2018年6月8日(金)

『SO』シリーズでウェルチを演じる半場友恵さんインタビュー。『Twin Eclipse』のお話も?

文:タダツグ

 スクウェア・エニックス×トライエースのタッグが贈る、iOS/Android用アプリ『スターオーシャン:アナムネシス(SOA)』。先日、東京・舞浜のアンフィシアターにて開催されたイベント“スターオーシャンフェス~星海祭~2018”では、大型アップデート『スターオーシャン:アナムネシス Twin Eclipse』の情報も解禁され、多くのファンからアツい注目を集めています。

『スターオーシャン:アナムネシス』

 今回はボイス収録の現場にお邪魔して、『SOA』の登場人物であり、PSPへの移植版を含めると唯一の“シリーズ皆勤賞キャラ”であるウェルチ・ビンヤードを演じる声優の半場友恵さんを直撃!

 ご自身もイチプレイヤーとして『SOA』をプレイしている半場さんの素顔に迫りつつ、ウェルチというキャラの魅力から『Twin Eclipse』での新展開まで、さまざまなお話をおうかがいしてきました。

 なお、現場に来ていた本作のプロデューサーであるスクウェア・エニックスの小林P(小林秀一さん)と、『SOA』のノベライズを担当し、『Twin Eclipse』ではメインシナリオの執筆も手掛ける作家の和ヶ原聡司さんも同席してくれました! せっかくですので今回は、お2人にも聞ける範囲でお話をお聞きしてきましたので、皆さんぜひご一読ください。

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲ウェルチ・ビンヤードを演じる半場友恵さん。

本人と似ている? 似ていない!? ウェルチ役の半場友恵さんを直撃!

――今日はウェルチ役の半場さんにお話をおうかがいできると聞いて飛んできました。夢想のウェルチはいまだにレギュラーとして活躍させているくらい大好きなキャラです。本日はよろしくお願いします。

半場友恵さん(以下、敬称略):夢想のウェルチ、私も使っていますよ! とっても光栄です。本日はよろしくお願いします。

――半場さんが演じておられるウェルチ・ビンヤードですが、『スターオーシャン -Till the End of Time-(以下、SO3)』で初登場し、以降はリニューアル作品を含めて“すべての『SO』シリーズに登場”しています。そんな彼女に対して、どのような印象をお持ちですか?

半場:登場する作品ごとに役割が違いますし、キャラクターのイメージについても細部が異なりますので、全体をとおしての印象となると一言で表すのは難しいですが……基本的には“破天荒な人”ですね(笑)。自分とは似ても似つかぬぶっ飛んだ人物ですから、私もそのような心づもりで接しています。

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲イラストは『SO5』のウェルチ。イラストレーター:あきまんさん。

――“スターオーシャンプログラム”などの生放送を拝見していると、ウェルチのイメージがそのまま半場さんのイメージに繋がっている部分もあったのですが、共通点などはございます?

半場:似ているところといえば……うーん、声帯は似ていますかね。

――それはおっしゃるとおりですね(笑)。

半場:あとはどうだろう。あまり似てないと思うんですけどねぇ……小林Pはどう思いますか?

そばで取材を見ていた小林P:えっ、ここで俺に振るんですかっ!? ……まぁ、半場さんはウェルチほど破天荒な方ではない。そう思っていますけど……。

半場:そうですよね? 似ていませんよね!?

小林P:も、もちろん! 生放送や収録でもたいへんお世話になっていますし、とても頼りになる女性ですよ、半場さんは。

半場:“総じてとても落ち着きのある大人の女性だと小林Pが評していた”――そう書いておいていただけます?

――なるほど! わかりました!!(笑)

小林P:もう皆さんおわかりかと思うのですが、半場さんはスイッチの入り方がすごいんですよ。さすがはプロというか、お仕事となるとしっかりご自分が求められている役どころを演じてくださるというか。ちなみに、普段はとても真面目な方ですよ。ウェルチとの共通項なんてとんでもない!

半場:つまり……残念ながら共通点は一切ないということで。ガッカリさせてしまったのならごめんなさい!

――とんでもないです。では、そんなウェルチの破天荒っぷりをご覧になって、半場さんはどのような印象を抱きながら接しているのでしょう?

