2018年5月5日(土)
Hit‐Pointが配信中のiOS/Android用アプリ『旅かえる』を、地元・茨城でカエルの合唱とともに生きてきた筆者がゆる~くレビューしていきます。
本作は、『ねこあつめ』で知られるHit‐Pointが制作するシミュレーションゲームです。“かえる”にアイテムを与えて自由に旅をさせるという、“ゆるさ”をたっぷり味わえるアプリとなっています。
本編では特に難しい操作は必要なく、“かえる”の仕草や生活を眺めるために、アイテムなどを収集していきす。見どころは、なんといっても“かえる”でしょう。“かえる”は鋭い目つきをしているものの、家の中では本を読んだり大口を開けてご飯を食べたりと、なんともかわいらしい仕草をしてくれます。
筆者はビジュアルに惹かれて本作をプレイしましたが、“かえる”の見た目とのギャップに心を打たれ、ことあるごとにスマホを開いて“かえる”の動きを確認してしまいます。本作は、そんな“ゆるさ”がポイントなのです。
▲いとこが飼育している“アフリカツメガエル”の“蛙之助”くん。旅はしません。 |
プレイヤーがやることは、“おべんとう”や“どうぐ”を用意して“かえる”の旅のしたくをし、写真を撮ってくる“かえる”の帰還を、「まだ帰ってこないかな~」と親バカになって待つことです。律儀に帽子をかぶって旅立ち、プレイヤーに写真を持ってきてくれる“かえる”を猫なで声で迎えてしまいます……かえるですが。
▲“かえる”の名前は、筆者の名前にちなんで“かえる坊”と名づけました。 |
“にわさき”に生えてくる“クローバー”を集めれば、“おみせ”で販売されている“えびづるのスコーン”や“はこべのサンドイッチ”などの“おべんとう”や、“てぬぐい”などの“どうぐ”と交換できます。
“クローバー”の中にはまれに“四つ葉のクローバー”が生えており、収集しておくことで後述する“おまもり”として活用できます。「お、ラッキー!」と思うくらいの地味なうれしさこそ、本作にハマってしまう魅力の1つとなのかもしれません。
さらに、“おみせ”ではアイテム交換の他にも、“かえる”が持ち帰ったり、アイテムの交換時に付いてきたりする“ふくびき券”を5枚使って“ふくびき”ができます。
“ふくびき”で出るものには白玉から黄玉までのランクがあり、運がよければ高級なアイテムを入手することもあります。“四つ葉のクローバー”では地味なうれしさを、“ふくびき”は派手な喜びを味わえます。
▲下から2個目のランクである青玉ではおまもりをもらえました。 |
“かえる”を旅立たせるための旅のしたくでは、“テント”や“てぬぐい”などの“どうぐ”を設定でき、“どうぐ”に応じて写真を撮ってくることがあります。
特定のアイテムを持たせることで、北に行きやすくなる、南に行きやすくなるなど、ある程度の傾向があるようです。各方面で背景が変わるので、“テント”などの写真に影響があるアイテムを持たせても、微妙に写真が変化していました。
珍しい背景を背にして温泉に入る“かえる”を見ると、「ああ、いい旅になってよかった」と安堵してしまいます。
▲最初はお城にしか行かなかったであろう“かえる坊”も、ショッピングを楽しむほどに成長しました。 |
写真の他にも、“かえる”は旅をした場所に応じた“いっぴん”や“めいぶつ”をプレゼントしてくれます。もらった“めいぶつ”などは“ずかん”に登録され、旅のしたくで設定できる“おまもり”として“かえる”に所持させられます。
“ずかん”の収集こそが本作のやり込み要素であり、もっとも“かえる”の旅を確認できる内容となっています。
本作に登場するのは、“かえる”だけではありません。旅をした“かえる”につられて、かたつむりの“まいまい”さんなどのともだちが“にわさき”に来訪することも……。
遊んできたともだちは、歓迎してくなってしまうのが親バカの性です。ともだちに先述した“めいぶつ”をお土産として持たせてみましたが、喜んでくれたのか、お手紙を郵便箱に届けてくれました。さすがうちの子のともだち、できた子です。
お手紙の中には“ふくびき券”や“クローバー”などうれいアイテムが封入されていいます。“かえる”とともだちが旅先でどんな交流をしてきたのか、想像すると楽しげな光景が目に浮かんでしまいますね。
▲ともだちの“まいまい”。うちの子をどうかよろしくね。 |
「ゲームをプレイする時間がない」、「ゲームに集中できる環境にない」といった、忙しいこのご時世だからこそ、本作をオススメします。いつのまにか帰ってくる自由奔放な“かえる”を眺めることで、きっと日頃の疲れたこころが癒されるでしょう。
筆者はやはり、自宅で起こす“かえる”のアクションがお気に入りです。ビジュアルで惹かれたことあり、旅をさせないでしばらく“かえる”を眺めてしまったことすらありました。
自宅の中ではとても愛らしい仕草をするものの、旅の写真では不思議と頼もしい姿を見せる“かえる”。ほんの2分程度で旅のしたくを済ませ、ゆったりとした『旅かえる』ライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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