2018年2月12日(月)

『SOA』星3キャラでボス攻略に挑む。個性的なメンツだらけで勝利の女神は微笑むのか?

文:タダツグ

 数々の名作RPGを作り上げてきたスクウェア・エニックス×トライエースのタッグが贈る、iOS/Android用アプリ『スターオーシャン:アナムネシス(SOA)』。現在はバレンタインイベントも進行中で、ますます人気が加速しているところです。

『スターオーシャン:アナムネシス』

 さまざまな強ボス、そしてそれに負けない強キャラが実装され、「敵TUEEEEEEE!」と「俺TUEEEEEEE!」が見事に共存している本作。しかし、たまには強さばかりに目を向けるのではなく、キャラの個性に目を向けてみるのも一興なのでは?

 ……ということで今回は、誰もが入手できる配布キャラ(★3)を強化、操作してみて、その独特な使い勝手をレポートしていく、1人のゲームライターの戦いにスポットを当ててみます。

『SOA』の★3キャラで楽しく遊んでみる

 ──某月某日某所。

タダツグ
やいやいやい、何が「1人のゲームライターの戦いにスポットを当ててみます」だコノヤロー。俺には企画の意図がまったく見えてこねえぞ!
喜一
それもそのはず。まだ具体的なところは説明していませんからね。
タダツグ
具体的なところもクソも、★3キャラを最大まで強化してミッションに挑んで来いってことだろ?
喜一
端的にいえばそういうことです。でもタダツグさん、あなたはその★3キャラをこれまでに使ったことはありますか? 最近は武器種が増加したことで、それに対応した★3キャラも配布されているというのに。
タダツグ
おう……言われてみればほとんど触ったことないなぁ。新しい武器種に対応した★3キャラが増えていたなんて、今はじめて知ったくらいだもん。
喜一
でしょう? 『SOA』はガチャを引ける機会がめちゃくちゃ多いから、意外と皆さん、★5エースキャラをお持ちだと思うんですよ。だからこそ、お気に入りのキャラを愛でてしまいがちになる。それは間違っていない。しかし! じつは★3キャラって結構個性的なヤツもいるんですよ? たとえばヒーラーのコイツ!!
『スターオーシャン:アナムネシス』
タダツグ
んー? 男性キャラか。とりあえず、かわいくはないね。
喜一
見るべきはそこじゃねえよ! この豪剣ハインリヒ、ヒーラーなのに大剣使いなんですよ? ちょっとおもしろくないですか!?
タダツグ
ホントだ!(爆笑) まさかの大剣。なんかコイツ、仲間を癒す気なさそう!!
喜一
いやいや。じつはこの豪剣ハインリヒ、★3キャラなのに★5まで進化させると全体回復の“フェアリーヒール”を覚えるんです。しっかり回復役をしてるんですよね。
タダツグ
マジで? でも、ATKとINTの値がほとんど変わらないんですけど!? 殴って回復できる新機軸のヒーラー来ちゃったかー。コイツはちょっと使ってみたいね。
喜一
続いてはアタッカーのこちら。
『スターオーシャン:アナムネシス』
タダツグ
うーん、アーム使い。コイツも男性キャラやね……。
喜一
だから、見るべきはそこじゃねえって!! この鉄腕ハルのバトルスキルを見て、何か思い出しませんか?
タダツグ
“ロケット・ぱーんち”に“ぽかぽか・アタック”に“ほっぷ・すてっぷ”だと……!? これは、プリシスとまったく同じバトルスキルじゃん!!
『スターオーシャン:アナムネシス』
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲上がプリシス、下が鉄腕ハルのバトルスキル画面。ハルはプリシスをマネしている!?
喜一
プロフィールによるとこの鉄腕ハル、かなりの新しいもの好きらしいんですよね。新しい武器が発表されたら、貯蓄を切り崩してでも購入するクセがあるそうです。今回でいえば、プリシスのアームを見て思わず購入し、ついでに技までマネしてしまった疑惑がありますね。
タダツグ
そこまでの裏設定があるかどうかはさておき。こういった妄想がはかどるのも『SOA』の楽しいところだよな。コイツもちょっと使ってみたくなってきた。
喜一
でしょう? ちなみに、追加された新★3キャラにディフェンダーはいないので、最後はキャスターなんですが……。
タダツグ
キャスターはこの子にする! 宝珠ロシェル!!
喜一
おお。タレントのバランスがいいですし、スタンも狙える。なかなか使い勝手がよさそうなキャスターですね。
タダツグ
そこじゃねえんだよ!! 見ろ、この豊満なバディを。やっぱり『SO』シリーズの紋章術士は、肌の露出がないと。セクシーじゃないとよぉぉぉぉぉぉッ!!
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲OPPAI is Justiceなんだよなぁ……。
喜一
そ、そこなんですね。でも、フィオーレとかセリーヌのことを考えると、ちょっと納得……(汗)。なにはともあれ、これで使用キャラは決まったんじゃないですか?
タダツグ
おう。せっかくだから★5まで進化させて、限界突破もしておきますか。
喜一
ちなみに、彼ら★3キャラは進化に各クリスタルSを大量に使うんですよ。じつは普通にプレイしているだけでは、クリスタルはMやLのほうが所持数多いと思うので、もし足りない場合は進化素材ミッションを回ってみてください。
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲★3キャラを★5まで進化させるには、各属性に合わせたクリスタルのSを75個、Mを18個、Lを3個使用します。
タダツグ
たしかに、クリスタルのSってあんまり持ってないかも。ボックスガチャからもMやLばかりもらえるからなぁ。
