2018年1月23日(火)
インディーゲームの祭典BitSummit Volume 6の開催が決定! 京都のみやこめっせにて、2018年5月12日(土)、13日(日)の2日間行われる本イベントは、日本はもちろん、世界中のインディーゲームが集結する。
BitSummit Volume 6のテーマは“拡張するインディーズ”。テーマが意味するものや大会開催について、イベントを運営する一般社団法人日本インディペンデント・ゲーム協会(JIGA)理事長の富永彰一氏にお話をうかがった。
▲前回のA 5th Of BitSummit(フィフス オブ ビットサミット)では、約1万人の来場者を記録した。 |
――イベント名のBitSummit Volume 6を付けた意味を教えてください。
富永彰一氏:BitSummitは、単なるゲーム展示会にはしたくない、まるで音楽イベントに来たようなライブ感、グルーブ感を感じて欲しい、という気持ちをいつも持っていました。2018年のイベントでは、インディーゲームシーンのカルチャーを拡張するため、少しネーミングに仕掛けをしました。昔の音楽カセットテープやCDには、Volumeなんとかっていうタイトルがよくありましたが、それを連想させるような、ちょっとレトロなフィーリングにしてみました。
VolumeというのはVolで回数を意味するのと、Volumeという音の大きさの意味に使います。これは年々盛り上がって大きくしたいという思いも込められています。
――Volumeということで“音”も大きな役割を果たすとか?
富永彰一氏:BitSummitのクリエイティブディレクターであるJames Mielke(ジェームズ・ミルキー)が、イベントにおける音楽の役割を大切にしているというところもありますが、楽しむという点では音楽もゲームも同じエッセンスがあると思います。
今年から、音楽フェスなどの運営をしている株式会社802メディアワークスを運営チームに迎えます。エンターテインメントでのインディーシーンとして、ゲーム業界よりも歴史の長い音楽業界から、さまざまなノウハウを取り入れてゲームイベントに融合し、さらなる拡張を遂げたいと思っています。
――前回開催からの変更点があれば教えてください。
富永彰一氏:具体的には次のような内容になります。
・エントリー料:税込2,500円の設定(※前回無料)
・一般出展料の値上げ:税込30,000円(学生無料/※前回税込20,000円 ※テーブルサイズに応じて値段変動あり)
・入場チケットの種類追加(1日券、2日券の2種類)
・運営メンバーの変更
イベント運営として大阪で長年FMラジオを放送しているFM802のイベント運営などを行う「株式会社802メディアワークス」が、今年より運営メンバーとして、BitSummitに初参戦します。多くの音楽イベントで培ったノウハウを、このイベントで発揮してくれると確信しています。
――前回までの反省点や、今後の方針があれば聞かせてください。
富永彰一氏:運営の段取り、メディアブースの作り方、イベント広報のやり方など、イベントごとに改善点や発展させたいと思う点が山のように出てきます。今年は、これまでの教訓を踏まえ、少しでも改善したいと思います。また今まで以上に、イベントを盛り上げていけるように尽力していきたいと思います。
たくさんの国内外メディアを誘致し、イベントに集まる個性あふれるゲームをより多くピックアップしてもらえるようにがんばりたいです。
――Indie Megaboothは今回も出展、連携しますか? また、取り組みとして何か変化はありますか?
富永彰一氏:2018年のイベントでも、パートナーとして連携予定です。例年どおり、出展ゲームの選別の協力、海外出展者のサポート、イベント運営のアドバイスなどをお願いする予定です。
――協賛、スポンサーはどんなメーカー、企業が決まっていますか?
富永彰一氏:現時点で発表できるスポンサーはまだありませんが、前回までのスポンサー様にはぜひお願いしたいと思います。次回のテーマでもある“拡張するインディーズ”です。いままで同様に、ゲーム関連のスポンサー様に加え、インディーゲームデベロッパーを応援してくれるさまざまな異業種のスポンサー様にも、加わっていただきたいと思っております。
――BitSummit Volume 6に向けて意気込みを聞かせてください。
富永彰一氏:6回目ともなると、いい意味でも悪い意味でも慣れが出てきます。初心を忘れずも、毎年同じではなく、革新的な驚きを提供できるようなイベントにしたいと思っています。日本のゲームを応援するという元々のテーマには拘りつつ、しっかりと世界のゲームにも意識を向け、連携を取って行きたいと思っています。
今年から運営に参加してくれる802メディアワークスとの科学反応で、いままでのイベントにはない新しい価値を提供できると確信しています。開発者の皆さんもゲームファンの皆さんも、新しいBitSummitを体感しに来てください。
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