2018年3月7日(水)
コロプラとウォルト・ディズニー・ジャパンがタッグを組んで贈るスマートフォン用アプリ『ディズニー ツムツムランド(以下、ツムツムランド)』の特集連載企画。今回は、開発者インタビューをお届けします。
本作が昨年10月末に配信されてから4カ月が経ちました。そこで今回は、開発チームの方にインタビューを敢行! 本作を作ることになった経緯や苦労話、遊び方のポイント、今後の展望などを、開発チームのコロプラ 坂本佑氏に語っていただきました。
▲今回インタビューにお答えいただいた開発チームの坂本氏。 |
■『ツムツムランド』とは?
『ツムツムランド』は、ディズニーのテーマパークを『ツムツム』の世界観で表現した“はじける”パズルゲーム。プレイヤーは、さまざまなアトラクションをモチーフにしたステージに挑み、バブルを狙って“ツム”を飛ばしながらクリアを目指します。
――まずは、『ツムツムランド』の開発に至った経緯を教えてください。
以前、コロプラとウォルト・ディズニー・ジャパンで『ディズニー マジシャン・クロニクル』(2016年1月29日サービス終了)というゲームを開発/提供していまして、それに続く2作目として何か新しいことができないかと話していく中で、“ツムツムのテーマパーク”というコンセプトが上がってきたんです。
それは非常におもしろいのではないかということで、開発が始まりました。ディズニーファンのみなさんに、ツムツムのテーマパークという題材を好意的に受け取っていただけるのではないかという期待はありましたね。
――ゲームのサービス開始後、ユーザーからの反応はどのようなものでしたか?
おかげさまで、とても多くのユーザーさんに楽しんでいただいています。ツムツムとディズニーのテーマパークが合わさったサービスがなかったので、お楽しみいただけているのではないかなと思います。
意外だったこととしては、女性や若い世代以外に多くの男性ユーザーさんにもプレイしていただけているというお話を聞くことです。幅広い層にプレイしていただけているのは、意外であったと同時にうれしかったですね。
――本作を作るにあたり、意識した部分や工夫した部分を教えてください。
いろいろあります。一番強いこだわりという意味では、“テーマパークらしさ”です。
具体的に言うと、各アトラクション、ステージ選択画面、パズルをプレイするところもそうなのですが、実際にアトラクションに乗っているような楽しさやワクワク感を演出できるよう意識しています。
あと、メインストリートに出てくるショップやグッズも作り込んでいます。トータルでディズニーのテーマパークに来ているというような高揚感を得られる仕上がりになっていると思います。
ショップやグッズ、アトラクションは、実際あるパークのお店やアトラクションを“ツムツムのテーマパーク”という世界に、どういう形で合わせて作っていくのか、アメリカのウォルト・ディズニー・イマジニアリングという、世界中のパークに携わっている会社に監修してもらいながら作っています。
そういったところの細部にも非常にこだわっていて、アトラクションの内観まで詳細に表現しています。
――では、苦労された部分は?
今お伝えしたテーマパークらしさといったところに起因するのですが、ツムたちがツムツムランドで遊んでいるというストーリーですので、空間的な広がりや、ツムたちが楽しんでいる喜怒哀楽の部分を表現したかったんです。
そういったときに2Dで正面からだけということではなくて、実際にその世界で動いているというところを大事にしたいと思いました。そうして必然的に3Dで作るという流れになりました。
ツムも、よりリッチにするためにどんな形で表現できるのか、パズルの中に入ったときの視認性の調整は苦労しました。
――実際にプレイしていて、すべてのツムのスキル演出動画を作られているのには驚きました。
チーム内で相談したときに、特定のツムだけにファンがいるという状況ではないという話になったんです。僕たちとしてもどのツムも愛着を持たれているという認識がベースとしてありましたので、「スキルムービーも全部のツムの分を作るしかない!」と。
ツムたちのキャラクター性や世界観をなるべく出していこうとしたときに、スキルのムービーというのは一番ユーザーさんに伝わる部分だと思うんです。ここは力を入れるべきところでもありました。
――開発中、「よし、イケる!」と感じた瞬間はありますか?
