Niantic, Inc.とポケモンが配信するiOS/Android用アプリ『ポケモン GO』の企画レポートをお届けします。
どうも、電撃オンラインのkbjです。昨年の“Electronic Entertainment Expo 2017（E3 2017）”ではケンタロスの入手を、“ゲームズコム 2017”ではバリヤードの入手を狙いました。次に地域限定ポケモンを狙えるのは、もうすぐ行われる“E3 2018”だろうと思っていたところ、昨年末に数少ない知り合いから連絡がありました。
彼がこのたび、沖縄で結婚式を挙げるので、ぜひ参加してほしいという連絡でした。ゴールデンウィークに。
ゴ……ゴールデンウィークか。もちろんおめでたいことですし、お祝いしたい。お祝いをしたい！ しかし……ゴールデンウィークなんです。一年で屈指の大型連休なのでイベント取材だったり、リリース対応だったりがあり、体が自由になるかわからない。
そんなことで返事を保留していたところ、彼から再度連絡がありました。お願いしようと考えていた人が来られなくなってしまったために、知人としてあいさつしてほしいとのこと。その代わり、前日に沖縄入りして午後は自由にしていい。さらに交通費と宿泊費を出してくれると！
自分は迷わずに言ってやったんですよ。
「知人の結婚をお祝いするのは当然だろ！ ホエルオー……いや、大船に乗ったつもりでいろよ！」
ってね。はい、すみません。いろいろなことに目がくらみました。
沖縄は、地域限定ポケモンのサニーゴを国内で捕まえられる数少ない場所。さらに結婚式であいさつをするうえに、費用を負担してくれる。そして記事のネタにもなるわけですからね！ 本当にありがとう。そんなこんなで、沖縄でサニーゴを捕まえるwith結婚式ミッションが行われたのです。
いまさらですが、こちらの記事は『ポケモン GO』のサニーゴを入手する攻略記事ではありません。ゆるめの内容になっているので、そちらをふまえてご覧いただければ幸いです。
まず目指すは那覇のビーチ
昼過ぎに那覇空港に到着。当日は少し風があり、肌寒さもありました。車で迎えにきてくれた友だちと合流して、市内に移動します。移動中にも近くのポケモンを見ていきますが、とりあえずサニーゴの姿は見えず。
式場の近くにある市内のホテルを手配してくれたそうです。「ありがとう、でも高かったのでは？」と聞くと、「少し増えてももう変わらないよ」とため息まじりに返されました。ジムを見ると、メリープの色ちがいが配置されています。4月のコミュニティ・デイで入手したのでしょうか。
チェックイン後、すぐに荷物をまとめて、サニーゴを探しに向かいます。今回は日本国内ということで、サニーゴの巣になった場所を事前にリサーチしてきました。そのうえで那覇市近郊、中距離、遠距離ごとに優先度を設けています。
ただ、中距離、遠距離の場所は時間的にはかなり難しそうなので、近郊のところを回ろうと思い、まずは海岸に向かうことに。
道中コンビニがあったので、飲み物を補充がてら“おむササ”を購入。濃いめに味付けされたササミフライを、米がまとめあげていてうまいです。さんぴん茶で口の中をさっぱりさせつつ、近くにいるポケモンを見たら！！！
こ、こ、こ、このシルエットははは！ 間違えようもなくサニーゴじゃないですか!! “ちかくにいるポケモン”で確認したところ、どうやら海岸近くにいる様子。
ジムでもまだ見たことがなかったサニーゴ。気持ちは「サニーゴ発見！ ハリーゴー!!」と勢いづき、沖縄競歩大会でも始まったのか思うほどのスピードで歩き出します。
角を曲がると道が開けていて、海の香りがしてきます。「この匂いをたどっていけばサニーゴに会える！」とか思っていたら、携帯が震えます。「出現したのか！」と思ったら、1000km歩いたメダルでした。さすがにちょっと早いと思ったんですよね。
インターチェンジのように曲がりくねった道が登場。おまけに、道幅が広く、反対側に渡る場所がありません。道の下に公園があり、もしかすると道路の下をくぐるトンネルのような通路があるかもしれないのですが、ここでもたついているわけにはいかないのです！
奥に見えている信号機までダッシュしようとした時に、携帯がブルっと震えました。画面にはピンクのポケモン、サニーゴが！ 「いたっ！」と心の中でガッツポーズ。撮影も忘れてアイコンをタッチします。ところが、捕獲する画面になりません。
