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2018-04-27 17:05

和田雅成さんらが熱演! 新しく生まれ変わったミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三 篇囲み会見

文:ガルスタオンライン

 ゲームの発売から10年が経過し、いまもなお多くのファンから支持を受け続けている『薄桜鬼』シリーズ。ミュージカル公演も今作で11作品目。今作から演出家に西田大輔さんを迎え、新しい形のミュージカル『薄桜鬼』(以後、薄ミュ)となりました。大好評のうちに神戸公演を終え、4月28日から明治座特別公演が始まるミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三 篇。舞台が行われる明治座で、5人の俳優陣による囲み会見が行われました。

ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三編囲み会見

――神戸公演を終えた感想を教えてください。

和田雅成さん(土方歳三役):初日のカーテンコールを迎えたときに、お客様がすごく愛をもって僕たちを見ていることを感じました。そんな思いに引き出されるように、役者のみんながすごくいい顔をしていて、僕はその瞬間に1つの新しい『薄桜鬼』が生まれたんじゃないかなと思いました。

中河内雅貴さん(風間千景役): 僕は久し振りに2.5次元の舞台に帰ってきましたが、こんなにも多くのお客様に支えられて舞台に立てるよろこびというものを改めて実感しました。この作品を愛してくださっているみなさま、そして新たに出会ってくださったみなさま、これから観ていただく方も、みんなが楽しめるエンターテイメントなお芝居となっています。僕たちもせいいっぱい力を出し、1人1人のお客様に『薄桜鬼』のよさを伝えられるようにがんばることができたんじゃないかなと思っていました。明治座でも、お客様にしっかりといろいろな思いを届けられたらと思います。

山﨑晶吾さん(沖田総司役): 神戸公演を終えて、『薄桜鬼』という作品が多くのみなさまに愛されているんだなと改めて感じました。神戸公演は終わりましたが、油断せずに初心の気持ちに戻って、またがんばっていきたいなと思います。

納谷 健さん(斎藤 一役): 前作から引き続き僕は2作目の参加になりますが、今回僕はいままでの『薄桜鬼』を引き継ぐ役目として、架け橋となるように務めてきました。今回は全体が新しい形を成しているのですが、神戸公演でみなさまに認めていただけたということを神戸公演のカーテンコールですごく感じました。新しい形にはなりましたが、ちゃんと引き継がれていると感じる神戸公演になりました。

井俣太良さん(近藤 勇役):僕は沖田総司篇からの参加で、ライブもふくめると今回で10作目になります。これまでたくさんのキャストが『薄ミュ』に入ってきて、たすきを渡してくれました。この作品のスゴイところは、やればやるほど作品自身が持つパワーが俳優たちの血をめぐるんです。1ステージ目、2ステージ目と、重ねていくごとにキャストの顔が鬼の顔になっていくというか。覚悟をもって作品に挑んでいるので、さまざまな感情を手に入れていくのを見ました。お客様からもたくさんの温かい拍手をいただけて、本当にホッとしました。

――ミュージカル『薄桜鬼 志譚』として始動した心境を教えてください。

和田さん:今回から大きく違う点は、演出家が西田大輔さんに変わったことだと思います。僕もこれまでの『薄ミュ』を観させていただいたのですが、また違ったものが生まれているなと感じました。西田さんはよく「新しい風を吹かせよう」と、僕たちに投げてくださるのですが、新しい風を吹かせるために、新旧キャスト誰1人妥協することなく舞台と向き合ってきました。これまでに満足するのではなく、新しい『薄桜鬼』の魅力を伝えようという思いを強く感じました。みんなで「新しいものを伝えよう」という気持ちになれたことがすごくうれしかったです。

中河内さん:これまでと演出家が変わり、観るお客様の視覚に刺激を与える作品になっていると思います。前任者たちのいろいろな思いも引き継ぎながら、僕たちは役を愛し、この作品を愛することによって、魅力がさらに伝わるんじゃないかと思いまして、務めさせていただいている所存でございます。

