2017年12月14日(木)
カプコンは、2018年に発売予定であるPS4/Nintendo Switch/Xbox One/PC用ソフト『ロックマン11 運命の歯車!!』のスクリーンショットや設定画、イメージボードを公開しました。
『ロックマン11 運命の歯車!!』は『ロックマン』の30周年記念作品で、2018年後半の発売を目指して鋭意開発進行中とのことです。
ロックマンをサポートする愛犬ラッシュや敵キャラクターのメットール、中ボスクラスの敵を確認できるスクリーンショットが公開されました。
▲ピッケルマンが登場。ステージ構成と相まって侮れない敵です。 |
▲中ボスクラスの敵はゴリ押しだけでは勝てません。 |
▲ロックマンの上部に表示されたゲージは? |
▲行く手を阻むブロックにコンベアー。手強いステージギミックは健在です。 |
本作に登場するキャラクターの設定画が公開されました。
“核”となる部分はそのままに、新たな楽しさを提案する。そんな『ロックマン11』のコンセプトは、ロックマンのデザインにも表れています。
ロックマンを構成している記号性はそのままに、等身やフォルムの変更、細部にディテイールが追加されることで“戦闘用に改造されたお手伝いロボット”として、より説得力を持ったデザインになっています。
ロールちゃんの設定画。実は“30周年記念フィギュア”のデザインとして9月に開催された“TGS2017”ステージで先行公開されています。
ロックマンの相棒、ラッシュのデザインも新たに描き起こされています。3Dで表現されることを意識したデザインワークとなっています。
本作には、シリーズファンならおなじみの敵キャラクターであるDr.ワイリーやスナイパージョーも登場するようです。ワイリー博士は少しダンディになっています。
スナイパージョーはよりメカっぽさが強調され、スマートにリファインされています。
新規キャラクターも従来のシリーズ世界観に沿いつつ、2018年の作品らしいデザインに仕上げられています。
▲敵キャラクターたちは動きのアイデアも描き込まれています。 |
▲ボスキャラの1体でしょうか? |
8bitのドット絵のイメージとイラストが融合したかのような『ロックマン11』のグラフィック表現。制作時に描かれたイメージボードの一部が公開されました。
▲8bit版作品からのスクリーンショット。 |
▲8bit版作品のスクリーンショットをモチーフに描かれたイメージボード。 |
『ロックマン11』開発に至るまでのショートストーリー“ロックマンが再始動するまで”が公開されました。また、本ショートストーリーのベースになったが完全版ドキュメントも“ロックマン ユニティ”に掲載されています。
私たちが『ロックマン』の再始動を決意したのはディレクターの「カプコンはファンの期待に応える“責任”があるのでは?」の一言がきっかけでした。
『ロックマンDASH3』の企画が不本意な形となってしまってからは、手を挙げづらいブランドとなっていた『ロックマン』。さらに社を代表するシリーズだけに要求されるクオリティは高く、市況的にも2Dアクションジャンルがニッチ化してゆくなど『ロックマン』新作を立ち上げるための環境は非常に厳しいものでした。
その一方で書籍やさまざまなアイテムは好調で、続編を希望する声も絶えることはない。支えてくれるファンの存在がディレクターの言葉につながり、この企画が動き始めたのです。
30周年の機会に移植ではない“新作”を届けるにはどうしたらよいのか? ファンの期待に応える規模の作品に“GO”を勝ち取るにはどうしたらいいのか? 私たちは可能性を感じさせる企画書の練り込みと、経営陣を納得させるだけの論拠、国内外の綿密なマーケットデータ集めからスタートさせました。
何とか第1関門と言える試作チームの立ち上げは勝ち取ったのですが、本当に大変なのはそこからでした。『8』までは順当な進化を続けてきた『ロックマン』ですが、続く『9』、『10』ではレトロテイストの作品として制作されています。
どちらもたくさんのファンに喜んでもらえた作品なのですが、これは“2Dアクションとして、『8』から何を進化させればよいのか?”と言う課題、“次なる進化”の問いに対して“HD黎明期に敢えて8bit調の最新作をリリースする”変化球で答えた作品でもあります。
