2017年12月8日(金)
『FGO アーケード』プレイしての感想やシステム解説を掲載。お披露目会では川澄さんがゲームを体験
12月8~10日にロケテストが開催される、アミューズメント施設向けゲーム『Fate/Grand Order Arcade』のゲーム機お披露目会が、東京の秋葉原で行われた。
本作は、配信中のiOS/Android用RPG『Fate/Grand Order(フェイト/グランドオーダー)』に登場する“サーヴァント”と呼ばれるキャラクターや世界観をベースに、3D化されたサーヴァントをプレイヤー自身で操作し、仲間と一緒にバトルを楽しめる“英霊召喚チームバトル”。
イベントには、アルトリア・ペンドラゴン役の声優・川澄綾子さん、ディライトワークス クリエイティブディレクターの塩川洋介さん、セガ・インタラクティブのディレクター・伊神公博さんが登場。キービジュアルとゲーム機、新たなプロモーションビデオを公開した。さらに、川澄さんによるプレイも行われた。
イベント終了後に、報道陣向けに試遊する時間が設けられていたので、そちらは記事の後半でお届けする。なお、掲載されているゲーム画像、およびカードは開発中のもので、製品版と異なる場合がある。
まず3人は、7月29日に行われた『Fate/Grand Order Arcade』発表会を振り返ることに。会場の反響や、こだわりの演出についてコメントした。
12月8~10日から秋葉原にてロケテストが行われる。開催に先駆けて、キービジュアルと筺体がお披露目された。キービジュアルは、オリジナルのサーバントをデザインしたイラストレーターに協力してもらい完成したようだ。本作は戦いがテーマになっているため、それに沿ったビジュアルになっているとのこと。
筐体の特徴は、見たらすぐに『FGO』とわかることと、オリジナリティを感じられることだという。筺体にはスティックと操作するボタン、さらにさらにカード取出口が設置されている。
今回のロケテストには6騎のサーヴァントと、5種の概念礼装が登場。その中からアルトリアとレオニダス一世の3Dモデルが公開された。それぞれのイラストレーターのタッチを再現するべく、さまざまなこだわりで作られているという。レオニダスは開発メンバー内でも人気とのこと。
派手な演出が展開する宝具演出は、本作の見どころの1つ。開発内では『FGO』の宝具をリアルタイムでどう再現するか、検討を重ねたという。
ここで、川澄さんが実際にプレイすることに。本作の開発で心がけていることは、アクションゲームが得意な人はもちろん、苦手な人でもできることだという。
実際に川澄さんは攻撃、ダッシュなどを駆使して次々に相手を撃破。さらに、宝具を発動させて、チームを勝利に導いた。
今回のロケテでは1戦目終了後のみカードが排出される仕様になっている。また、排出されたカードの隅には、“FGO秋葉原祭り 2017 限定”というマークが押される。
ロケテストに次ぐ、次のお披露目の場所は2018年2月に行われる“ジャパン アミューズメント エキスポ(JAEPO) 2018”だ。また、12月8~10日に行われる“FGO秋葉原祭り 2018”、コラボやイベントについて改めて情報が公開され、イベントは終了となった。
発表会後、メディア向けの体験会が行われたのでそちらをレポートする。
プレイにはAimeカードまたはバナパスポート、おサイフケータイ対応の携帯電話が必要。今回はAimeカードを使用した。
操作パネルとして、左手のLグリップと右手のアタックボタン、宝具ボタンが存在。Lグリップにはターゲットボタンとダッシュボタンがある。さらに、タッチパネルで操作が可能だ。
プレイ時にはゲームポイント(GP)が必要となる。
まず最初に無料でサーヴァント召喚をすることに。ここではサーヴァントのみが召喚されるため、概念礼装しか持っていなくて「セットさせる英霊がいない!」ということにはならないようだ。ちなみに今回のプレイではアタランテが召喚された。
プレイヤーの性別、名前を決めるとチュートリアルがスタート。マシュが移動やアタック、ガードなどの操作を教えてくれる。ここでひと通りのプレイを学べるので、アクションゲームが苦手という人も安心だ。
チュートリアルが終わると、先ほどのアタランテがカード取出口から排出される。表面がつるっとしているうえにしっかりとした紙質。裏面にもデザインが施されていたため、思わず「いろいろと集めたくなる!」と感じた。
ここでカードを読み込み口にセットし、パーティを編成することに。使用するサーヴァントと概念礼装をセットしたら決定ボタンを押す。今回のロケテストでは他のプレイヤーと対戦する“グランドオーダー”のみプレイ可能であったが、他にも“カルデアゲート”という項目が用意されていた。
プレイする人数は3人対3人。各プレイヤーが選んだ3騎のサーヴァントは、やられるたびにローテーションして現れる。クラスには相性があるため、ランサーに有利なセイバーで挑んだり、アーチャーが不利なランサーに近づかれているので逃げたりということも重要になりそうだ。
相手サーヴァントを撃破すると、中央のゲージがたまり、満タンになったチームが勝利となる。両チームあわせて、7騎目のサーヴァントを倒した人には聖杯が与えられ、その時は撃破数がブーストする状態になる。
プレイして感じたのは、操作のシンプルさ。攻撃もガードもアタックボタンのみで行える。他に使うのは移動のスティックとターゲットボタンとダッシュボタンのみと、わかりやすい。忙しい操作が苦手な人でもプレイ自体の難度は高くないと感じた。
一方で、スティック+ダッシュボタンの回避で敵の攻撃をかわしたり、スキルを発動させたりすることでアクションゲームらしさを楽しむことが可能。今回はあまり操作できなかったが、コマンドカードをタッチするすることでCHAIN(チェイン)が発動。特別な効果が出るため、プレイヤーの腕に依存する部分もあることを確認できた。
また、本作の見どころの1つである宝具を発動しようとしたのだが、発動前に他のプレイヤーからの攻撃を受けて、つぶされてしまった。タイミングや仲間との連携が重要になりそうだ。
『Fate』シリーズが好きなユーザーが見逃せない要素は、3Dモデルで描かれる英霊とのコミュニケーション部分。ターミナル画面に映し出された英霊はよく動きよくしゃべる。タッチすると反応するので、ついついさわりたくなる仕様となっていた。
『FGO』のキャラを操作し、チームバトルを楽しめる本作。12月10日までセガ秋葉原 1号館、セガ秋葉原 3号館でロケテストが開催されるので、興味がある人は足を運んでみては?
(C)TYPE-MOON / FGO ARCADE PROJECT
※掲載されているゲーム画像、およびカードは開発中のもので、製品版と異なる場合がある。