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2018年6月3日(日)

『レイゼロ』豪華声優陣による朗読劇ありライブありのスペシャルイベントをレポート!

文:電撃オンライン

 バンダイナムコエンターテインメントより配信中のiOS/Android用RPG『LayereD Stories 0(レイヤードストーリーズ ゼロ)』。6月2日、東京・原宿にある“ラフォーレミュージアム原宿”にて開催されたスペシャルイベントの模様をお届けします。

『LayereD Stories 0(レイヤードストーリーズ ゼロ)』

 本作は、アニメとゲームそれぞれの主人公の物語が1つに重なり合うオルタナティブRPGです。LayereD技術によりインターネットが可視化された2037年の渋谷が物語の舞台となっています。

オープニングではフルサイズの主題歌に感無量

 期待をふくらませるファンの前に、アニメの主題歌を歌う海弓シュリさんが登場。今回のスペシャルイベントで初めてフルサイズの主題歌『throw together』を披露されました。歌詞が作品内容とリンクしている点も聴きどころです。

『レイゼロ』
▲迫力のある歌声で、会場は一気に2037年の渋谷へ!

 続いて、MCの百花繚乱さんからレイゼロの制作陣が紹介され、手塚プロデューサー、大橋アニメ監督、納谷音響監督が登壇されました。渋谷を舞台とする『レイゼロ』のイベントが原宿で行われたことに関しては、「原宿は渋谷区なのでセーフ!」という見解でした。

『レイゼロ』
▲“レイゼロ放送局”でおなじみのお三方に、会場から大きな拍手が!
『レイゼロ』
▲こちらも“レイゼロ放送局”でおなじみ、MCの百花繚乱さん。

 アニメの9話(最終話)まるごと上映に先立ち、ファンには嬉しい制作時の裏話が飛びだしました。

 納谷音響監督からは「スマホは音域が狭いのに、セリフだけでなく爆発音はするは歌は流れるはで、大量の音のすみわけに苦労した」と、スマホアプリならではの苦労話が語られました。今回のスペシャルイベントでは、このこだわりの“音”を最大限に再現するべく、会場選びにも気を使ったそうです。

 また、大橋アニメ監督からは「収録中にクレアの演技シーンをディレクションしていて、思わず身悶えた(ぐらい良かった)シーンがある」とか、手塚プロデューサーからは「ユウトの顔に“ズッキュン”きた。絵とセリフがつくとこうなるのかと悶えた」など、それぞれ9話のシーンについて言及され、どのシーンかは実際に見てほしいとの言葉で締めくくられました。

『レイゼロ』
▲ゲーム内に実装されたばかりのACT・ジョシュアの入手に苦労したことを報告する手塚晃司プロデューサー。
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▲アニメ監督の大橋聡雄さん。このイベントでの視聴を楽しむために、最終話チェック以降はあえてアニメを見ずにとっておいたとのこと。
『レイゼロ』
▲スタート直後からキレッキレのトークが飛びだす音響監督の納谷僚介さん。

トークショーでは盛り上がりすぎてキャストの性格が露見(笑)

 アニメを担当したキャスト陣によるトークショーでは、皆さんの意外な一面を知ることができ、笑いが止まらない楽しいひと時に。

 ガチゲーマーの市来光弘さん(タクマ役)は、“ログイン時間が1日以上経過したフレンドを切っていた”というガチっぷりを高野麻里佳さん(ミシャラ役)に暴露され大慌て。さらに“気づかないうちに知人まで切っていた”という話も飛び出し、うっかりフレンドを切らないための“フレンドお気に入り登録機能”の追加を手塚プロデューサーに直接依頼していました。

『レイゼロ』
▲新規ACT・ジョシュアを入手するために、クリスタルを“ジャブジャブ”増やすことを勧める市来さん。
『レイゼロ』
▲市来さんがガチゲーマーすぎたために、フレンド申請をするか悩んでいたと告白する高野さん。

 続いては、愛されキャラの柳晃平さん(ユウト役)が話題に。加隈亜衣さん(レイチェル役)からは、このイベントの直前にスタッフと一緒になって出演者を出迎えていたことを、巽悠衣子さん(クレア役)からは、収録中に落ち込み気味だったときに慰めの言葉をかけてもらったことなどが語られ、新人とは思えぬ気配り上手な面があると評価されていました。

