2018年4月7日(土)

『ぎゃるがん2』近藤ちるを演じた松田利冴さんにインタビュー。オーディション合格を聞いて思わず涙!?

文:kbj

 インティ・クリエイツから3月15日に発売されたPS4/Nintendo Switch用ソフト『ぎゃる☆がん2』。本作で、ヒロイン・近藤ちるを演じる松田利冴さんへのインタビューを掲載します。

『ぎゃる☆がん2』

 『ぎゃる☆がん』は、ひょんなことからモテ男になってしまった主人公が、次々と言い寄ってくる女の子たちを眼力(通称:フェロモンショット)で昇天させ、意中のヒロインを目指す異色の眼(ガン)シューティングゲーム。シリーズ4作目の『ぎゃる☆がん2』では、さまざまな新要素の他、今作独自の“吸い込み”による女の子のカワイらしいリアクションも楽しめます。

 松田さんには、オーディションについてやキャラの特徴、演じるうえで心がけたことなどを語っていただきました。

 また記事の後半ではメインキャラを演じる声優陣のサイン色紙プレゼントもあります。

“ずっと見続けていたタイトル”に出られる喜び

――まずは演じたキャラとその特徴について、お話しください。

『ぎゃる☆がん2』

 近藤ちるちゃんは、主人公の隣に住んでいる低身長の子で、銀髪、引きこもり、包帯っ子といういろいろな要素が詰まっている女の子です。

――オーディションを受けられたと聞いていますが……。

 そうですね。他の皆さんと同じように、ちるちゃんとりーすちゃんのオーディションを受けさせていただきました。

――どちらが演じやすかったですか?

 個人的には……ちるちゃんです。読み終えた後に、「どちらのキャラが演じやすかったですか?」と聞かれたのですが、皆さんがどちらがいいと思っているのかがわからないので、「どう答えればいいのか~!?」と悩みました。

 最終的には「どちらもやりやすかったのですが、最近演じたキャラに近かったので、ちるちゃんですかね」と少しだけちるちゃんを出しました(笑)。

――演じることになったことを聞いた時はどのような感想を持ちましたか?

 事務所から台本をいただいた時が受かったことを知るタイミングでした。事務所のスタジオで渡されたいろいろな台本の中に『ぎゃる☆がん2』が入っていたので、「うえっ! こ、この台本は~!」と驚きました。

 その時にいたマネージャーが『ぎゃる☆がん』の担当ではなかったので、話せなかったのですが、うれしくて泣きだしてしまった松田を見て、「ま、松田……どうした!?」と気を使わせてしまいました。

――涙が出るほどうれしかったんですね。

 ずっと見続けていたタイトルだったので、うれしくて……ただ、ちょっとしてから「他の人の台本が混ざっていたのでは?」という疑問を抱くようになりました。

 でも、しっかり受かったことを聞けたので、安心しました。

――“ずっと見続けていたタイトル”ということですが、なぜご存じだったのですか?

『ぎゃる☆がん2』

 松田が声優の養成所に通い始めたころ、1作目の『ぎゃる☆がん』が出始めました。当時は、日本ナレーション演技研究所の冊子やパンフレットにキャラの衣装を来たメインキャストの紹介やインタビューがとにかく掲載されていたんです。

 日ナレを出られた声優さんが『ぎゃる☆がん』に多くかかわっていたため、「このようなコンテンツに参加してみたい」というすごくキラキラしたイメージを抱いていました。調べていくと……ちょっとハレンチな描写があることも知りましたが、それでも声優としての登竜門というか、憧れるタイトルというイメージがありました。

――松田さんがキャラを演じられることがわかった際の周りの人の反応は?

 演じることを聞いたまわりのいろいろな方から、「『ぎゃる☆がん』にはアイムエンタープライズのさまざまな方がかかわっている」とコメントいただきました。先輩方の活躍を見続けてくれていた方に、自分の出演を祝福していただけてうれしかったことを覚えています。

 両親も『ぎゃる☆がん』を知っていましたため、「あの女の子がいっぱい出る、にぎやかなゲームやろ?」と言ってくれました。両親が知っているゲームに出られるのはこれまでとは違ううれしさがありました。

何回も言ったセリフに愛着が!

――ボイスを収録された際には、どのようなやりとりがありましたか?

『ぎゃる☆がん2』

 オーディションの時に喉がすごく乾燥していたんです。「もう少しカワイらしくできますか」と言われた時に、自分が思っていたよりカワイく演じきれなかったと思っていました。そのため最初の収録で「あの時にできなかったから、もっとカワイくしないと!」と思って挑んだところ、「カワイすぎるね!」と言われました。

 乾燥している状態がベストだったことに驚きました。

――収録は何回かあったのですか?

 そうですね。3回程度あったかと。あとはドラマCDが別にありました。ものすごくデレる時以外は、松田が演じやすいキャラを許してくれる現場で、やりやすかったです。

――つまり、ものすごくデレるシーンがあるわけですね。

 そうですね!(笑) 内弁慶な性格をしているので、身内には強く出てしまうキャラ。そのため、わかりやすくベタベタした甘え方はしにくいキャラなんですよ。ちょっと斜に構えつつ、好きであることをしっかりセリフに込めることを心がけました。

――お気に入りのセリフはありますか?

 そうですね……セリフではないのですが、主人公に大きな態度で出るんですね。それなのに、主人公を「にぃ様」と呼んでいるのがカワイらしいなと。マウントをとりたいタイプの子が“様”をつけて呼んでいることがすごく好きで、一番カワイイポイントだと感じました。

――ハレンチなシーンのセリフはいかがでしたか?

