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2018年6月14日(木)

フロム・ソフトウェア新作『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』の魅力は“立体的なアクション”【E3 2018】

文:電撃オンライン

 アメリカ・ロサンゼルスで開催されている“E3 2018”でデビュートレーラーが公開された、フロム・ソフトウェアがアクティビジョンと共同開発する新作『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE(セキロ:シャドウズ ダイ トゥワイス)』

 本イベントの会場では、本作に関するメディア向けセッションが実施され、より詳細な情報が明らかになった。

 『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』は、孤独な忍びの戦いを描くアクションアドベンチャー。戦国末期を舞台にしつつ、和を再解釈した独特な世界観が特徴だ。

『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』
▲戦国末期を舞台にしているが、地形や建造物など再解釈されている部分が随所に見られ、世界観は独自のものになっている。

 本作の主人公は、葦名の地に古くより続く一族の末裔“皇子”に仕える壮年の忍び。葦名の将に敗れ、皇子と左腕を失った忍びは、からくりが施された“忍義手”を得て、皇子を取り戻すべく動き出す。

『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』
▲主人公の“忍び”。冷徹で、皇子を守ることを掟にしている。
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』
▲皇子。葦名の地に古くより続く一族の末裔という特別な存在ゆえに、葦名の将にとらわれてしまう。

 今回のセッションでは実機プレイが披露され、デビュートレーラー中で見られたアクションについても解説された。

 まず注目なのは“立体的なアクション”。本作ではマップが立体的に作られており、“忍義手”に備えられた特別な“鉤縄”によって道なき道を移動していくことができる。

『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』
▲屋根伝いに移動し、高みから敵に奇襲をかけることも可能だ。

 また、“忍義手”には“義手忍具”と呼ばれる秘器が仕込まれている。斧や手裏剣、爆竹などがあり、使い分けることで戦いを有利に運ぶことができるようだ。

『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』
▲爆竹を使った攻撃。なお今回のプレイでは、手裏剣を使いつつ距離を詰めて攻撃する様子も見られた。
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』
▲随所で強敵が忍びを待ち受ける。今回の実機プレイでは、“E3 2018”会場に展示されていたこちらの敵との戦闘も見られた。
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』
▲ちなみに、戦闘のなかでは“危”などのエフェクトが見られる。これは危険なタイミングで発生するものだが、この瞬間でカウンターを選択し、相手に大打撃を与えることも可能なようだ。

 さらに、戦いのなかで重要になってくる概念として、本作には“体幹”というものがある。攻撃したり、相手の攻撃をタイミングよくガードすることで削っていくことができ、最終的にはバランスを崩すことができる。

『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』
▲通常の防御でガードをすると重い音がするが、タイミングよくガードできるとやや軽い音になり、相手の体幹を削れる。

 ところで、トレーラー中には「お前さん、なかなか死に切れぬぞ」というナレーションのあとに、忍びが復活するシーンがあった。これは“回生”と呼ばれるシステムで、死亡した後にその場ですぐ復活することができるというものだ。

 このシステムを使えば、敵に死んだと思わせておいて、立ち去る敵を攻撃することも可能になる。一見、“回生”によって攻略が簡単になりそうだが、今回のセッションでは「ゲームが簡単になることはない」という点が強調されていた。

『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』
▲“回生”にはペナルティと回数制限があるようで、現在調整中とのことだ。

 血なまぐささと古来の美しさが同居する『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』。フロム・ソフトウェアらしいクリエイティブと、アクティビジョンが提供する高いユーザビリティにより、質の高い作品になることは間違いないだろう。ぜひ、本作の続報に注目していただきたい。

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