2018年1月13日(土)

PS4版『ワンダと巨像』試遊版レポート。電撃PSイベントで映像美を体験せよ

文:電撃PlayStation

 2月4日(日)に行われる“電撃PSプレミアムイベント2018冬”。本イベントには、PS4用ソフト『ワンダと巨像』が出展されます。

 会場では、SIE ワールドワイド・スタジオ プレジデントの吉田修平氏やワンダ役の声優・野島健児さんが登壇するステージの観覧、4Kモニターを使用した試遊が楽しめます。本記事では、会場で遊べるPS4用『ワンダと巨像』試遊版ROMのプレイレポートをお届けします。

『電撃PSプレミアムイベント』

ずっとおもしろい、いつまでもおもしろい名作

 2011年に発売されたPS3版『ワンダと巨像』はHDリマスター版でしたが、今回は完全リメイク版。とにもかくにも、その映像美にまず圧倒されました。PS4 Proでの4K描写にも対応しているので、巨像や石柱の細かい文様や、苔むして古びた様子までくっきりと見えます。PS2時代に本作を遊んだ方にとっても、まったく未知の映像体験となるでしょう。

 試遊版では第1の巨像、第3の巨像、そして第13の巨像からセレクトして遊ぶことができます。会場での試遊時間には限りがありますので、本作を遊ぶのがはじめての人や慣れていない方はやはり第1の巨像がオススメですし、腕に自信アリという方は第3の巨像、第13の巨像を選んでみるのもアリでしょう。

 まずはスタート地点となる古えの祠から巨像のいる場所を目指します。頼りになるのは愛馬アグロ。アグロに乗って剣を掲げ、広大な大地を駆けるワンダの姿はさながら絵画のようです。

『電撃PSプレミアムイベント』

 第1の巨像に遭遇すると、ますはその巨躯の凄まじさに震えます。とにかく大きい! 足元からあがる土煙のリアルさといい、コントローラーから伝わってくる振動といい、今にも踏み潰されそうな迫力に気圧されますがここで怯むわけにはいきません。降り注ぐ陽光に剣を掲げて、巨像の弱点を見抜いたならば、その弱点をめがけて巨像にしがみつき、よじ登って攻撃を仕掛けるのです。

 やはり、この“しがみついてよじ登る”というアクションこそが本作の最大の見どころであり、遊びどころといえるでしょう。縦横無尽に動き回る山をクライミングするかのようなおもしろさ。しがみつくにも力の限界があり、ちょっと気を抜いたり攻め方を間違えば振り落とされて、あっという間に地面へ叩き落されかねないという緊張感あふれるシステムは、発売当時はとても斬新なものでした。

『電撃PSプレミアムイベント』

 そのようなシステム面のおもしろさに加えて、キャラクターの絶妙なアニメーションも見逃せないポイント。ハラハラさせられるワンダの動きや、巨像の重たい動き……それぞれが持ち得る躍動感の対比と、その差異によってあらゆるリアリティが強調され、巨像への恐怖や落下への焦り、最終的に辿り着く一撃の快感といった“プレイヤーの実感”を浮き彫りにしてくれるのです。この体感は本作を遊んだ人でなければ味わえない、とても貴重なものだと思います。苦労して巨像を倒した瞬間の達成感たるや、筆舌に尽くしがたいものです。

 無論、今回の試遊版では物語のすべてを追うことはできないのですが、それでも……どの巨像を倒してもやはり最後に残ったのは、せつなさでした。倒したくて倒したくて、躍起になって弱点にたどり着いたはずなのに。必死にしがみついて剣を振りかぶり、何度も弱点を深く突き刺すその快感は、確かに望んで勝ち得たはずなのに。それでも、なにをどうしても。

 最後の一撃は、せつない――。

 これこそが本作の揺るぎない核であるとするならば、今回のリメイク版になってもそれはまったく色褪せてはいませんでした。ハイクオリティなリメイクによって、PS4版でより精細になっても、ストーリーの切なさやノスタルジーを感じることができると思います。(PS2版をプレイされた方は、進化を比べてみるのもおもしろいでしょう)

 やはりファンならば、これもまた新たな『ワンダと巨像』として、ぜひ触っておくべきという気がしました。むしろここまできたら、歴代の『ワンダと巨像』をどれも遊び尽くして「私は○○版が好き!」というような、自分なりの好みを探す楽しみすら生まれたといえるかもしれません。

 とにかく美しく、迫力を増したビジュアルで生まれ変わった新時代の『ワンダと巨像』。2005年の発売当時から、ずっとおもしろい、いつまでもおもしろい名作です。絶対に遊ぶ価値アリなので、ぜひ“電撃PSプレミアムイベント2018冬”に応募して、発売前にそのパワフルさを体感してみてください!

電撃PSプレミアムイベント2018冬

【開催日】
2018年2月4日(日)

【場所】
都内某所
※会場までの交通費は自己負担となります。

【出展タイトル】
●11時~:『電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』
●13時~:『ワンダと巨像』
●15時~:『グウェント ウィッチャーカードゲーム』
●16時~:『真・三國無双8』

お問い合わせ先:info@dps-event.com
主催:株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス
運営:協立広告株式会社

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