚部には多数の砲台が設置されていることもわかっている。歩行時の高さはおおよそで130メートルとの報告がある。だが、長い脚部を持つ機体や、短い機体も確認されており、正確なデータはそろっていない。
世界中に出現したディロイは、すべてマザーシップから投下されたものだと推測される。マザーシップは、保護カプセルに入ったディロイを大気圏外から投下。カプセルは火の玉となって落下し、ディロイを地上へと運んでいる。
ディロイは無差別破壊兵器であり、周囲の生命体や兵器を捕捉し、攻撃を続ける。ディロイが投下された地域では、民間人や非軍事施設を含め、周囲は完全に破壊し尽くされる。投下されたディロイの数は数百機が確認されており、想定される被害は甚大である。
なお、ディロイは攻撃対象や地形に合わせ、脚部の長さや武装の換装が可能であるようだ。今後も情報の収集が必要な難敵である。
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