『ファークライ5』てらそまさんの生ジョセフに入信希望者も？ 発売直前イベントをレポート

文：柏又

『ファークライ5』は、CERO Z（18歳以上のみ対象）のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。

　PS4/Xbox One/PC用ソフト『ファークライ5』の3月29日発売に先駆けて、ユーザーを招待してのイベントが東京・中野のRed Bull Gaming Sphere Tokyo（レッドブル・ゲーミング・スフィア　トーキョー）で開催されました。

　このイベントは、発売前の『ファークライ5』を実際にプレイできる体験会と、YouTubeやニコニコ動画で配信されたステージでの生放送の二本立てで構成。生放送の模様は、YouTubeのUBIJAPANチャンネルやニコニコのユービーアイソフト公式チャンネルから視聴できます。

各々が自由な戦い方で序盤を攻略！

　体験会では、チュートリアルが完了した直後の状態をプレイできました。3つの地域に分かれたホープ・カウンティへ出かけ、この地を支配するカルト教団“エデンズ・ゲート“と戦いを繰り広げていきます。

　ゲーム序盤ということで、装備や特殊能力“PERK”が整わないなかでの戦いでしたが、正面からの撃ち合いはもちろん、バットなどの近接武器を手に背後から忍び寄るステルスプレイや、高所や地形を生かした戦いなど、すでにさまざまな手段で遊んでいる姿が印象的でした。

青木さんが豪快な戦いを披露。てらそまさんの生ジョセフも！

　続いて行われた生放送のステージでは、エレキコミックの今立進さんをMCに、本作でジョセフ・シード役の吹き替えを担当したてらそままさきさんとキム・ライ役の青木瑠璃子さん、そして解説役としてユービーアイソフトの福井蘭子さんが出演。

　簡単なゲーム紹介のあと、キム・ライが登場するミッションを吹き替えを担当した青木さん自身が実際にプレイする流れになりました。

　キム・ライは、主人公が仲間にできる“スペシャリスト”と呼ばれるキャラクターの1人“ニック・ライ”の妻になります。青木さんの挑戦するミッションは、そのニックを仲間にするためにエデンズ・ゲートに奪われた彼の飛行機を奪い返すことが目的でした。

　学生時代にインベーダーゲームを触って以降、最近のゲームはよくわからないというてらそまさんに対し、青木さんは前作『ファークライ4』のほか、『アサシン クリード』や『ディビジョン』といったユービーアイソフト作品もプレイしていたというなかなかの猛者。

　ショットガンと近接攻撃を中心としたパワフルな戦い方で、飛行機の隠された牧場を占領する敵をガンガンなぎ倒していく壮快なプレイを見せてくれました。

　しかし、さすがに多勢に無勢な状況では何度かやられてしまうことも。そこで、高台を陣取って敵の警報器を無力化したり、NPCの傭兵を仲間として呼んで共闘したりする戦術を駆使し、最終的にミッションをクリアしていました。お見事！

　ミッションクリア後、ノリノリで『ファークライ5』をプレイする青木さんを見ていたてらそまさんが、「婚姻を予定している女性には、まずこういうゲームで遊んでもらうと、意外な本性が見えて今後いっしょに生活するにあたって役に立つのではないか」とコメントする一幕も。本作のさまざまな面が楽しめた実演となりました。

　実演プレイ後は、エデンズ・ゲート指導者のジョセフ・シードを演じるてらそまさんへの質問コーナーに。ゲームやアニメのほか、ドラマや舞台でも活躍されているてらそまさんですが、声優と俳優の仕事の違いについては、基本的な役への取り組みは変わらないとのこと。ただし、舞台やテレビでは自分の見せ方や映り方を考える必要があるため、そういったテクニカルなところでは異なる部分もあるようです。

▲てらそまさん演じるジョセフ・シード。

　『ファークライ5』の吹き替えについては、もととなる英語のセリフの波形を見て演じる部分や、ここだけは守ってほしいという内容をリクエストされて演じるシーン、それ以外に自分の自由に演じられるパートもあったと振り返るてらそまさん。

　『ゴーストリコン ワイルドランズ』で演じたエル・スエーニョなど、似た役を演じたことはあるかもしれないが、カルト教団の創設者であるジョセフ・シード役は演じていて楽しかったと語っていました。

　また、劇中では霊歌である“アメイジング・グレイス”をさまざまなパターンで数えきれないほど歌った、とも。本作をプレイする人はゲーム中のどこでアメイジング・グレイスが流れるのか注意して聞いた方がいいかもしれません。

　今後、演じてみたい役についての質問には、「凶悪な人物を演じてみたい」とコメント。活躍の場もさることながら、さまざまなキャラクターを演じているてらそまさん。今回演じたジョセフ・シードは俗にいう「悪の親玉」ですが、だからといってけっして凶悪ではなく、しっかりとした信念をもって行動する人物だったとのこと。

　そんななかで、てらそまさんの演じる“芯から凶悪”なキャラクターを演じたらどうなるのか、いまからきになるところです。

　質問コーナーのあとは、ゲーム中のワンシーンを流しながらてらそまさんが実際にジョセフ・シードを演じることに。吹き替えのときと異なり「原語が同時に流れないため、本編とは少しニュアンスが変わったかも」と語りながらも、ジョセフを逮捕せんと迫る主人公たちを前に、静かに、そして力強く話す彼をばっちりと演じてくれました。

　配信では「こんなの聞かされたら（エデンズ・ゲートに）入信するわ」といった感じのコメントも見られたとのことで、改めててらそまさんの演じるジョセフのカリスマに惹かれるステージとなりました。

　最後にてらそまさんは、今回のように演じた作品の発売記念的なイベントに参加するのは初めてでとても楽しめたとのこと。

　青木さんは、今回の実演プレイでいろいろあった反省点を生かし、発売後は自宅で悦に浸りたいとコメント。最後までゲーマーらしさを見せてくれました。

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