2018年5月16日(水)
SIEは、5月25日に発売するPS4用ソフト『Detroit: Become Human(デトロイト ビカム ヒューマン)』の特別スピンオフムービー“Tokyo: Become Human”を公開しました。
『デトロイト ビカム ヒューマン』は、近未来を舞台に、人間とほぼ変わらない外見や知性を持つアンドロイドたちが当然に存在する社会を描くアドベンチャーゲームです。
本作では、物語は立場の違う3人(カーラ、コナー、マーカス)のアンドロイドの視点から描かれ、1つ1つの選択が重要な意味を持っています。
本スピンオフムービーは、実際のゲームと同様に登場人物に共感し、展開を考えながら見るストーリーとなっています。
また、2017年に開催された“東京ゲームショウ2017”でSNSを中心にさまざまな意見が飛び交い、話題になったアンドロイドショーケースの再来のような、アンドロイドなのか人間なのか一見判断がつかないアンドロイドの姿を描いている点にも注目です。
“東京ゲームショウ2017”のDetroitブースでは、人(のような存在)がモノとして売買されるアンドロイドショーケースが展示。アンドロイドの様子を撮影した写真がSNSに投稿され、人なのかアンドロイドなのか激論が繰り広げられました。
3日目の一般DAYでは、アンドロイドショーケースを一目見ようと人混みが通路にはみ出る事態が発生しました。
高校の卒業式を終え、図書室に足を運んだ主人公の松島は、司書のアンドロイドに3年間のお礼を伝え、図書委員としての最後の仕事“アンドロイドのデータを削除”を行います。
データの削除を行っていると、感情を持たないはずのアンドロイドが突如として感情を持ったかのように震えだします。いつもとは違うアンドロイドの様子に気づいた松島が優しく声をかけると「消さないで、私たちの思い出……」と涙を流し懇願。
動揺した松島は削除中止を試みますが、一度削除を開始すると中止することができません。強制的に削除が再開されるまで30秒。アンドロイドに納得させようとしますが、アンドロイドは「役割が変わるたびに何かを消され生かされ続けるだけ」と悲しく辛い胸の内を打ち明けます。
選択を迫られた松島が出した結論は、アンドロイドをモノとして扱いデータを削除すること。松島はデータが削除されていくアンドロイドの耳元で何かをつぶやくと、悲しい表情を浮かべるアンドロイドを残し図書館を後にします。
時は進み数年後、松島は過去を思い出し考えごとをしながら荒れ地を歩いています。そんな時、声をかけてきたのは記憶を消し去った司書のアンドロイドと同様の顔を持つアンドロイド。アンドロイドに「君は幸せかい?」と問いかけ物語は終わります。
松島がアンドロイドの耳元でつぶやいた言葉は何だったのか。幸せかどうか問われたアンドロイドは、何と答えるのか未来が気になる映像となっています。
(C)Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Quantic Dream.
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