 そんな柳さんは、初めてのガヤ収録で“渋谷感”というディレクションがあった際に、渋谷に行ったことがなかったため“地域感”がわからず悩んだことを話すと、間島淳司さん(コウヘイ役)から「ガヤは受け手側の役をやれば、どの街でも対応できる」というアドバイスがありました。

『レイゼロ』
▲柳さんは声優としてのはじめての経験を、持ち前のトーク力で語ってくれました。

 中恵光城さん(ノア役)は、口数が少ないキャラクターのため「歌の収録のほうが長かった」とのこと。これに対して納谷音響監督からは「“心を持っているかわからない状態”を演出するために“吐息”などもカットしたので、収録時よりもさらに減った」と追い打ちがあり、観客席から笑いが起こりました。

 このあと斉藤壮馬さん(ウィル役)から驚きの発言があり、「一度もアニメのキャスト陣と収録したことがなく、毎回別撮りだった」ことが判明。納谷音響監督から「ウィルはとにかくきもく、ウザく」というディレクションがあったことや、台本のト書きには「ご自由に」「よきところで」などとおまかせされる部分が多かったことを話していました。

『レイゼロ』
▲中恵さんは思いがけずギャラ泥棒になっていないか心配に……(笑)。
『レイゼロ』
▲斉藤さんからは、イベント前に市来さんのアドバイスによる“ジャブジャブ”でジョシュアをGETしたという報告もありました。

 トークショーのラストでは、百花繚乱さんから“20年後の渋谷について”の質問がありました。高野さんからは「父母と住む一軒家を買っている」というご意見、中島唯さん(ユウト(少年期役))からは「ゲームが好きなので、ゲームの世界に行ってるかな。そのころには行けるようになってるかな?」とレイヤードの実現を期待するご意見が出ていました。

オリジナル朗読劇で『レイゼロ』の世界を渋谷(区)に再現!

 ここからはアニメのキャスト陣に加え、ゲーム内で登場する白砂沙帆さん(イオン=ミルナ役)が登壇されました。

『レイゼロ』
▲総勢10名のキャストによる朗読劇は圧巻。各キャラの新たな一面も描かれたショートストーリーを楽しめました。

 白砂さんはオーディションに合格してから世界が180度変わったことや、年末のCMでテレビから自分の声が聴こえたことで、自分が声優になったことを実感したと語っていました。

 また、朗読劇のあとには「ゲーム収録では1人だったので、アニメのみなさんと朗読ができてよかった」という感想も。そして加隈さんの「みんなで揃ってできたからこそ楽しかった。マイクの入れ替わりなど楽しんでいただけたかな?」というコメントのとおり、収録時さながらの朗読劇で会場のファンを楽しませてくれました。

<朗読劇 ストーリー概要>

 ある日、ミシャラとノアはイオン=ミルナに招待され、「ふたりから女子力を学ぶために女子会をやりたい」と依頼されます。

 同じころULA渋谷では突然いなくなった2体のACTをメンバーたちが探しています。そこへクレアが現れて、校門に残された不穏なメッセージを渡します。そこには【ミシャラとノアの身柄は預かった】と書かれていて……。

 イオン独特の言葉選びから始まったULA渋谷サイドの誤解とクレアの思惑が絡み合い、事態は思わぬ方向へ突き進んでいく。

『レイゼロ』
▲ULA渋谷のメンバーは、ミシャラとノアの位置情報から居場所を割り出します。
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▲一方で、イオン(白砂さん)たちは“女子会とは何か”をまったり話し合っています。
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▲ULA渋谷と犯人との間で交渉役に立つクレア(巽さん)。
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▲コウヘイ(間島さん)の生「童貞ゆーな!」に観客席から笑いが起りました。
『レイゼロ』
▲素直な性格に成長した少年ユウト(中島さん)が2037年の渋谷に!?
『レイゼロ』
▲レイチェル(加隈さん)とウィル(斉藤さん)との掛け合いは息ぴったり。

貴重なライブパフォーマンスで会場のムードは最高潮に!

