2018年2月19日(月)
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、“日本ゲーム大賞2018 アマチュア部門”の募集テーマと審査ポイントの変更を発表しました。また、2018年のテーマが“うつす”であることも公開しています。
“日本ゲーム大賞2018 アマチュア部門”は、ゲーム産業の未来を担うアマチュアのクリエイターが制作するオリジナルゲーム作品から、今年の優れた作品が選考・表彰される制度です。応募は5月1日~6月30日の期間、郵送またはWebで受け付けられています。
詳細は日本ゲーム大賞公式ホームページ確認できます。
今年の募集テーマについて、アマチュア部門を運営する人材育成部会からのコメントを紹介します。
人材育成部会からのコメント(原文ママの掲載)
今年の募集テーマは、“うつす”です。かなり多くの意味を含んだ言葉となっており、直接的な用法だけでなく、間接的な作用としても幅広く想像力がかき立てられるテーマとして今回選出しました。
既存のゲームデザインの中に、ただ単にテーマ要素を追加しただけのものでは無く、“うつす”という言葉から発想を得て、より深くより新しいゲーム体験が味わえる作品を見せていただきたいと思います。皆様の挑戦、お待ちしております。
応募作品は、これまでの4つの評価基準“コンセプト/完成度/プログラム/グラフィック”から、プログラム、グラフィック、サウンドなども含めた総合的な“技術力”に統合され、“コンセプト”、“完成度”、“技術力”の3つの評価軸で審査されます。
選考は、プレイ映像の視聴による第1次審査、試遊による第2次審査と最終審査を経て、9月22日に開催予定の“日本ゲーム大賞2018 アマチュア部門発表授賞式”(東京ゲームショウ2018内イベントステージ)で“大賞”、“優秀賞”、“佳作”が発表されます。
栄えある大賞作品には賞金50万円、優秀賞には賞金5万円が副賞として贈呈されます。
ゲームの中核となる部分のアイディア・斬新さが評価されます(例:ゲームの内容やゲームルールの設定、テーマの反映など)。
作品としての完成度が評価されます(例:ゲームの作り込み具合やレベル調整、ゲームバランスなど)。
プログラム、グラフィック、サウンドなどの技術的な到達度が評価されます(例:自作リソースの品質、プログラム表現、エンジンやアセットの活用法など)。
■“日本ゲーム大賞2018 アマチュア部門”応募要項
【応募資格】年齢、性別、国籍、個人、法人、団体を問わずアマチュアの人が対象。
※日本国内在住者に限ります。
※応募作品数の制限はありません。
※会社所属、契約、フリーランスなどの勤務・雇用形態にかかわらず、ゲーム制作の対価報酬を得られている人は、プロのゲームクリエイターとみなされます。
【募集テーマ】“うつす”
※応募は、“うつす”というテーマに即した具体的な表現、手法などを用いて制作された作品が対象です。テーマを用いた箇所については、応募時に具体的に記述が必要です。テーマをどのように表現しているかや、その完成度合が評価の重要な要素となります。テーマの表現が希薄である、またはテーマが感じとれない、またあらかじめ制作済みの作品に対してあまりに強引にテーマと結びつけたような場合は、評価にネガティブな影響が出る場合があります。
【プラットフォーム】
1.パソコン:Windows10/Windows7
2.スマートフォン:iOS/Android
※AR(拡張現実)、VR(仮想現実)を使用する作品も可。
【応募期間】5月1日~6月30日23:59
※郵送は6月30日消印有効。Webは6月30日23:59までに応募を完了してください。
【表彰】
大賞(1作品)/トロフィー・副賞:50万円
優秀賞(該当数)/トロフィー・副賞:5万円
佳作(該当数)/トロフィー
※“個人賞”は、団体作品と遜色ない優秀な作品が毎年最終選考に残る事実が鑑みられ、本年より統合されます。
【審査方法】
第1次審査:プレイ映像の視聴審査により、2次審査進出作品が決定。
第2次審査:各作品の試遊審査が行われ、最終審査進出作品が決定。
最終審査:最終審査選出作品すべてについて試遊審査。審査員の協議により受賞作品が決定。
【選考委員】業界誌編集者、クリエイターなどで構成
【発表授賞式】9月22日
場所:“東京ゲームショウ2018”内イベントステージ
会場:幕張メッセ
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