2018年2月22日(木)
『コードヴェイン』主人公の壮絶な過去が明らかに。バディの特性やマルチプレイも紹介
バンダイナムコエンターテインメントは、2018年に発売予定であるPS4/Xbox One/PC(Steam)用ソフト『CODE VEIN(コードヴェイン)』の新情報を公開した。
『コードヴェイン』は、強敵と危険が待ち受けるダンジョンに、バディとともに挑む探索アクションRPG。主人公は、プレイヤーがキャラメイクすることができる。
ストーリーは崩壊を迎えた世界を舞台に進行し、血を吸うことで超常的な力と人間性を保つ“吸血鬼(レヴナント)”と呼ばれる者たちのドラマが描かれていく。バトルにおいては、敵から血を奪う吸血アクションや、その血を使った特殊能力“錬血”を駆使した立ち回りが特徴だ。
本記事では、主人公の過去や新たなキャラクター情報、バディたちの特性、マルチプレイの概要について紹介する。
主人公が過去に身を投じた壮絶な戦い
暴走したクイーンを倒すため、グレゴリオ・シルヴァの指揮の下、多くの吸血鬼らが投入された“クイーン討伐戦”。実は、この戦いに主人公も参加していたという。なお、クイーン討伐戦の概要やそこに至る世界の歴史については、2月1日の記事を参照してほしい。
クイーン討伐戦に参加した主人公は、幾度目かの再生を経て、その戦いぶりが高く評価されるようになり、ジャックとバディを組んで行動することになる。
ジャックとともに死地へ
ここからの戦いは、ゲーム内でプレイヤーが体験可能で、主人公はジャックとともに“軍事研究施設 外部”のフィールドを探索していく。
▲過去の主人公を操作して探索する“軍事研究施設 外部”。隆起する白い棘は、クイーンの攻撃で数え切れない吸血鬼が倒された証だ。 |
この軍事研究施設は、世界を崩壊させた“審判の棘”とクイーンの発生させた白い棘によって破壊され、既に機能が停止しているという。しかし、建物の内外にはクイーンのしもべとなった堕鬼(ロスト)たちがひしめいており、主人公とジャックの行く手を阻んでくる。
▲それぞれの獲物を手に襲ってくる“女王の尖兵”。バディであるジャックと協力して倒そう。 |
中でも“女王の尖兵”と呼ばれる堕鬼は、片手剣を扱うタイプや斧槍を扱うタイプなど、多様なタイプが存在する。さらに錬血も使いこなすので、決して油断できない敵だ。
また、堕鬼を倒しながらフィールドの奥まで進むと、ボスとして“女王の騎士”と呼ばれる堕鬼が登場する。
▲“女王の騎士”は、剣とシールドによる隙の少ない連撃や発生の早い突き攻撃など、多彩な攻撃を仕掛けてくる強敵。 |
クイーンとの死闘
主人公とジャックはクイーンのもとへたどり着き、彼女に戦いを挑む。しかし、その強大な力の前に、2人は苦戦を強いられることになる。
だが、そこに吸血鬼部隊を率いるグレゴリオ・シルヴァが駆けつけ、彼は錬血による防壁でクイーンの攻撃を防ぎ、2人を援護する。
シルヴァの援護を得て主人公とジャックは反撃に転じるが、その戦いの中で、主人公はマスクが外れてクイーンの放つ瘴気を吸い込んでしまう。
クイーンを討つことには成功したものの、瘴気によって主人公の堕鬼化が進行していく。堕鬼化の進んだ吸血鬼を救う手立てはなく、ジャックは自分の手で主人公の心臓を貫くことを決断。そして主人公は、谷底へと落下してしまう……。
キャラクター紹介
“クイーン討伐戦”に参加していたころの主人公が出会う、2人の重要なキャラクターを紹介する。クイーンを生んだQ.U.E.E.N.計画については、2月1日の記事で紹介しているので、詳細を忘れてしまった人は確認しておこう。
カレン(声優:原由実)
Q.U.E.E.N.計画に協力していた研究者の1人で、ルイの姉でもある。クイーン暴走時に死亡するが、すぐに吸血鬼として蘇生させられる。討伐戦にも参加し、戦いに赴き死に戻る吸血鬼たちの保護監視役を務め、戦いをサポートしていた。
▲吸血鬼は心臓、正確には心臓に寄生するBOR寄生体を破壊されない限り、何度でも蘇る。カレンは蘇生した吸血鬼らのケアをして、戦いをサポートしている。 |
クルス・シルヴァ(クイーン)
Q.U.E.E.N.計画の被験者となった少女で、グレゴリオ・シルヴァの娘。ルイのスクールメイトでもある。
皆を助けたいとの思いから、計画のつらい実験にも耐えてきたが、希望の見えない重圧の中で些細なすれ違いから暴走してしまう。クイーンと呼ばれる破壊の権化となった。
世界設定
『コードヴェイン』の世界を作る設定の中から、瘴気とヤドリギについて紹介する。それぞれ、吸血鬼たちがマスクを被る理由やフィールドで倒れた時に蘇生できる理由につながっているので、目を通しておいてほしい。
瘴気
暴走したクイーンは、周囲に“瘴気”を発生させる。これを吸ってしまうと吸血鬼たちは激しい血の渇きに襲われ、堕鬼化の危険にさらされてしまう。そのため、戦いの際は瘴気を浄化するマスクを常に装備する必要がある。
ヤドリギ
活性化させた“ヤドリギ”には、周囲の瘴気を浄化する効果とともに、霧散した吸血鬼の肉体をこの世界に繋ぎ止め、再生する能力もある。危険な地で死と隣り合わせにある吸血鬼たちにとっては、まさに命綱となる存在だ。
バディの特性