半場:なんだろう……近所に住んでいるとってもわんぱくな女の子……って感じで接していますね。娘とか親戚の子どもとか、そういう肉親的な距離感とはちょっと違う気がします。自分も今、あらためて質問されて気付いた距離感なんですけど、あまり近くも遠くもない感じなんですよね。なんでだろ?

『スターオーシャン:アナムネシス』

――もっと距離感が近くてもおかしくないのに、という違和感があるということでしょうか。

小林P:単純にめんどくさいキャラだからじゃないですかね。ウェルチそのものが。

半場:ひどい! 小林Pはいつもウェルチをそんなふうに!! 今の「ウェルチはめんどくさい」ってプロデューサーの言葉、しっかり記事にしてくださいね。

――承知しました! でも、僕もウェルチはめんどくさいキャラだと思います(笑)。

半場:正直にいうと私もそう思ってますけどね。

小林P:ひどい!!(笑)

――でも、プロデューサーや演者さんに笑いながらそこまで言われてしまうのが、ウェルチというキャラの魅力だとも思いました。ここで質問に戻りますね。先ほどウェルチはシリーズ皆勤賞のキャラになったことをお話ししましたが、とくに『スターオーシャン4 -THE LAST HOPE-(以下、SO4)』に登場したウェルチはかなりの変わり種でしたよね。

半場:そうですね。『SO4』のウェルチもまた強烈で……。演じるにあたって台本を送っていただいたのですが、あのメガネな見た目も含めて、私がこれまでに培ってきたウェルチのイメージとまったく違っていたので、思わず事務所に「これは本当に私が演じるウェルチなのか確認してもらえますか?」とお願いしたことを覚えています(苦笑)。

――アイテムクリエイションの担当と、シリーズの核となる要素へいきなり踏み込んできましたからね。プレイヤー側もビックリしました。演じる半場さんとしては苦労されたのでは?

半場:そうですね……。ただ、結果的にはちゃんと『SO4』のウェルチになったかなぁと。『SO3』で初登場したウェルチは表と裏を巧みに使い分ける女の子でしたが、『SO4』のウェルチはその裏の部分を大きく増幅させたキャラなんです。

 そのうえ、主人公たちからは遠く離れた場所にいて、通信でしかコミュニケーションがとれないというのも人物的な味付けになっていて。いろんな意味で、「ああ、ウェルチはとんでもないところまで来たなぁ」と感じました(笑)。

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲イラストは『SO4』でのウェルチ。イラストレーター:エナミカツミさん。

――でも、半場さんが『SO4』でウェルチをあのようなハイテンションで演じられたことで、彼女のパーソナリティの根幹が決定づけられた感はありますよね。

半場:そうですかね!? 私も『SO4』は大好きでプレイしていましたが、ウェルチが登場するたびにユーザーさんに申し訳ない気持ちになりまして……。

――いやいや、そんな! ユーザーからも愛されていたと思いますよ。ウザいながらも一服の清涼剤的な……。

半場:それはめずらしい意見だと思いますけどね(笑)。

――ウェルチというとサブキャラというイメージもありますが、『SOA』ではローンチ時からプレイアブルキャラとして実装されていました。彼女を操作してみての印象はいかがでしたか?

半場:やはり、ウェルチというキャラはアイテムクリエイションありきというか、アイテムあってのウェルチという想いがあったので、非常に驚きました。

――半場さんにとってはうれしい部分だったのでは?

半場:もちろんですよ! そりゃあもう、★4だろうが配布キャラだろうが、なんの不満もありませんでしたしね!!(小林Pのほうを見ながら)

小林P:まぁ、夢想のウェルチは★5でしたから……そこはね!?

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲イラストは『SOA』の夢想のウェルチ。イラストレーター:箕星太朗さん。

半場:そうでした。夢想のウェルチが登場したときは、私もテンションが上がっちゃって。「ウェルチ、よかったねぇ……」とちょっと涙が出そうになったほどです(笑)。

――あのセクシー路線もアリでしたよね……。オトナの女性かと思わせておいて、地はしっかりウェルチというところもじつに彼女らしくて。これからもいろいろなウェルチの魅力を見せてもらいたいものです。

半場:和ヶ原先生がそう書いてくれればいいだけなんですけどね。

収録現場に来ていた和ヶ原聡司さん(以下、敬称略):えぇっ! 今度は僕にまで飛んでくるんですか!?

