重厚ファンタジー要素が不足気味のあなたにオススメしたい。AC『ソウルリバース』が絶賛ロケテスト中
アーケードゲーム『ソウルリバース』は、セガAM2開発が手がける完全新作の多人数ネットワーク対戦アクションゲーム。
本作のロケテストが2017年11月28日(火)から都内5店舗で実施中ということで、まずは世界観やゲームルールなどの基本情報を紹介し、続けてプレイレポートもお届けしていきます。
幾多の英霊たちが登場する重厚なファンタジー
一度滅んだ世界を舞台に、世界の創世を賭けた神々同士の戦いが繰り広げられます。“神を葬り去れ”をキーワードに、アーサー、ランスロット……など、幾多の英霊たちの力を借りて敵の神将と戦う――と、ファンタジー要素はかなり濃いめ。
▲英雄たちの力を借りて、敵神将を敵陣営より先に倒すことがゲームの勝利条件。 |
10対10の戦場を舞台に敵の神将を撃破する!!
プレイヤーは。トル開始時に青(ニルヴァ)陣営、赤(ゴルス)陣営のどちらかに自動的に所属し、最大10人対10人でぶつかり合い、敵神将の耐久力を0にして倒すことが目標です。
戦場には中継地点となる霊脈が複数存在しており、制圧した霊脈から出撃可能になります。霊脈には近寄ると制圧でき、制圧するとHPが0になってと死亡したとき、制圧済みの霊脈から再出撃できます。
▲霊脈と呼ばれるエリアを制圧していくことが、前線を押し上げていくことにつながります。1回の対戦で何度も戦闘不能になります。リスタートも味方陣営が制圧中の霊脈からとなります。 |
そうして少しずつ前線をあげていき、敵神将の撃破を試みましょう。敵神将は非常に強力な攻撃をしてくるので、うまく攻撃を回避しつつ少しずつダメージを与えていくといいですね。
戦場を駆け抜ける4つのクラス
プレイヤーは戦場で操作するクラスを4つの中から選べます。また対戦前にプレイの準備をする場所となる“境界の浮島”でいつでもクラスを変えることができます。
・ウォーリアー(近接攻撃タイプ)
攻めと守り、移動速度のバランスに優れたオールマイティなクラス。大剣や両手斧を装備でき、高威力の一撃で敵をなぎ倒します。
▲高い機動力を生かして、前線の押し上げや防衛をしていこう。 |
・ナイト(拠点防衛タイプ)
高いHPを持ち、霊脈の制圧速度に優れた拠点防衛に秀でたクラス。盾を装備でき、コンボで敵をダウンさせられることが特徴だ。
▲防衛特化のクラス。防御力が高いが魔法にはやや弱い。 |
・メイジ(中距離・範囲攻撃タイプ)
魔法による誘導弾や範囲攻撃を得意とするクラス。魔法の使用にはMPが必要なので、尽きたら“癒やしの彫像”へ回復に戻りたい。
▲範囲魔法で、一気に敵の集団を攻撃できる。が、接近戦は大の苦手。 |
・レンジャー(遠距離・支援タイプ)
弓矢による遠距離攻撃を主体としたクラス。矢はヘッドショットで高ダメージを狙えるので、前線の味方を援護するように戦おう。
▲短剣を装備しており白兵戦もそれなりに戦えるが、スタミナは少なめ。 |
伝説の英雄たちのソウルを身に宿して敵を圧倒せよ
伝説に名を刻む英霊たちの力を借りて攻撃できるのが、本作の大きな魅力。英雄と一体化する“ソウルリバース”を行うことで強大なHPと攻撃力を手に入れ、専用の必殺技“ソウルアーツ”を使用できます。
▲自分に英霊の力を宿す“ソウルリバース”。その圧倒的な力による爽快感バツグンの攻撃で、気持ちよくなれる! |
・アーサー CV:江口 拓也
円卓の騎士を率いた伝説の王。戦においては常に先陣を切る勇猛な王だったという。
▲ソウルスキル“ハードスラッシュ”は、聖剣エクスカリバーを前方広範囲に薙ぐ強攻撃のスキル。 |
▲ソウルアーツ“覇剣の凱旋”は、周囲に強力な斬撃を生み、敵を巻き込んで葬り去る一撃必殺の技。 |
・ランスロット CV:関 俊彦
円卓の騎士の中で、もっとも誉れ高い騎士。自らの信念を貫き、寡黙に剣を振るう。
▲ソウルスキル“徹貫の一刃”は、前方へと突進する威力の高い攻撃。 |
▲ソウルアーツ“千刃の夾叉”は、湖水の力により自らの分身を5体作り出し、それを前方へ突進させる。 |
・パンドラ CV:上田 麗奈
ゼウスの手で生み出された最初の女性。未知なる箱を持ち、戦場に混沌を放つ。
▲ソウルスキル“漏れ出した災厄”は、着弾点(もしくは一定距離)で爆発をする魔法弾による範囲攻撃。 |
▲ソウルアーツ“虚ろの無海”は、厄災を振りまく箱で敵を飲み込んでゆく攻撃。箱は、プレイヤーが自在に操作することができる。 |
・ヒッポリュテ CV:赤崎 千夏
トロイア戦争以前のアマゾン族の女王。父親であるアレスのベルトを女王の証としていた。