山﨑さん:たくさんの方々がつないでくれたバトンをしっかり受け取り、いいところは引き継いで、新しくできるところは新しくしていこうという気持ちでやりました。

納谷さん:今作は「しっかり引き継ぐけれど、いい意味でぶっ壊して、お客様の愛情もしっかりくみ取っていこう」という思いで作ってきました。神戸公演を終えてみて、より深く、キャッチーなものになったなと感じています。『薄ミュ』として、新しいスタートになるような舞台になっているんじゃないかなと思います。

井俣さん:最初の初動としては、きっちり守っていこうという気持ちがどうしても働きました。これまでにみんなが作ってきたものが素晴らしかったので、それを守っていこう、引き継いでいかなければならないという無言の使命感のようなものがあったんです。でも演出家の西田さんのやり方が「これまでの『薄桜鬼』をぶっ壊す」という切り口だったので、演出によっていろいろな切り口から1つの作品を観られるんだなと改めて思いました。演者としては非常に楽しいですし、その僕らの滾りみたいなものは舞台にもすごく乗っているんじゃないかなと確信しております。

――『薄ミュ』シリーズ初の明治座特別講演への意気込みをお願いします。

井俣さん:僕からしてみると「あのミュージカル『薄桜鬼』が明治座に!?」という感じです。これまで引き継いでやってきた分、ご褒美といったらおかしいですが、いいのかなという畏怖すら感じさせるような場所なので、いままで演じてきたメンバーにも観てもらいたいですし、お父さんやお母さんにも明治座だよって伝えたいですね(笑)。今回、演出家の西田さんが作り出した『薄桜鬼』は、明治座にピッタリなものになっていると思いますので、期待して待っていてください。

納谷さん:僕自身俳優としてデビューしてから浅く、明治座でやるということにほとんど実感がありませんでした。でも決まったあとに、たくさんの方から連絡をいただいたり、こうして小屋に入ってみて身が引き締まりました。もっとみなさんに『薄ミュ』を知っていただけるいいスタートになればいいなと思いました。

山﨑さん:今回明治座でできるということですが、実際にやることは変わりません。気持ちは何も変えず、神戸公演と同じ気持ちでやろうと思います。

中河内さん:由緒正しい歴史ある劇場で公演できること自体が、舞台役者として幸せなことでとても誇りに思っています。2.5次元の舞台の新しい風を吹かせていかなければならないと思いますし、明治座さんにも「こんなおもしろい2.5次元という舞台があるんだ」と認めてもらわないといけないなという責任感というか、使命を背負いながら舞台に立ちたいです。僕たちは未熟ではありますが、いろいろなお客様に『薄桜鬼』の愛と素晴らしさをお届けできたらと思っております。

和田さん:役者として明治座に立てるということは幸せですし誇りです。でも僕たち役者にできることってじつは何も変わらなくて、どの劇場でもやることは同じで、その役を生きて、その世界をただただ全力で生きることだけです。『薄桜鬼』という世界の魅力を、しっかり観に来てくださったみなさまにお伝えできたらと思っております。

 役者陣も声をそろえて言っていた新しく生まれ変わった『薄ミュ』。どんな物語が紡がれていくのか気になりますね! ぜひ劇場で確かめてください♪

ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三 篇

■公演日程
 4月21日~23日新神戸オリエンタル劇場(終了)
 4月28日~5月1日明治座(特別講演)
■キャスト(敬称略)
 土方歳三役:和田雅成
 雪村千鶴役:森 莉那
 沖田総司役:山﨑晶吾
 斎藤 一役:納谷 健
 藤堂平助役:樋口裕太
 原田左之助役:小鳥遊 潤
 永倉新八役:岸本勇太
 山南敬助役:輝馬
 山崎烝役:椎名鯛造
 近藤 勇役:井俣太良
 大鳥圭介役:橋本汰斗
 天霧九寿役:兼崎健太郎
 不知火 匡役:校條拳太朗
 雪村綱道役:川本裕之
 風間千景役:中河内雅貴

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