絶はもちろん、覇級のソロコンもあと一歩? シングルプレイの鬼がここに

――そんな半場さんですが、『SOA』にもかなりガチハマりされているとおうかがいしました。プレイヤースキルもかなりのものだとか?

半場:ハマっているのは間違いないですが、プレイは上手じゃないです。

――そうはおっしゃいますけどTwitterを拝見した感じでは、絶級や覇級すらシングルプレイでコンプリート……いわゆる“ソロコン”を成し遂げられているご様子ですが……。

半場:絶級はたしかにそうですね。でも覇級はソロコンといっていいのかどうか。ジエ・リヴォース戦では1回コンティニューが最高記録ですし。

小林P:えっ!? もしかして覇級のジエをソロで撃破したってことですか? それはものすごいことですよ!?

半場:ええっ!? でも、そんな人は私以外にもたくさんおられましたよ!?

小林P:たくさんといえるほどたくさんではないかと。そもそも覇級はそんなに簡単ではないというか、マルチプレイを前提にバランス調整していますので。

半場:そうなんですか?

小林P:もちろん、それでもソロでクリアできる方はおられると思ってはいましたが、まさか半場さんがその域に到達されているとは。

和ヶ原:ジエの覇級をシングルクリア……僕も挑んでみましたけど、出来る気がまったくしませんでしたよ。素晴らしい!

半場:誰でもお金をかければクリアできる親切設計でしたけどね(笑)。

全員:お金って!(ツッコミ)

――お金というか、紋章石でコンティニューはたしかに可能ですが、それも1つだけということですし、ほぼソロコンといってもいいかと。

半場:運がよかっただけですよ。ほら見てください、調査ランクもまだ160ちょいですし(『SOA』を起動してスマホを見せる)。

――おお、やっぱりお気に入りキャラはウェルチを設定されているんですね。

半場:これは対外的にというか、こういった場でお見せしたときのことを考えてのことです(笑)。

――意外と現金!?

小林P:いやいや、照れているだけなのかもしれませんよ。

――なるほど(笑)。それにしても、調査ランク160超えというのはなかなかアツいですね。覇級もソロでクリアしてしまうくらいなので、しっかりとやり込んでいる印象です。

和ヶ原:僕は調査ランク110なので、お恥ずかしい限りですよ。なかなかミッションで惑星を回ることができず、調査ポイントを稼げていないのが現状です。

――(和ヶ原さんより早く始めている自分が調査ランク120なのは言い訳できない……)こ、これもすべて、半場さんがシングルで回られているからかもしれませんね。

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲調査ランクはそろそろ上限である500に到達するプレイヤーも出てきつつありますが、160はかなりのもの。なお、担当ライターのタダツグは……。

和ヶ原:マルチでプレイすると、ホスト以外には調査ポイントが入りませんからね。すべてシングルで回られている半場さんのほうが、得られる調査ポイントが多くなるのは納得です。

半場:調査ポイントのこと、気づいていませんでした……。

――それが逆にすごい!! 絶もすべて1人で回られるというのは、これまたヤバいことですし。

半場:ちっともすごくないですよ! 私にとっては、むしろマルチの方が難しいんですから、そっちでクリアできる皆さんがすごい。

全員:半場さん、それはないです(笑)。

半場:いいえ、絶対にマルチのほうが難しいですよ。現に、私が珍しくマルチプレイをたしなむ生放送では、惨敗続きじゃないですか。

全員:!?(みんな小林Pを見る)

――半場さんそれは……。

和ヶ原:小林P、もっと精進しないと……。

小林P:も、申し訳ございませんでしたッ!!