「間に合わなかったのか!?」と思って、アイコンを再度押したところ、画面が切り替わった……その直後になぜかまたフィールド画面戻ってしまいました。びっくりしたのですが、「まあ撮影していなかったし、いいか」と思って撮影しようとしたら……サニーゴが見つかりません。「サニーノー！」です。
いや、そんな冗談を言っている場合じゃない！ 嘘でしょ!? “ちかくにいるポケモン”をあわてて見たところ、まだいるにはいるようです。
しかし、気が気ではなく、早歩きどころかダッシュで向かいます。「ゲームに出てくる“じてんしゃ”があれば、移動が楽なのに」という思いが頭をよぎります。交差点を渡り、携帯を握りながら進んでいくとアイコンがポップアップ！
再度サニーゴきたーー！ 撮影をしつつ、ズリのみを投げます。ボールに入った瞬間に逃げられた時は身震いしましたが、再度ズリのみからハイパーボールを投げたところ、見事にゲット！
強さは普通でも、うれシーサー!!（沖縄ギャグ）
道路横で1人でいたにもかかわらず、手を上げて喜んでいる姿は、ドライバーさんにはさぞ奇妙に見えたかと。でもいいんです、捕まえられたので。あとは明日の結婚式をビシッと盛り上げるだけ……と思っていたら、いまだにアイコンを探しています。
どうやら、今出会ったサニーゴは追いかけていたものではなかったようです。さらに海の方に向かうと、2匹目のサニーゴに出会いました。
そのまま連続でサニーゴをゲット。そして今度のも普通の強さ！
あわせてカブトを捕らえたら……
うほほーーい！ 3匹目のサニーゴが！ なんかここまで出るとうれしさが半減しそうですよ。……すみません、嘘をつきました。終始、めちゃめちゃ笑顔でした。ちなみに3匹目には逃げられてしまいました。
天気には恵まれなかったけど心は晴れやか
とりあえず海を見ながらさんぴん茶で休憩します。初日に、しかもいきなり目的のサニーゴを捕まえてしまいました。うれしいのですが、記事的にはどうなんでしょう。
「明日の夕方、飛行機が出る前になんとか捕まえた！」ということにしたほうが、ドラマティックでいいのか……そんな邪な気持ちも浮かんだのですが、そんなことをしておもしろくなるほど文才がないので、素直に書くことにしました。
夕飯まで時間はまだあったので、海を見たり、三重城タワーの方に行ったりしながら、リリーラやアノプスを集めます。
波上宮のジムではラティアスを発見。現地のポケモンマスターと共闘したのですが、人数が足らず、倒すことはできませんでした。
時間があったので、沖縄国際通りまで足を伸ばします。ポケストップで歴史を見られるのは、個人的には楽しいですし、好きです。
牛丼、カレーと並んで沖縄そばが普通にあります。そうですよね、ここは沖縄ですから。かき氷屋の前にブルーシールののぼりが。そうですよね、ここは沖縄ですから。
2日目は昼前から結婚式。にもかかわらず、朝から天気がぐずついていました。昼すぎに移動した際に国際通りで少しポケモンを見ましたが、そこまでめずらしいものはいませんでした。
結婚式は一通り終わって、自由時間に。観光したいというメンバーと一緒に、雨の首里城へ向かいました。多くの観光客や修学旅行生に交じりながら、首里城を満喫したのですが、首里城正殿正面側が漆の塗りなおしをしていたのは残念でした。
国際通りに戻り、お土産を買います。ここでもポケモンを探していたのですが、やはりめぼしいものはなかったです。土産を考えつつ、雪塩ソフトを食べました。塩味が甘さを引き立てます。
そんなこんなで沖縄はあっという間に終了。え？ もちろん結婚式は無事に終えましたよ。友だちには「（アプリ中で）俺の横に相棒がいるように、お前も相棒を見つけたんだ」といい感じに言っておきました。
沖縄で手に入れたタマゴからナックラーが入りました。そして今日からE3。取材で今年もアメリカに向かいます。昨年のリベンジははたせるのか……どうなるのか、個人的にも心が揺れています。そう、ナックルボールのように。おあとがよろしいようで、kbjでした。
※画像はゲーム画面をキャプチャしたもの。
※データは編集部調べによるもので、記事掲載時のもの。アップデートなどで変更になる可能性がある。
(C)2018 Niantic, Inc.
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