でも『11』では変化球は投げられません。“次なる進化”の問いに明確な答えを見つける必要がありました。
試作チームには『ロックマン』と“2Dアクション”への高い識見、そして深い愛情を持つコアスタッフが集結し、この難題に取り組んでいました。そして、私たちが辿りついた答えは“正攻法を究めること”。
奇抜なアイデアに頼ることはせず、オリジナル『ロックマン』のおもしろさの本質を突き詰め、磨き込む。地道な工夫を積み上げることで全体の"進化“を目指すことにしたのです。
さらなるスタッフの合流を経てプロトタイプが形になってきました。出来栄えに自信はありましたが、楽観視できない国内外のTVゲーム市場、昨今では人気とは言えない2Dアクションジャンル。社としてもリスクの低くない挑戦となります。
しかし、当時発売されたばかりの『クラシックス コレクション』のスマッシュヒットが後押しとなって製品化へ向けた開発がスタートします。ここでもファンの声援が決定打となったのです。私たちが何にこだわり、何を磨いたのか? 成果を見ていただくには、もう少々時間がかかります。
『11』のコンセプトにもつながるプロデューサーの座右の銘で一旦この物語を終えたいと思います。
“期待に応えて、予想を裏切る”
2018年1月9日までの期間、PS4ダウンロード版『ロックマン クラシックス コレクション』と『ロックマン クラシックス コレクション 2』のセールが実施中です。
対象機種 | タイトル | 通常価格 | セール価格 |
PS4 | 『ロックマン クラシックス コレクション』ダウンロード版 | 2,500円(税込) | 1,250円(税込) |
PS4 | 『ロックマン クラシックス コレクション 2』ダウンロード版 | 2,990円(税込) | 2,093円(税込) |
『ロックマンX&ロックマンXメガミッション セレクションボックス』が2018年3月に発売予定です。本商品は、カードダスで展開されていた『ロックマンX』の公式外伝『ロックマンX メガミッション 1~3』の全カードを収録したものです。
また、企画だけは存在しているとファンの中で噂になっていた『メガミッション4』のカードも特別収録。当時の企画書をもとに当時のスタッフが再結集し、幻のカードが実現されます。また、カードダス『ロックマンX』シリーズからも厳選したカードが復活収録されます。
その他にも、特別企画として『ロックマンX』のコミックスを手掛けた岩本佳浩氏による描き下ろしの『ロックマンX5』ファルコンアーマーや『超合金 ロックマンX GIGA ARMOR エックス』の新規描き下ろしイラストがカード化されます。
カードの他にも、メガミッションのストーリーや岩本氏のおまけマンガなどが掲載されている特製ブックレット、カードを収納できるオリジナルデザインバインダーが付属します。
■『ロックマンX&ロックマンXメガミッション セレクションボックス』商品概要
【受注期間】12月14日11:00~2018年1月31日23:00
【発売日】2018年3月予定
【価格】10,800円(税込/送料・手数料別)
【発売元】バンダイ カード事業部
【取扱先】プレミアムバンダイ
【セット内容】
・ノーマルカード(復刻デザイン123種)
・プリズムカード(復刻デザイン36種+新規9種)
・バインダー(168枚収納可能)
・ブックレット(16ページ製本)
※仕様および外観は製作中のため、変更の可能性があります。
『ロックマン』シリーズには欠かせない体力回復アイテム“E缶”をモチーフにした商品『ロックマンE缶ドリンク 280ml』が発売中です。ゲーム中のイメージにぴったりの280ml缶が採用されており、30周年ロゴも入った記念デザインとなっています。
■『ロックマンE缶ドリンク 280ml』商品概要
【発売日】2017年12月14日
【価格】150円(税込)
【内容量】280ml
【味】スポーツドリンク味(果汁1%、ローヤルゼリー入り)
【発売元】Jダイニング
【取扱先】アニメグッズ専門店、雑貨ショップ、WEBショップなど
※画像はイメージです。実際の商品とは若干異なる場合があります。
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