2018年5月26日(土)
ポケラボが配信中のiOS/Android用アプリ『ぷちぐるラブライブ!』。本作のレビューを、『ラブライブ!』好きのたく坊がお届けします。
本作は、『ラブライブ!』シリーズのμ’sとAqoursのメンバーが、かわいいプチな寝そべりぬいぐるみ“ぷちぐる”になって登場するタップパズルゲームです。『ラブライブ!』シリーズの楽曲が流れるステージで、μ’sとAqoursのさまざまな楽曲や衣装とスキル演出を楽しめます。
魅力はなんといっても“ぷちぐる”になったメンバーでしょう。ぬいぐるみやストラップとして多数グッズ化されているので、手持ちのグッズで遊んでいるような気持ちも味わえます。
『ラブライブ!』という人気コンテンツを、手軽に楽しめるゲームという点は本作ならではの魅力ですね。
▲ローディング画面の背景にはメンバーを象徴したアイコンが散りばめられています。 |
本作のゲームパートは、画面いっぱいに積まれた“ぷちぐる”を消して、目標のスコアの達成や最大スコアの更新を目指すというパズルになっています。2個以上の同じ“ぷちぐる”がつながった場合、“ぷちぐる”をタッチすることで消すことができ、つながった“ぷちぐる”が多いほどスコアが増えていきます。
“ぷちぐる”を消していくとコンボがつながり、特定のコンボ達成時には、一定のレベルまで上げたメンバーがコンボを報告してくれます。
パズル画面には“ぷちぐる”の他に、“ボム”が出現します。ボムは“ぷちぐる”を11個以上つなげるとその“ぷちぐる”がいた場所に発生。その効果は、ボムの種類によって変わります。
ボムは“ぷちぐる”をまとめて消せるので無意識に使ってしまいがちですが、“ぷちぐる”をうまくつなげられた後に使用するとスコアを稼ぎやすいです。そしてなにより、つながっている“ぷちぐる”をすべて消せるのが爽快で、一気に盤面を消せる感覚にハマってしまいます。
各ステージに挑戦する前には、さまざまな場所で獲得できるアイテムを使用するか選べます。アイテムにはタイムを伸ばせるものやスコアを伸ばせるもの、出現する“ぷちぐる”の種類を減らすもの、ボムを出現させるものが用意されています。
後述する難しいステージやスコアアタックの時に重宝することでしょう。
『ラブライブ!』の魅力で外せないのは、メンバーです。本作には、μ’sとAqoursのメンバー全員が、“ぷちぐる”の見た目をしてさまざまな衣装で登場します。
ゲームをプレイするためには、3人までのチームを編成します。『ラブライブ!』で3人チームといえば、ユニットや学年ごとのチームを思い浮かぶことでしょう。当然、本作でもその要素は含まれており、各ユニットのメンバーで編成すればボーナスが、各学年ごとのメンバーで編成してもボーナスが入ります。
筆者が感動したポイントとして、μ’sとAqoursのメンバーを混合しても学年ボーナスが入ります。スキルや特技を意識した編成になりがちですが、ボーナスを意識して編成してみることで、作品を超えたコラボレーションを実用的に楽しめるのがうれしいポイントです。
▲残念ながら、筆者の推しメンバーである“小泉花陽”・“矢澤にこ”・“高海千歌”のチームでは補正なしでした。1stシングル衣装ボーナスなどがあれば……。 |
すべてのメンバーにはスキルと特技が設定されており、中心の“ぷちぐる”を消すもの、つながっていない“ぷちぐる”を消すものなどさまざまです。“『Snow halation』高坂穂乃果”のオレンジ色の光や、“『HAPPY PARTY TRAIN』松浦果南”が電車に乗って駆け抜けるなど、衣装に応じて再現されるスキルの演出にも注目です。
なお、特技は編成したメンバー全員のものが適用されますが、スキルはセンターの1人のものしか使用できません。
“ぷちぐる”は、ジュエルやゴールドを使用してガチャを引いたり、ゲーム中の課題をクリアすることでもらえる“ぷちぐるスター”を集めたり、イベントガチャを引いたりすることで取得できます。
本作のガチャは少し変わっていて、ピックアップを除くと排出率がすべて均一という仕様になっています。推しキャラを引ける確率が他のメンバーと同じなのは非常にありがたいポイントですね。
すでに所持済みのメンバーがガチャで登場した場合、スキルのレベルが上昇し、効果が発動しやすくなる、効果が上昇するといったの恩恵を得られます。同じメンバーを引き続ければスキルが強力になっていくので、ピックアップに推しのメンバーがラインナップした場合は、ありったけのジュエルなどを使って引いていくのもありでしょう。
“ぷちぐる”にはメンバー、衣装ごとにレベルが設定されており、レベルが上がっていけばいくほど“ぷちぐる”を消した時のスコアが多くもらえます。レベルは“ぷちぐる”の強化や消した“ぷちぐる”の数などによって上昇していくので、意識せずにプレイしていても、自然と上がっていきます。
プレイを続けて“ぷちぐる”を強化していけば、平均スコアが高得点になっていくのは間違いありません。