アトラクションのデザインやメインストリートでツムたちが動き回っている様子を見てもらったときに、テーマパークらしさが表現できているのではないかとチーム内で評価をもらえたので、これならファンのみなさんに受け入れてもらえるんじゃないかと感じました。
また、最後のチューニングが終わり、パズルの盤面やスキルの使いやすさ、プレイの爽快感を感じられたときもそうですね。。非常にプレイしやすかったので、ゲーム性も受け入れてもらえるのではないかなと思いましたね。
――パズルの盤面も、かなり計算されて作られていますよね。
正直にお話しすると、そもそもパズルゲームは難易度が高いんです。そこに今回、物理挙動というのが加わってきまして。そのため、実際にどう動くかわからないといったところも含めて作り込んでいかないと、ゲームとしてのおもしろさを作りだせなかったというのがありました。その部分は、かなり優秀な人材を集めて作りました。
その事情をいったん置いておくとしても、せわしなくプレイするパズルもある一方で、僕らはパズルの中でじっくり考えてプレイするというものを目指していました。この、じっくり考えるプレイスタイルも実は工夫したところです。難しくすればいいというわけでもなくて、「ここをこうすればよかったんだ」というわかりやすさと難しさの境界線を狙っていくことを考えました。
スマートフォンゲームのいいところとして、空いた時間にゆっくりプレイしてもらうというのがあると思うんです。それを踏まえたときに、パズルの初手をじっくり考えたり、バブルのふわふわした特性で盤面がいろいろ変わる楽しさだったりを大事にしたいよねという話になりました。
――個人的に気になっているのですが、開発チームの中で人気のツムを教えてください!
いくつかありますね。まずは推したいのは、本作でしか出会えないツムである“マジシャンミッキー”と“プリンセスミニー”です。スキルが強くいろいろな局面で使えるのはもちろん、アメリカのパークに実際に登場しているキャラクターでもあるんです。衣装もディテールまで表現していますので、ぜひチェックしていただきたいですね。
▲マジシャンミッキー |
▲プリンセスミニー |
個人的には、“マレフィセント”が最近のお気に入りです。本作のゲーム性として、空バブルをどう処理するのかが重要なファクターになっています。オーソドックスなやり方としては、狙っているツムの軌道上の空バブルを巻き込みながら割る、なのですが、マレフィセントのスキルは、中央の空バブルを割ってくれる効果もあるので、非常に使いやすいのではないかなと思っています。ヴィランズの中で初登場な点もポイントですね。
▲マレフィセント |
――ちなみにユーザーの間で人気の高いツムは、どのツムでしょうか。
アラジン、マジシャンミッキー、ジャック・スパロウあたりの人気は高いですね。
▲アラジン |
▲ジャック・スパロウ |
――これも個人的にすごく気になっているのですが、ステージでスコアを獲得するためのコツを教えてください!
本作を始めたばかりの方に対してアドバイスさせていただきたいのは、コンボをつなぐということです。アイテムをうまく使ったり、ツムスコアを高くしてツムバブルを割ったりというのも重要なのですが、コンボの数に応じてスコアは伸びていきます。
なるべく上にあるツムバブルを狙って、その流れで空バブルを割って盤面を大きく動かすようにプレイすると、コンボが段々つながってスコアを多く取れるようになります。まずはそこを意識してほしいです。
それを踏まえた上で、アイテムを使う使わないの選択ですとか、スコアの高いツムを優先的に狙うとか工夫してもらうのがいいのかなと思います。
――それでは、今後の展開を答えられる範囲で教えてください。
MAP4はお待たせしてしまったのですが、今後はコンスタントにMAPを追加していく予定です。キャッスルやイベントなど遊びどころはいろいろありますが、ユーザーのみなさんがやりたいと思うタイミングでMAPも遊んでいただきたいですね。
あとMAPの追加もですが、まだお届けできていないツムがたくさんいます。ツムに関しましても、どんどん追加していく予定です。
――実現に関わらず、今後やってみたいという野望はありますか?
僕としては、テーマパークらしさのブラッシュアップと言いますか、そこの体験を追求していきたいと思っております。例えばパレードは今は1種類ですが、シーズンに沿ったパレードをやるとか。パレードは、テーマパークで体験できる楽しみの中でも人気の高いものだと思うので、そこに注力していけるといいかなと思っています。
――それでは、『ツムツムランド』のユーザーさんにメッセージをお願いします!
“ツムツムのテーマパーク”なので、ディズニーのテーマパークに遊びに行くという気持ちでご来園いただきたいです。ゲームをプレイする、ではなく、遊びに行くという気持ちでゲームを楽しんでいただければと。
そのために開発チームとしては、先ほどのパレードをはじめ、みなさんの好きなイベントやツムたちをお届けしていけるように、もっと頑張っていきます!
――最後に、開発チームのみなさんが“ツムカメラ”で撮影された写真を見せていただけますか?
はい。チームから集めてきました! すごく力をかけている者がチーム内におりまして、力作ぞろいです(笑)。ツムカメラではライトの当て方なども変更できるので、まるでツムがそこにいるかのような1枚が作れます。みなさんもぜひチャレンジしてみてください!
※対応スマートデバイスの購入および通信料はお客様のご負担となります。
※アイテム課金制です。一部キャラクターは有料のランダム型アイテム提供方式により提供されます。
※20歳未満の方へ:アイテムを購入する際は、保護者から同意をもらうか、一緒に購入するようにしてください。
※記事中のゲーム内の画像は、 開発中のため変更になる可能性があります。
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