ミア、ヤクモ、ルイの3名について、バディとして連れると戦いでどのように立ち回るか、共錬血にどんな効果があるか、主にどのような錬血を使うか、それぞれの特性を紹介する。
ミアの特性
ミアは敵と距離を取り、銃剣での射撃をメインに戦いつつ、吸血や錬血の性能を強化することでプレイヤーをサポートしてくれるバディだ。
他バディと比べてやや打たれ弱いので、彼女のサポート能力を生かしてプレイヤー自身が積極的に敵を倒していくとよい。ボス戦では、サポートだけではなく攻撃系の錬血“ガードオブオナー”で大ダメージを狙ってくれる。
▲ミアは後方支援型なので、前に出て戦いたいプレイヤー向けのバディだろう。 |
ミアと発動する共錬血“トランスタイム”は、一定時間、近接攻撃力を犠牲にすることで錬血使用時の消費冥血を減少させる。錬血を積極的に使いたい人には、ありがたい共錬血だろう。
▲トランスタイムを発動すれば、消費冥血の多い高威力の錬血を効率よく使えるようになる。 |
また、ミア自身が使用する錬血には例として以下のようなものがある。
血喰いの太刀 | 一定時間、自身と同行者の武器攻撃による吸血性能が増加する。 |
ガードオブオナー | 生成された複数の氷柱が時間差で標的に飛翔する。 |
ヤクモの特性
ヤクモは敵に対して積極的に接近し、両手剣で大きなダメージを与えつつ、相手を怯ませて隙を作ってくれる。
両手剣による攻撃は隙が生じるため、そこをプレイヤーがフォローできるとより効率よく戦えるだろう。またヤクモは、他のバディと比べて体力が高く、敵の強力な攻撃にも耐えやすい。攻撃や防御の性能を強化する錬血を使用して、プレイヤーをサポートするのも特徴だ。
▲ヤクモはダメージを大幅に減少させる練血“穢血の護り”を使える。一撃の重たい敵と対峙する際に使うと有効だ。 |
共錬血“ルピナスライブ”を発動すると、一定時間、回避速度を犠牲にすることで、ガード時のスタミナ減少量が軽減し、敵の攻撃に怯まなくなる。さらに、ガード後の一撃だけ与えるダメージが増える効果もある。
▲ルピナスライブ発動中は、ガード性能が向上し、敵の攻撃に怯まない。強力な攻撃で押し切っていこう。 |
なお、ヤクモの使用する主な錬血は以下の通りだ。
穢血の護り | 冥血を限界まで凝縮させることで自身と同行者の周囲に、1度だけダメージを大幅に軽減するバリアを生成する。 |
フラッシュファング | 錬血発動後の一撃のみ、攻撃力が増加する。 |
ルイの特性
ルイは、近接戦を主体としつつ、錬血でも攻撃するバランス型のキャラクター。敵と適度に間合いを取り、攻撃スピードの速さを生かしてヒット&アウェイで立ち回るため、生存能力は高い。
また、コンボ時の攻撃能力を上昇させる錬血“ブレードダンス”で自身を強化するので、プレイヤーが敵を怯ませやすい攻撃を当てていけば、その効果をより発揮できる。
さらに、ルイは集中状態時、自身の攻撃に“スロウ”の状態異常効果を付与する。ルイの攻撃の手数が増えれば、一気に敵を弱体化させ、有利に戦うことが可能だ。
▲攻撃の出が早いルイとは、コンビネーションで敵を攻撃しやすい。ルイが攻撃する隙を作り出して、ルイのサポートを得よう。 |
ルイと一緒に発動する共錬血“ファントムゲイン”は、一定時間、防御力を犠牲にすることで攻撃力を増加させ、さらに回避行動が変化する効果を持つ。ステップ回避で敵の攻撃をかわしながら、大ダメージを狙うことができる。
▲ファントムゲインを発動すると攻撃力と回避能力が上がるため、ヒット&アウェイでの立ち回りが有効になる。 |
マルチプレイについて
本作はオンラインマルチプレイに対応し、他のプレイヤーと協力して探索を行うことができる。
救難信号を送ることで他のプレイヤーを呼ぶことができ、救難信号を受信することで、他のプレイヤーを助けに行くことが可能だ。
▲他のプレイヤーの助けがほしいと思ったら、救難信号を送ろう。条件を満たしたプレイヤーが助けに来てくれるはずだ。 |
また、救難信号を送った側はバディをそのまま同行させることができ、バディが使用した錬血のサポート効果は、救援に入ったプレイヤーも受けられる。
▲救援に入った側はバディを連れて行けないので、プレイヤー2名+バディ1名の構成で探索することになる。 |
コミュニケーション機能
本作は、ジェスチャー、スタンプ、ボイスを組み合わせてエモーションを作成し、それをマルチプレイ時のコミュニケーションに活用できる。
作成したエモーションは複数の種類をパレットに保持しておき、フィールド内やバトル中にパレットから呼び出すことが可能だ。
▲エモーションパレットの編集画面。モーション、スタンプ、ボイスの3項目それぞれに好きな物を選んでエモーションを作成できる。 |
▲パレットに登録したエモーションは、簡単に呼び出すことができる。 |
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
データ
- ▼『CODE VEIN(コードヴェイン)』
- ■メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
- ■対応機種:PC
- ■ジャンル:ARPG
- ■発売日:2018年予定
- ■価格:未定