▲ソウルスキル“シビュラの悪だくみ”は、高威力の地雷を前方に設置する技。範囲も広い。 |
▲ソウルアーツ“無慈悲の乱雨”は、最大8体までの敵に対して追尾する矢を放つ。発動ボタンを押しっぱなしにし、ビュースティックで攻撃対象を選んでいく。 |
ロケテストをガッツリ遊んできたアレコレをレポート
霊脈と呼ばれる拠点の制圧。10対10。クレジットでゲームのプレイ時間を買うスタイルなどなど。同社のロボットアクション『ボーダーブレイク』によく似ており、またプレイ経験があったので『ソウルリバース』のゲームルールはすぐに理解できました。
戦闘は霊脈を起点に、剣と盾の攻防を主軸に置いた、地に足のついた剣戟アクションといった印象。間接攻撃の魔法や弓は攻撃時に足が止まるので、あくまで前衛のウォーリアやナイトの援護職としてのバランスに感じました。
スタミナの概念があるため素早く動いて戦うよりは、味方(やミニオン)と一緒に前線を少しずつ押し上げていく。そういう意味での“地に足のついた”ですね。
▲敵の背後を取り、強烈な一撃をくらわせる“バックスタブ”。位置取りも重要な要素に。 |
▲ガードを固めた相手の体勢を崩す“ガード崩し”で攻防の読み合いも! |
反対に基本移動が、走りor転移(制圧している霊脈へのワープ)かつステージも広いので、移動にかかる時間が長く感じる面もあります。
一応、霊脈源(本陣)近くに乗り物があるのですが、一定時間しか使えないため、ゲームスピード的にはややゆっくりめかなと。
▲この恐竜っぽい、鳥類っぽいのがその乗り物ですが、載っていられる時間は決して長くはありません。もっと乗りたい! |
さて、英雄を身に宿し莫大な力を得る“ソウルリバース”ですが、正直これが攻めのカギ。ソウルリバース中はHPが増えて倒されにくくなっているほか、強力な必殺技“ソウルアーツ”による超範囲攻撃で、戦況を一変できる爽快感があります。
なお、この変身システムはクラスによって固定ではなく、あらかじめセットした英雄のカードによって変身できる英雄が変わります。
また英霊には“ソウルスキル”という技もあり、通常攻撃のコンボから使ったり、攻撃後のスキをカバーするように発動したりと、敵との読み合いが発生するのがおもしろいです。
今回プレイしていて感じたのは、まだプレイヤーが手探り状態のロケテストということもあり、全体的に乱戦が多かった印象ですね。そのためガードをすると多数の敵に固められてしまうので回避に頼ってしまうのですが、そうするとスタミナ切れになるため、スタミナ管理が難しいと感じました。
とくに1人で突っ込むとあっという間に劣勢になるので、仲間との連携力が試されますね。“ソウルリバース”した味方をオトリにして、進撃の波に乗るのが大切です。
戦闘終了後に宝箱を開けるチャンスがあり、これにより新たな装備を得て強くなっていきます。
ここらへんはRPG的な要素があり、例えば大鎧を装備すれば高い防御力を得られるが、移動速度に影響が出る。ローブは魔法防御力に優れ、霊脈を素早く制圧できるといった個性があります。
▲戦闘終了時に見つけた宝箱から戦闘価に応じた数を開けられます。ロケテストでは、☆1~☆5までの装備品が箱から出てきます。宝箱を開けて☆5だったら羽が舞う演出とかあればなぁと思ったり。 |
また装備品には、二つ名がついていて、同じ装備でも能力がやや違っていたりするようです。例えば“ヘカテ―のローブ”という防具でも、“ブラウニー耐え忍ぶ ヘカテーのローブ”や“死果てる ヘカテーのローブ オブスマッシュ”などがあります。こういった装備品を集めて強くなっていく、ハクスラ的要素も楽しいですね。
ロケテストなので、これからもっとバランスの調整や英雄や装備の種類も増えていくと思います。それによりカスタマイズの幅が広がっていくことは想像できます。
個人的には“ソウルリバース”をはじめ、攻めの手段が豊富なので、ステージギミックによる防衛手段がもっとあると楽しいかなと。そういう意味では大砲が良かったです。拠点から出てくる眷属と呼ばれるNPCを倒したり、前に出られない時の援護射撃に最適でした。
骨太で重厚なファンタジー要素が『ソウルリバース』には詰まっています。そういったゲームに飢えている人、また死にゲーのような骨太アクションを求めている人は、ぜひ一度触ってみることをオススメします。
(C)SEGA
データ
- ▼『SOUL REVERSE』
- ■メーカ:セガ・インタラクティブ
- ■稼働日:2017年冬
- ■プレイ人数:最大20人(10VS10)