2018年5月22日(火)
ゲームオンがサービスするPC用MMORPG『黒い砂漠』の3周年記念イベント“黒い砂漠 3rd Anniversary Party”が、2018年5月20日に都内のグランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールで開催されました。
本イベントは、プレイヤー同士で語らったり、ミニゲームなどで一緒に遊んだりしながら、プレイヤーや運営チームと交流を深めるというもの。最新アップデート情報やプレゼント抽選会も行われました。
▲MCを務めたのは『黒い砂漠』のイベントでおなじみの佐藤仁美さん(左)。乾杯の挨拶では『黒い砂漠』日本運営プロデューサーの麥谷将人さん(中央)、GMくまきさん(右)がファンの皆さんへ感謝の意を表しました。 |
まずは、最注目の催しであった『黒い砂漠』のアップデート計画から紹介。このコーナーでは、韓国の開発会社Pearl Abyssのハム・ヨンチョルさんがプレゼンターを担当し、2018年下半期に実装予定の新コンテンツを発表していきました。
すでに韓国では実装されているエリア“ドリガン”が日本サーバーにも実装されます。ドリガンはハイデルの南にあり、ヒマラヤやネパールがモチーフになっているそう。
このエリアには首都“ドベンクルン”や新しい狩場“レッドウルフの村”、新ワールドボス“ガーモス”などさまざまな新コンテンツが登場します。
“レッドウルフの村”では新たなアクセサリーがドロップするとのこと。また、“シャレカンの墓”は昼夜で難易度が異なるマップのようです。
新たなワールドボスは、レッドドラゴン“ガーモス”。『黒い砂漠』史上初のドラゴン型のモンスターで、そのサイズは上の画像をご覧の通り従来のワールドボスとは比較にならないほど。戦闘では、空中から範囲攻撃を行ってくるそうです。
また、ガーモスのドロップアイテムを交換することで、新ペット“レッドドラゴンパピー”が入手可能。こちらも『黒い砂漠』では初となる“課金アイテムではないペット”とのことです。
下半期のアップデートには、他にも新しい武器や防具やミニゲームといった新コンテンツが用意されているそう。詳しい説明はありませんでしたが、アップデート情報のスライド1枚目に記載されている通り、ミニゲームは“ラキアロ”という名称で何かを採集するもののようです。
イベントでは、“ドリガン”アップデート以外の展開についても発表されました。
以前から決定していたグラフィックス&サウンドのリマスタリングは、8月ごろに披露できる見込みらしく、ハムさんいわく『黒い砂漠2』と言っても過言ではないほどのグラフィックス向上が見込めるとのこと。なお、これよって必要PCスペックが上がることはなく、オン/オフ機能も搭載する予定だそうです。
海洋コンテンツの拡充に向け、まずは今夏中に新しい帆船を実装したいとのこと。より多くのプレイヤーが帆船を持てるようにしていく展望も語られました。
現在、『黒い砂漠』は約150カ国でサービスされており、それゆえ各国でアップデートに対する賛否が分かれるそうです。これを解消するために全世界共通のグローバルテストサーバーとして“Global Lab”が開設されることになりました。
参加方法や開設時期などは不明ですが、国別のIP制限はなく、プレイ後に意見を投稿できる掲示板が設置されるとのこと。また、始めから一定水準の装備が用意されていますが、パール商店は利用できないなどの制約もあるようです。
▲『黒い砂漠』の開発会社であるPearl Abyss社のハム・ヨンチョルさん(写真右)。 |
パーティの催しは、『黒い砂漠』に関連した“謎解きゲーム”や“ファンアートの展示”、“プレゼント抽選会”など多岐にわたり、いずれも大盛況。皆さん一様に、一流シェフたちが作った豪華コース料理に舌鼓を打ちながらパーティを満喫されていました。
▲会場の様子。 |
ユーザーから寄せられたイラストやマンガ、アクセサリーなどさまざまなアート作品が展示。中にはGMが作ったものもありました。
物販では主に“闇の精霊”をモチーフにしたグッズが会場先行販売されていました。トレーディング缶バッジは交流のきっかけに大きく役立っていたようです。
寄せ書きボードは、パーティが始まるや否やコメントがびっしり。ギルドメンバー募集が大多数なので、気になるギルドがある方はゲーム内で探してみては?
会場内には、各クラスの衣装に身を包んだコスプレイヤーさんや人形と一緒に記念撮影ができるスペースも。来場者の皆さんもこぞって撮影されていました。
食事は豪華コース料理となっており、優雅に舌鼓を打ちながらステージを観覧できました。メニューは以下の通りです。
・海の幸マリネと蟹のレムラード琥珀色のコンソメジュレ、野菜ピューレと緑葉のコンポジション
・真鯛のクルスティアンと帆立貝のグリル、青のり香るソースと彩り野菜のハーモニー
・牛フィレ肉ス・ヴィッド胡麻風味茸ラグーのせ、滋味あふれる赤ワイン入りポルト酒ソースで
・パッションムースマンゴージュレマスカルポーネクリーム添え、フルーツと木苺ソースと共に
▲ピアニストの伊藤万里さん。 |
フリータイムなどは、ピアニストの伊藤万里さんが『黒い砂漠』の楽曲のピアノアレンジを奏でます。さらに、GMくまきさんが生演奏をする場面も。
大型アップデート“絶海の神秘”先行体験会イベントにも出演した、歌手/タレントの松崎しげるさんからお祝いのビデオレターが到着。麥谷さんに「歌うまくなった?」と問いかけるなど、気さくなメッセージに会場中で笑みがこぼれました。
▲新人GMの巨人さん(左)とおなじみのGMモスグリーンさん(右)。 |
GMモスグリーンさんとGM巨人さんのコーナーでは、各テーブルが1チームとなり本格的な謎解きゲームに挑戦! かなり本格的に作られており、メディアチームもつい取材そっちのけで熱中してしまうほどでした。
ゲーム内アイテムやPC周辺機器、最大3万円分のWebマネーといった豪華賞品が当たる大抽選会。喜びのあまり雄たけびをあげる方も。
エンディングでは出演者の皆さんから挨拶があり、想い想いの言葉でプレイヤーへの日々のお礼やこれからの意気込みが語られ閉会となりました。
またイベント終了後、麥谷さんにイベントでの発表内容や現在のサービス状況について、お話をうかがうことができました。
――イベントを終えての感想をお聞かせください。
1カ月ほど前にバランス調整のアップデートを不満に思っている方、そうでない方がいらっしゃる中で、今日のイベント開催についてSNSでの過激なつぶやきなどもありました。そんな中、和やかなイベントになったことを本当にうれしく思い、皆さんが『黒い砂漠』を好きだということを改めて実感できました。
これから4周年に向け、うまくバランスを取って開発元との橋渡しをしながら、日本ユーザーの皆さんに満足していただけるよう頑張っていきたいと思います。
3周年を迎えた今、新規プレイヤーの方が増え、2015年5月のサービス開始以来の接続者数を記録しています。一概にどのキャンペーンが要因とは言えませんが、ここ最近ではバーチャルYouTuberとの協賛企画が大きかったのではないかと。
――発表された情報は日本向けのものなのでしょうか?
本日発表されたものは日本向けの情報で、ドリガンなどは韓国版ですでに入っています。グローバルテストサーバーは世界共通のものですし、リマスタリングもおそらく世界共通になると思っています。
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