 高野さん、巽さん、中恵さんがアニメやゲーム内で流れる歌をステージ上で披露。事前に配られたサイリウムの光とともに『レイゼロ』の世界に浸りました。

『レイゼロ』
▲ミシャラ(高野さん)がステージから観客席へ。アニメ2話のミシャラのライブをリアルで再現!
『レイゼロ』
▲ノア(中恵さん)の美しい歌声を目の前で聞ける幸せ空間。ちなみに、あの歌の歌詞は造語とのこと。
『レイゼロ』
▲正統派歌姫シレーナ(巽さん)の歌声にうっとり。

あっという間の2時間! スペシャルイベントはフィナーレへ

 すべてのプログラムが終了し、本日の出演者から一言ずつメッセージがありました。

大橋:アニメは一旦終わりますが、今後に期待してください!

納谷:一緒に2037年の世界を作りましょう。

海弓:これからもアニメやゲームをやっていただいて、主題歌も聴いてください。

高野:市来さんみたいなスーパープレイヤーになれるように一緒にやっていきましょう(笑)。

加隈:この作品はさまざまなオーディションなどを経て、みんなで作り上げたものです。

市来:(フレンド削除は)1週間待ちます! フレンドお気に入り登録機能の追加お願いします! アニメがまたフューチャーされてほしいです。

斉藤:生ライブや朗読劇を共有できたのがよかったです。2037年まで続けてほしいですね。そうしたら、SFが現実になります!

間島:コウヘイを久しぶりに演じられてよかったです。今日はメガネと服装が柳さんと似た雰囲気で「まるで兄弟だな」って思ってたので、立ち位置が隣にならないように警戒してたんですが……最後になってしまいました(笑)。20年後にまたアニメがやれたらいいなと思います。

中島:(朗読劇で)お母さんに会えたり、ユウトに会えてよかったです。

中恵:ファンが一堂に会することができてよかったです。2037年になったらAIにも心があるんじゃないかと思いました。

巽:ライブパフォーマンス中に最前列でとても笑顔な方がいて、こちらも笑顔で応えたら大橋アニメ監督でした(笑)。

白砂:アニメ9話の裏でゲーム本編のキャラクターもがんばっているので、プレイしてみてください!

柳:すごいコンテンツに関わることができたことを改めて思い泣きそうになりました。これからも全力で応援していきたいです。

手塚:本日はありがとうございました。ジョシュアへの愛はぜひクリスタルに変えてもらいたいです(笑)。『レイヤードストーリーズ ゼロ』はようやくスタートに立ちました。“ゼロ”はレイヤードの世界の序章ですので、これからもいろいろやっていきたいと思っています。みんなで作っていくのが『レイゼロ』なので、双方向で盛り上げていきたいですね。

たくさんの余韻を残してスペシャルイベントは閉幕

 総勢11名のキャスト、制作陣、MCを交えた豪華なスペシャルイベントは、万雷の拍手とともに終演しました。

 2016年9月16日の東京ゲームショウで発表された『みんなでゲームをつくろうプロジェクト Project Layered』から「キャラクターデザイン」「声優」「漫画家」「主題歌ボーカル」のオーディションを経て『レイヤードストーリーズ ゼロ』が誕生しました。

 ソーシャルアプリゲームの枠を超え、クロスメディアコンテンツとして多方面から愛情をそそがれた作品にひとつの幕が下り、観客席には次のステージへの希望を覗かせながら心地よい余韻が漂いました。レイヤー層のように重なり合う『レイゼロ』愛を目の当たりにした素敵なイベントでした。

『レイゼロ』
▲出演者と観客が“ゼロ”のポーズで記念撮影。
『レイゼロ』
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▲会場に設置された寄せ書きには、来場者からたくさんのイラストやメッセージが書きこまれています。
『レイゼロ』
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▲会場の出口に展示されていた『レイゼロ』の軌跡。
『レイゼロ』
▲メインビジュアルにキャストのサインが入ったポスターが来場者にプレゼントされました。

※期間や内容は予告なく変更される場合があります。
※画面は開発中のものです。
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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