――まぁ、あれは“初見プレイ”にこだわっているがゆえの事故みたいなものだとは思いますけどね(笑)。キャラも育ちきってない状態のことが多いし。

半場:そうなんですけどね。でも、みんな“なんとかクリアしてやるぜ”という意気込みで挑んでは負けていますから。やっぱりマルチは難しいんだなぁ、としみじみ思います。

――なんだかものすごい誤解を生んでいる……。たぶん、この記事が世に出たら、「半場さんやっぱりハンパねえ!!」ってなると思いますよ。

小林P:ガチ勢なのは間違いないですよ。マルチなどもガッツリ遊んでくれているガチ勢とは少し趣が異なる、“シングルプレイのガチ勢”って感じ。

半場:わからない、わからないよ~~~(笑)。

和ヶ原:参考までに、絶級や覇級プレイ時のコツなども教えてもらえます?

半場:コツといわれても難しいですね……。私はただ、そのときラッシュゲージがたまっていなかったり、HPがヤバいキャラを操作してやられないようにしているだけなので。

――かなり細かく操作キャラを変更なさっているのでは?

半場:それはたしかに。ここらへんは皆さんも同様だと思いますけど。

小林P:いやいやいや、歴戦の猛者でもマルチプレイの場合は1人のキャラしか操作しませんから。シングルプレイの達人である半場さんとはプレイスタイルは違うと思いますよ。

半場:えっ……そ、そうか。

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲こまかく操作キャラを切り替えながら戦うのが半場流のシングルプレイ!

――半場さんは、もともとゲームはお好きだったんでしょうか?

半場:好きですよ。1人でじっくり遊ぶタイプです。某狩猟ゲームとかも、1人で最後のモンスターまで討伐したりとかしています。

――ひえー(ソロコン勢さすが)。

半場:で、でも! この『SOA』はみんなでワイワイと仲よくプレイするのが楽しいゲームですから。小林Pとプレイするのも楽しいですから。

小林P:今さら気を遣っていただかなくても結構ですよ……。

半場:本当ですってば! 今度、ファミレスとかでみんなで遊びましょうよ!!

小林P:収録が終わったら行ってみたいですね。足を引っ張らないように精進します。和ヶ原さんがいれば大丈夫かな。

和ヶ原:いや……今の話を聞いてしまうと自信がなくなってきましたよ(苦笑)。

――そんな半場さんですが、そもそも『SOA』のどこがそんなに気に入ったんですか?

半場:えっ? うーんと、仕事だから……。

全員:ああ~(苦笑)。

半場:ちょっと? ウソですよ!? なんで誰もツッコんでくれないんですか!!(苦笑)

――失礼しました。そこまでやり込まれているわけですし、本当に気に入っておられることはこの場のみんながわかっていますよ。

半場:最初はここまでやりこむことになるとは思っていなかったんですけどね。ただ、収録現場や生放送の現場で開発や運営のスタッフさんにお会いしても、こまかいゲームシステムや攻略方法なんてなかなか聞けないじゃないですか。

――皆さんお忙しいでしょうし、そこまで時間に余裕があるわけではないでしょうからね。

半場:そうなんです。だったら、人に聞かなくてもしっかり理解できるようになっておこう……そう考えて遊び始めたら、いつの間にかこんなことに。

――たしかに、最初はお仕事感がありますけど。そこからどんどんノメり込んでいったわけですか。

半場:ゲームを遊べば遊ぶほど「もっとうまくなりたい。なんなら1番うまくなりたい」と思うようになりまして。無理ですけど(笑)。

小林P:この人、絶対ガチだよやっぱり!! 

お気に入りキャラはもちろんウェルチと……あの金髪&青髪の2人?

――では、そんな半場さんのお気に入りキャラについてお聞かせいただけますか? お気に入り設定がウェルチなのは、人に見られたとき用だとおっしゃっていましたが……。

半場:ウェルチはもちろんお気に入りですけど、★4キャラですから戦力的には残念ながら。夢想のウェルチはヒーラーとして優秀ですけど、電車の中でほかの誰かに見られたときに恥ずかしいかなって。

『スターオーシャン:アナムネシス』

――セクシーすぎるがゆえの弊害みたいなものですか……。では、ほかに気に入っているキャラは?

