2018年6月13日(水)

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』インクリングは多数の武器を使用可能。発表内容や変更点を掲載

文:電撃オンライン

 米国にて開催されている“E3 2018(Electronic Entertainment Expo 2018)”。その中で公開されたNintendo Switch用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の内容を紹介します。

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』

 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』は、12月7日に発売される予定の『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ最新作。歴代のキャラが総出演し、60を超えるキャラを操作できます。

 “Nintendo Direct: E3 2018”動画内では新要素、変更点が紹介されていたので、改めてその部分と新要素について紹介していきます。あわせて、“E3 2018”会場でプレイできた様子をレポートします。

さまざまな新要素が存在

 かなり要素が多かったので、まずは重要なところをピックアップして紹介します。

 主な発表は以下の通りです。

●タイトルは『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(海外タイトルはアルティメット)
●発売日は12月7日
●歴代のキャラが参戦し、60以上のキャラを操作可能
●新キャラとしてインクリングとリドリーが参戦
●デイジーもピーチのダッシュファイターとして参戦
●新デザインのゲームキューブ コントローラの発売が決定

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』

 有限会社ソラの桜井政博さんによると、過去のキャラや配信されたキャラを収録しているため、かなりのキャラを操作できてお得とのこと。最初から操作できるキャラこそ少ないが、遊んでいくことで増えていくそうです。

 8人同時対戦を行えます。なお、前作『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/for Wii U』に対応したamiiboはすべて使えるとのこと。同じキャラクターなら他シリーズのamiiboにも対応。

 システム面では、さまざまな調整が入っているそうです。

 空中回避では、少し動けるように。実際に試したみたところ、そこまで大きく動けるわけではなかったのですが、追い打ちをくらいそうな時や相手の攻撃を読んで少しずらして避けるといった使い方ができそう。

 また、回避を使いすぎるとスキが増す仕様が加わりました。連続して回避していくと徐々にスキが増していくため、考えなしに回避して相手のスキを狙うという戦法はできなくなりそう。

 ジャストシールドの発動タイミングが攻撃を受けた時から、シールドボタンを離した時に変更されます。これまでとタイミングが異なるため、発動した時には違和感を覚えましたが、遊んでいくとなれそうです。

 また、1対1の場合はダメージが増すように。テンポ感が増して、よりスピーディなバトルが展開。あわせて本作“最後の切りふだ”は全体的に演出が短くなっているそうです。

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』

 キャラクターでは、ベースのアクションは同じですが、見た目やしぐさなどが違う“ダッシュファイター”という要素が加わります。ダッシュファイターとして、ルキナやブラックピットに加え、デイジーが発表されました。また、アイクは『蒼炎の軌跡』と『暁の女神』、ベヨネッタは『1』と『2』の衣装があり、モーションやセリフ、効果音などが違うことがあるようです。

 新ステージ、復活ステージも多くあるとのこと。ピーチ城、汽車、フリゲートオルフェオン、グリーンヒルゾーン、ニューポークシティ、レッキングクルー、コトブキランド、タオウチパーキングを映像では確認できました。

 新ステージ『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の“始まりの塔”には、パラセールを使って飛ぶ、おなじみのキャラを見ることができました。このステージは、そこまで広くないうえに、塔の土台の部分があって微妙に見づらいため、乱戦になることが多そうです。塔の頂上は攻撃が当たると壊れていくのですが、一定時間で復活します。

 また映像の中では、全ステージを戦場化、終点化できるようになったことが明かされました。

新たに参戦するインクリングとリドリーを体験

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』

 インクリングは『スプラトゥーン』から登場するキャラ。攻撃に応じて、スプラシューター、スプラッシュボム、スプラローラー、メガホンレーザーを使います。動かしやすいキャラで、扱いやすそう。

 またアクション中には、ヒト形態からイカ形態になることも。知っている人だけでなく、知らない人が見ていても楽しそう。

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』

 特徴として相手をペイントするとダメージが増していくという要素があります。相手の位置に応じた武器で攻撃していくのは、他のキャラと同様ですが、それによってリターンが変わってくるのはおもしろいです。あと、ペイントすると相手がインクまみれになっていきます。リドリーがオレンジ色になっていく様子は新鮮でした。

 なお、シールド中にBボタンでインクを補充可能。相手のスキを見つけたり、距離が離れたりした時は忘れずに補充しておくのがいいかと。また、8人のファイターカラーに応じて、使うインクの色が異なります。

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』

 リドリーはすばやく、荒っぽい動きが特徴。相手をつかんで投げ飛ばしたり、尻尾や巨躯などを使った攻撃を出したりします。

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』

 使いにくいほど素早いわけではなく、ただ、移動しながらの攻撃やリーチがある攻撃で、なかなかに強力。また既存のファイターと比べると、クリーチャーのような見た目で、これまでとは違う見た目のバトルを楽しめるところも個人的にはポイントです。

 タオウチパーキングは、階層構造が特徴のステージ。平らな場所が限られているので、どこで戦うのか、上下にいる相手をどうやって攻撃していくのか、狙われていない時にどのアクションを選択するのかが、これまで以上に重要になりそうでした。

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』

 タイトルとしてはグラフィックを向上させて、大小さまざまな変更点を加えたうえに、シリーズキャラが総登場する大ボリュームの本作。まったり遊ぶ人も、ガチでバトルする人も幅広く楽しめそうな『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』。完成度の高さを感じられ、早くも発売が待ち遠しいばかりです。まずは予約開始の7月13日を首を長くして待ちます!

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