喜一
それだけ運営さんが親切ってことだと思いますけどね。ついでに、リミットブレイカーSを3つ使うだけで、最大となる3まで限界突破できます。
タダツグ
そりゃお気軽だね。よし、じゃあこんなパーティを組んでみたよ。
『スターオーシャン:アナムネシス』
喜一
装備とか適当だなぁ(笑)。正直、ネタパーティであることは否定できませんが、ヒーラーもいることですし、しっかり戦えば試練の遺跡の上層くらいは勝利できるんじゃないですか? さっそく行ってみましょうよ。
タダツグ
おっしゃ! 俺の大剣が唸りをあげるぜぇぇぇぇぇぇ!!
喜一
やると思ってはいましたが、いきなりヒーラーで殴っちゃいますか(笑)。ちゃんとパーティのHPも見てくださいね。あくまで回復役なんですから。
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲大剣を振り回して戦う豪剣ハインリヒ(ヒーラー)。ナックル使いのレナともまたひと味違った操作感です。この個性的なバランスを使いこなすのがおもしろいわけで!
タダツグ
おっしゃ、お次は鉄腕ハルや! 当然ながら、こいつはプリシスの使い勝手に酷似してるから、プリシス使いならすぐに順応できそう。じつは俺、プリシスはほとんど使ってないから、なんか新鮮だ!
喜一
タレントとか違うし、何よりATKやHPはプリシスより物足りないので工夫は必要ですけどねー。まだプリシスをお迎えできていない人にとっては、来たるべきプリシスとの遭遇に備えてこの鉄腕ハルを育てておくのもアリかもしれませんね。
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲サングラスのイケメンキャラが“ロケット・ぱーんち”とか技名を叫びつつ戦う……そんな脳内妄想を繰り広げているだけでおもしろい!(笑)
タダツグ
おっぱ……宝珠ロシェルはちょっとダメージこそ物足りないけど、オーブキャラとして中距離で立ち回れるし。ぶっちゃけ試練の遺跡の上層くらいならしっかり勝てるぜ!
喜一
ほほう。なら、せっかくですしイベントバトルに行ってみてはどうですか? 今ならバレンタインイベント“贈り物に込めた想い”が開催中ですし。
タダツグ
おっしゃ、獄級行ってきますわ。そーれ、突撃ーーッ!!
喜一
チッ、時期的に超級や絶級はまだ出現してないか……そこは残念。
タダツグ
ただいまーッ!
喜一
はやーーーっ!! 結果は!?
タダツグ
負けまちた。もうボッコボコ(てへぺろ)。
喜一
負けまちた……じゃないですよ! なんでヒーラーで斬りかかってるんですか? 本末転倒もいいところでしょう!!
タダツグ
つい、な……。豪剣ハインリヒは大剣を使うバトルスキルを所持してないから、攻撃しようと想ったら、全部通常攻撃になっちゃうのがキツイわ。近距離タイプのアタッカーにとって、チャージアサルトができないことがこんなにも辛いことだなんて……。
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲マウンテンマタンゴに走り寄り、通常攻撃を繰り出そうとするヒーラーさん。そりゃ勝てないって(苦笑)。
喜一
アタッカーじゃないし(苦笑)。まぁ、ぶっちゃけかなりガチ目で戦えば、タダツグさんといえども獄級くらいなら勝利できると思いますが。“キャラの特性にあった立ち回り、そしてチャージアサルトといったアクションを使いこなさなければ強敵には勝てない”ことが改めてわかったという意味では、この企画を考えた甲斐はあったように思います。
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲ちなみに喜一はこのパーティで挑戦して辛勝。★6ディフェンダーをレンタルしてしまえば、タダツグ以上に適当な装備でも勝てる!?(喜一)
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲もう一歩のところで術書ドミニクが戦闘不能になってしまいましたが、なんとか勝利。ちなみにレインは操作しない&ラッシュ撃たないでやってみました。コツはフォローウィンド・トライを、いかにラッシュコンボで止められるかでしょうか。(喜一)
タダツグ
個人的に、『SOA』のオリジナルキャラである★3キャラたちがこんなに個性の塊だってことがわかったことが最大の収穫だったよ。コイツら、マジで際立ってるわ。
喜一
たしかに。電撃オンラインで連載中のノベル『スターオーシャン:アナムネシス -The Beacon of Hope-』(著:和ヶ原聡司/絵:大熊まい)では、実際にオリジナルキャラも活躍していますからね。今後の展開に期待大です。
タダツグ
これまでの『SOA』は、過去の『SO』シリーズのキャラばかりにスポットが当たってたからね。ある意味当たり前なんだけど、今後オリジナルキャラの出番が増えてくれば物語の幅がより広がるから、もっとおもしろいことになりそうだ。
喜一
いい感じに企画は締まりましたけど、タダツグさんはまだ帰しませんよ。せっかくですから、マウンテンマタンゴを撃破するまで頑張っていただきます。なんなら、他の★3キャラを育てて使うのもOKです。
タダツグ
ひぃ! 俺のクリスタルSがなくなっていく……。かんべんしちくりー!!
『スターオーシャン:アナムネシス』
▲★3キャラのラッシュコンボとか久しぶりに見ました。彼らを使いこなせるようになれば、バトルテクニックは大きく向上しそう。

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