半場:私が初めて『スターオーシャン』にかかわらせてもらったのは、TVアニメ『スターオーシャンEX』だったんですよ。その影響はいまだに大きくて、どうしても毎週その名前を呼んでいたクロードやレナに愛着がありますね。

――なるほど。『SOEX』ではプリシスを演じておられましたから、いわゆる『スターオーシャン セカンドストーリー』の面々に、ほかとは違った愛着があるってことですね。

半場:ええ。彼らと一緒にバトルして、「ああ、この敵にはもっと別のキャラのほうが有利に戦えるな」とわかっても、なんとかそのパーティで勝利したくなっちゃうんです。

――半場さん的にはクロードやレナの覚醒が待たれるところですね。

半場:そうですねぇ……(ジッと小林Pを見る)。

小林P:いや、そんな目で僕のほうを見られても……。トライエースさんがどう考えているかはさておき、少なくとも僕個人的には、レナはまだまだ前線で戦えると思いますよ?

半場:いやー、ラッシュの倍率とか最近のキャラに比べると……。

小林P:それはわかりますけど、やはり彼女の最大の持ち味である“紋章術の詠唱時間を80%短縮”のタレントは異例の強さです。あれに自分の攻撃力アップとかの調整を加えたら他のキャラに比べて強くなりすぎてしまう可能性もあります。レナは人気キャラですし、まだ大切に使っておられるユーザーさんも少なくないので、ちょっと慎重に考えたいところです。

半場:小林P、真剣な返答をありがとうございます! 私もレナは大好きですから、そこはしっかりと考えていただけるほうがうれしいです。

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲イラストは『SOA』のレナ。イラストレーター:あきまんさん。

――ヒーラーといえば、夢想のウェルチもかなり使いやすいですよね。

半場:ありがたいことに! とくに後半、大幅な火力アップに貢献できるところとかが超気持ちよくて気に入っています。

:ああ、持ってなくてすみません(ボソッ)。

半場:ええっ!? 小林さんも和ヶ原さんもお持ちじゃないんですか!?

和ヶ原:いやいやいや! 僕はちゃんと持っていますよ。今のは小林Pです。

小林P:僕、このゲームは自分のプロデュース作品ながら、とんでもない額面の個人投資(課金)をしているので、最近はわりと自重気味でして。夢想のウェルチさんは残念ながら……。

半場:ああ、つまりは「ウェルチごときに散財できるか」ってことですかね?

小林P:いいえ! そんなつもりはなくて……。それでもその時には100連以上はしていますよ……。ウェルチ以外は出たので、それで止めてしまっただけです……。

半場:今のやり取り、しっっかりと記事に書いておいてくださいね?

――承りました!(あれー、ここらへんちょっとウェルチとかぶってくるような……)

『スターオーシャン:アナムネシス Twin Eclipse』への期待

――さて、お話は『スターオーシャン:アナムネシス Twin Eclipse』にも及んでくるわけですが。ついにここから“『SOA』のウェルチ”が登場するわけですよね。これで真の意味でのシリーズ皆勤賞になります。

『スターオーシャン:アナムネシス』

半場:そうなんですよ! 先日の“星海祭”の生放送中では「ウェルチっぽいキャラがいますよね!?」と声を大にして言った私ですが、じつはお恥ずかしながら、最初にポスターを見たときには、彼女がウェルチだとわからなくて……。

小林P:本当ですか? こんなにかわいくて目立ってるのに。っていうか目立つような場所にいるのに?

半場:そう! かわいすぎるんですよ!! これまでのウェルチもかわいかったけど、今回の彼女はおムネもクビレもあって、ゴーグルなんかもつけちゃって、これまでとはちょっと違った方向性のかわいさで! おかげさまでアンテナが反応しなかったんです。

小林P:そうだったんですね……。

半場:そもそも、立ち位置からして違うんですよ。今まではポスターのセンター近くにいるようなキャラではなかったので、今回も端っこのほうばかり凝視しちゃって。「あれ、ウェルチいませんけど……」って言ったら、「この真ん中にいる金髪の子がウェルチです!」って教えてもらって。本当にビックリしました。……まぁ、本当に実装されるまで信じませんけどね(苦笑)。

全員:(爆笑)

半場:だってウェルチですよ? あのウェルチがこんな立ち位置に来るなんて……ねぇ?

――なんでしょう、ちょっと頷きにくい質問です(苦笑)。でも、そんな新しいウェルチの活躍に、半場さんも興味深々なのでは?