その他、“経験値キャンディ”を使用して“ぷちぐる”を意図的に強化できます。お気に入りのメンバーや登場したばかりの衣装のメンバーでも即戦力として投入できるのでオススメです。
ゲームパートは、基本プレイとスコアアアタック、イベントの3種類でパズルを楽しめます。それぞれ『Snow halation』や『HAPPY PARTY TRAIN』などの楽曲ステージが用意されており、楽曲にあわせた衣装の“ぷちぐる”を使用するとボーナスを得られます。
基本プレイには、“μ’sステージ”とAqoursステージ”があります。それぞれの楽曲ステージには“スコア○○点以上”や“ボムを合計5回以上使用”などのミッションが存在しており、達成することでぷちぐるスターを入手し、次のミッションへと進めます。
ぷちぐるスターを一定数集めることで、ガチャでも排出される“ぷちぐる”やプレイ時に使用できるアイテムなど、さまざまな報酬を獲得できます。ぷちぐるスターの獲得数はプロフィールで他人からも見られるので、いかに自分がやりこんでいるのかをアピールできます。
ちなみに、各楽曲ステージではBGMがそれぞれの楽曲に変化。『ラブライブ!』の大きな魅力である、思わず口ずさんでしまうような中毒性の高い楽曲を、プレイ中にも楽しめます。
ぷちぐるスターを一定数集めると、“スコアアタック”が解放されます。スコアアタックでは、決められたメンバーの編成のみ使用可能。さらに、“すべてのぷちぐるが光った状態”でプレイするという制限のある、ハードモードでのプレイとなります。
メンバーが指定されているので、考えた編成や好きな編成では挑めません。しかし、全プレイヤーが同じ編成でスコアを競うので、単純な腕が重要となることは間違いないでしょう。
スコアアタックでもアイテムは使用できるので、腕に自信がない人でも、実力以上のスコアをたたき出すことも夢ではありません。現に筆者は、スコアに伸び悩みはしたものの、アイテムをふんだんに使ったことで、他プレイヤーと謙遜ない得点を稼ぐことができました。
作中では特別なステージでプレイできる期間限定の“イベント”が開催されます。記事執筆時に開催されていた“CHOCOLATE PARTY”は、Aqours2年生がメインで登場し、チョコレートを集めて報酬を獲得するイベントです。
本イベントの見どころは、特別な衣装の“ぷちぐる”が登場することでしょう。イベントの報酬の中にはイベント専用のガチャチケットが用意されており、使用することで、その“ぷちぐる”がラインナップしたガチャを引けます。
“CHOCOLATE PARTY”で登場しているのは、特別な衣装のAqoursの2年生“高海千歌”、“桜内梨子”、“渡辺曜”。ふりふりの衣装がとってもキュートです。
ゲームでメンバーをつなげるように、我々ラブライバーもゲームを通じてつながります。フォローをしている相手にハートを贈りあえるのです。
ハートはいわゆる“スタミナ”のような役割を持っており、自動で回復する最大値は5です。しかしプレゼントで受け取ったハートはそこから+で表記されるため、5以上のハートを貯められます。
フォローしている相手に1日1回ハートを贈ることができ、デメリットは存在しないので、遠慮せずハートを贈りあっていきましょう。
さらに、本作とTwitterと連携することで、経験値にボーナスが付く“ぷちぐるブレード”の効果を得られます。
“ぷちぐるブレード”は、自分が使用すると1時間限定で“ぷちぐる”経験値に+30%のボーナスが付くシステムです。連携しているTwitterアカウントのフォロワーが使用すると、+2%のボーナスをプレイヤーが得られます。
本作には“ぷちぐる”を画面に出現させて写真を撮影できる“さつえいモード”が搭載されています。
出現させた“ぷちぐる”は、縮小、回転など調整できるだけでなく、数多くの“ぷちぐる”を設置できます。ゲーム内で“ぷちぐる”のレベルを上げると、さまざまな表情をつけさせることも。さらに、ロゴが入ったゲーム専用の背景に加えて、実際のカメラと連動させて撮影することができます。
グッズの“ぷちぐる”やCDを背景にして撮影し、自分だけのぷちぐるとの写真を思い出として残していけるのは、ファンにはたまらないシステムです。
『ラブライブ!』の魅力である“楽曲”、“メンバー”など、さまざまな要素が搭載されている本作。『ラブライブ!』のゲームアプリで、気軽に遊べるという点で本作はかなり優れていると感じます。
μ’sの『MORMENT RING』しかり、Aqoursの『君の瞳を巡る冒険』しかり、『ラブライブ!』において、“つながる”という単語はたびたびチョイスされ、重要なワードとなっています。本作をプレイしている間は、そんな『ラブライブ!』とつながっていたこれまでのファン体験が走馬灯のようにフラッシュバックしてしまいました。楽曲やアニメにハマった経験のある人はもちろん、とっつきやすいので、シリーズを知らない人にもオススメのタイトルです。
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