『ぎゃる☆がん2』

 収録したスタジオの構造の話になるのですが、ディレクションされる方が真後ろにいて、少しの表情の変化も見られない……恥ずかしさを見られずに演じられたのがよかったですね。

 普段“お尻”などの直接的なセリフはあまり言わないので、「お尻が好きなのか?」というのは恥ずかしかったです。あと……セリフを言うのは役になりきることですが、あえぎ声は難しさがありましたし、やはり全体的にはずかしいですね。

――収録はパートごとに、まとめて収録していくのですか?

 そうですね。セリフのシチュエーションを教えていただき、まとめてとっていきました。あと、あえぎ声はアドリブで何パターンかをとる形でした。そのため、いろいろなパターンをとっさに出すのに苦労しました(苦笑)。

 パターンを出しているとキャラが消えそうになるので、松田自身ではなくて、ちるちゃんとして収録できるように頑張ったことを覚えています。

――テーマ曲『オトメのヨクボウ★でんじゃらす』の収録はいかがでしたか?

 これまでのキャラクターソングは、歌いあげるようなキャラで歌わせていただくことが多かったんです。ただ、このちるちゃんは彼女の性格もあって、うまさをそこまで意識しないで歌おうと思いました。ピッチやメロディを細かく当てない、ラフな感じを出すことを考えていたのですが、終わって「キャラっぽくてオッケーです」と言っていただいた時に、認識が間違っていなかったと安心しました。

 あと、カワイさを出そうとして歌ったことは、初めてかもしれません。

――ご本人と似ているところはありましたか?

『ぎゃる☆がん2』

 ゲームが好きな子で、熱量がすごいんですね。普段はたどたどしいのに、ゲームの話題の時にはよどみなくサラサラとしゃべります。

 松田も普通の話をする時と、好きな特撮の話をする時とではスピードが違うらしいんですね。そういうテンション感は似ていると感じました。

――先日もTwitterで『仮面ライダー555(ファイズ)』についてつぶやかれていましたね。

 『ファイズ』も大好きですね。中でも、天才的で危ない感じの海堂直也が好きです。演じられている唐橋充さんの演技をすべて見ているわけではないのですが、ご自身のカリスマ性をキャラに出しつつ、またちょっとゆるいギャグのシーンもすごくハマっていて、すごいと思っています。はっ……なんかすみません。

――いえいえ、個人的にも大好きな作品なので大丈夫ですよ。逆に似ていないところは?

 似ていないところは内弁慶なところですね。そうならないように生きてきたので、そこが真逆でした。

――演じられたキャラ以外で気になっているのは?

 一般女子なんですが、ワンレンの女の子ですね。

――この子でしょうか?

『ぎゃる☆がん2』

 あ、そうです! この鷹條綾ちゃんですね、学生なのに大人っぽい雰囲気がすごいので、どんな下着をつけているのか、見たいと思いました!! あまり大人っぽい下着だと、同級生に見られると恥ずかしいじゃないですか!?

――女性ならではの目線でおもしろいですね。

魅力的な女の子に振り回されてほしい!

――普段からゲームをしますか?

 そんなにはしませんが、アプリはちょこちょこ遊んでいます。最近は『Fate/Grand Order』を遊んでいます。もともと『Fate』シリーズのアニメを見て好きになったんですが、『FGO』の存在を知って、姉妹で遊び始めました。

――『ぎゃる☆がん2』をプレイしてみていかがでした?

『ぎゃる☆がん2』

 生放送中でも言ったのですが、急に女の子が下着姿になるので、ビックリしました。もし男性だったら、これを見て喜びを感じるのかもしれないと、思うようになりましたね。

 松田はゲームがヘタなのでクリアできなかったのですが、迫ってくる子がおどろおどろしい見た目をしているわけではないため、失敗しても「あ~~、しまった」くらいの軽い気持ちでプレイできるのはいいですね。

――あまりへこまないと。

 そうですね! しかもやられると足にキスさせてくれるんですよね。自分が失敗したのにキスさせてもらえるのも、平和なゲームでいいですよね。

――生放送に出られてみて、いかがでしたか?

 谷口夢奈さんと木村千咲さんが番組の流れ、空気を作ってくれていたので、松田はそこに入っていくだけでやりやすかったです。また、視聴者の方も「ここまでだったら突っ込める」的なお約束をわかっていて、ズバッと突っ込みをくれたり、温かいコメントをくれたりするので、楽しい現場です。あっという間の1時間でした。

――最後にメッセージをお願いします。

『ぎゃる☆がん2』

 すごい数の女の子から迫られるという、日常ではなかなかないシチュエーションを楽しめます。それを怖がらずにプレイしてほしいです。周りの人を巻き込んで、何人かでプレイしていただくと、より楽しいゲームだと思します。

 あと、恥ずかしいセリフをここまで演じることは過去になかったので、突っ込んだ、珍しい芝居をしていると思います。プレイしてそちらもみていただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

サイン色紙プレゼント

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 『ぎゃる☆がん2』で登場したヒロインを演じた、声優陣のサイン色紙をプレゼント。近藤ちる役の松田利冴さん、天使りーす役の木村千咲さん、玉前なな子役の谷口夢奈さんそれぞれの色紙を用意しています。希望者は下記の応募フォームに必要事項を記入のうえ、申し込んでください。締切は4月15日23:59

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