2018年5月25日（金）

『モンハンワールド』がW受賞を成し遂げた“PlayStation Developers Choice Awards 2018”をレポート

　SIEは、“PlayStation Developers Choice Awards 2018”を5月24日に開催しました。その表彰式の模様をお届けします。

　“PlayStation Developers Choice Awards 2018”では、2017年度発売タイトルの中からデベロッパーが選んだ6部門“ベストビジュアルアーツ”、“ベストオーディオ”、“ベストVR”、“ベストゲームデザイン”、“ベストテクノロジー”、“ゲーム・オブ・ザ・イヤー”の受賞作品が表彰されました。

　まず、会場にはSIEプレジデントの盛田厚さんが登場。挨拶と乾杯の音頭とともにイベントがスタートしました。

　歓談ムードの中、各部門のノミネート作品と受賞作品の発表が行われます。1つ目の“ベストビジュアルアーツ”に選ばれたタイトルは、バンダイナムコエンターテインメントの『ドラゴンボールファイターズ』。ステージには、バンダイナムコエンターテインメントのプロデューサー・広木朋子さんとアークシステムワークスのディレクター/テクニカルアーティスト・本村純也さんが登壇し、受賞した感想をそれぞれ語りました。

　続いて“ベストオーディオ”に選ばれたタイトルは、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』でした。登壇したスクウェア・エニックスのディレクター・内川毅さんは、受賞の喜びとともに、改めて本作の音楽に込めた思いやコンセプトを述べました。

　“ベストVR”では、SIEの『V！勇者のくせになまいきだR』が受賞。SIEの『勇者のくせになまいきだ。』シリーズプロデューサー・山本正美さんと、アクワイアの『勇者のくせになまいきだ。』シリーズディレクター・大橋晴行さんが登壇し、シリーズ10年を迎えての思いなどを語りました。

　“ベストゲームデザイン”は、カプコンの『モンスターハンター：ワールド』が受賞しました。ステージには、カプコンのプロデューサー・辻本良三さん、ディレクター・徳田優也さん、エグゼクティブディレクター/アートディレクター・藤岡要さんが登壇。制作時に重要視したポイントなどを述べていました。

　“ベストテクノロジー”では、ユービーアイソフトの『アサシンクリードオリジンズ』が、唯一の海外タイトルとして選出されました。リリースマネージメントマネージャー・岸田定幸さんが登壇し、トロフィーと副賞を受け取るとともに、受賞しての喜びを語りました。

　そして、いよいよ“ゲーム・オブ・ザ・イヤー”の発表。見事受賞したタイトルは、“ベストゲームデザイン”に続き2つ目の受賞となるカプコンの『モンスターハンター：ワールド』でした。ステージには、辻本さん、徳田さん、藤岡さんが再び登場し、チームメンバーへの感謝のコメントとともに、日本のゲーム業界、他のデベロッパー陣を鼓舞するように「これからも頑張っていきましょう！」と述べました。

　最後に、盛田さんから“世界で戦えるコンテンツをみんなで作っていきたい”、“今後もVRのコンテンツを制作してほしい”、“日本という市場で、日本のゲームを楽しんでいるユーザーを拡大できるような作品を国内外の開発者に考えてもらいたい”という開発者への“3つのお願い”が述べられ、本表彰式は終了となりました。