半場:それはもちろん! 本当に実装されたらさすがに信じますし、戦闘で使えるのなら喜んで使います!

――ここらへんはまだお答えいただけない部分だとは思いますが、ズバリ小林P、この新しいウェルチがなんらかの形でパーティキャラとして実装されること、期待してもよろしいでしょうか?

小林P:うーん、ごめんなさい。『Twin Eclipse』に関してはまだ少し先のお話になりますし、現在絶賛調整中の部分ですから、ここでお答えするのはちょっとはばかられますね。ただ、ストーリー的にもメインキャラとして扱っているということは……っていう回答でよろしいですか? これまでのキャラたちとはひと味違った持ち味が出てくると思いますので、この夏のバージョンアップをぜひ期待してもらいたいです。

――それが聞けただけでも十分です。大いに期待してお待ちしております。できれば、夏まっさかりの時期に実装されるとうれしいです!

小林P:そこらへんは「続報をお楽しみに」としか言えなくて……。申し訳ないんですけど(苦笑)。

和ヶ原:でも、もし仮にウェルチがメインキャラとしてパーティインするとしたら、ついに“ウェルチだけの4人パーティ”が組めるようになるわけですよね。

半場:あっ、そうですね! うわー、それはうれしい!! ……いやでも、じつは私、恥ずかしながら“赤ウェルチ”を持っていないのでその夢は叶わないかも。

和ヶ原:ええ、それはマズイ。マズイですよ小林P。ここはなんとかしないと!

小林P:ちょっと! ここでまた俺に振るんですかッ!?

『スターオーシャン:アナムネシス』
▲『SOA』リリース当初のイベントで配布されたアタッカーの涙目ウェルチ(通称・赤ウェルチ)。かなり初期に配られたキャラだけに、所持していないプレイヤーも少なくない可能性も? イラストレーター:motさん。

和ヶ原:だって忖度(そんたく)すべきでしょう、ここは(笑)。

――せっかくですし、過去の配布キャラをここらへんで復刻するのも喜ばれるかもしれませんよ?

小林P:うーん……。そこらへんはチーム内でも検討しつつ、ファンの皆さんの声があれば考えたいと思います。

半場:よろしくお願いします!!

――ではここで、半場さんから『SOA』のファンの皆さまへのメッセージをちょうだいして、このインタビューを締められればと思います。

半場:はい! まずはいつも『SOA』を遊んでくださって、本当にありがとうございます。そして気になる『Twin Eclipse』ですが、お話し自体は和ヶ原さんが大ボリュームのシナリオを書いてくださっていて、そのクオリティたるや「これぞ『スターオーシャン』だ!」とバッチリいえる内容になっています。

 ウワサによると、トライエースの五反田義治さんも、今回のシナリオにはしっかりと手ごたえを感じているとのことなので、ファンの皆さんも期待していただいて大丈夫です!

小林P:五反田さんが和ヶ原さんに寄せる信頼度は並々ならぬものがありますからね。先日、五反田さんと打ち合わせをしたのですが、そこでもシナリオのお話になると「じゃあこれは和ヶ原さんに書いてもらうのはどうですか?」なんて言っていましたし(笑)。

和ヶ原:光栄ではありますが、プレッシャーも大きいですね。

半場:皆さん、おわかりいただけましたか? 五反田さんお墨付きの和ヶ原さんシナリオがたっぷりと楽しめちゃうんです! これは遊ぶしかないですよ。どうやらバトルシステムについても新要素が盛り込まれるようですし、今からワクワクが止まりませんね!

小林P:ちょっと待って。今日、バトルについて話しましたっけ? まだ詳細はお話しできませんが、より楽しめるものになるよう、現在トライエースさんとともに絶賛開発を進めているところですので、皆さんお楽しみに。……これくらいなら大丈夫でしょう!

半場:さすがは小林P! とにかく、『Twin Eclipse』はさまざまな部分がパワーアップしますので、みなさんお楽しみに! そして、これからもウェルチの活躍にご期待いただきつつ、彼女のことをもっともっとかわいがってもらえればうれしいです。

『スターオーシャン:アナムネシス』

――本日はありがとうございました!

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