2018年6月15日(金)
好評発売中のPS4ソフト『Destiny 2』。9月5日配信予定の本作の拡張コンテンツ『孤独と影』が、アメリカ・ロサンゼルスで6月12~14日(現地時間)に開催の"E3 2018"に出展されました。
会場では、『孤独と影』で追加される新モード"Gambit(ギャンビット)"を実際に体験可能でした。ここでは、対人戦とCOM戦を組み合わせた独特のルールで戦われる"Gambit"について、体験プレイをもとに解説していきます。
"Gambit"は4人ずつの2チームで勝利を目指して競う対戦モード。戦いが始まると、各チームはそれぞれ別のアリーナに転送され、次々と出現する敵対種族と戦います。出現する敵対種族は、開始前にベンダー(アイテムの交換などを行うNPCのこと)がコイントスで決めるようです。
敵を倒すと白く光る"印"のようなアイテムを落とします。これは"motes(かけら)"と呼ばれるもので、プレイヤーは最大15個まで同時に持つことができるようです。このアイテムをアリーナにある"貯蔵器"と呼ばれるカプセルのような施設に持ち込み、□ボタン長押しで貯蔵することがこのモードのおもな目的となります。
■『Destiny 2』 Gambit の仕組み1
なお、プレイヤーが倒されると持っている"motes"はすべて失われるので注意したいところです。
ここまで読んで「じゃあ、やられる前にマメに貯蔵すれば大丈夫じゃないか」と思われるかもしれませんが、"motes"をため込んでからまとめて貯蔵することには、かなり大きな利点があります。
一度に貯蔵した"motes"の数が、5個、10個、15個の場合、相手チームに"Blocker"と呼ばれるお邪魔キャラを転送することができるのです。"Blocker"は、戦っている敵対種族の"宿られた"タイプとなるようです。
本作をプレイしている人ならわかると思いますが、いわゆる"宿られた"敵対種族は、通常とは異なる攻撃方法や能力を持ったやっかいな敵。
さらに"Blocker"が出現中の陣営は、"貯蔵器"が地下に収納されてしまい、"Blocker"を倒すまで"motes"を貯蔵することができません。相手チームに"Blocker"を送り込めば、相手の貯蔵を妨害して自チームの貯蔵を有利に進められるのです。
■『Destiny 2』 Gambit の仕組み2
自チームの"motes"貯蔵数の累計が25個に達するごとに、相手チームのアリーナにつながるポータル(転送装置)が起動します。このポータルは、チームのうち1名を相手チームに送り込むことが可能です。
相手チームのアリーナに侵入したプレイヤーは、能力が強化された状態で相手チームのプレイヤーを一定時間攻撃可能です。
敵対種族との戦いに忙殺されているプレイヤーを倒すことができれば、持っている"motes"を消滅できるだけではなく、そのプレイヤーが復帰するまでの間、数が減ったチームのメンバーに負担をかけさせ、ゲームの進行を遅らせることにもなります。
■『Destiny 2』 Gambit の仕組み3
もちろん、侵入した相手プレイヤーを撃退することも可能。プレイヤーの侵入は画面左のメッセージで通知されるので、可能な限り迎撃の準備を整えておきたいところです。
"motes"の貯蔵数の累計が75個に達すると、貯蔵したチームのアリーナに"Primeval(プライミーバル)"と呼ばれる、ボスキャラが手下を従えて登場します。この敵を相手チームより早く倒すことができれば、自チームの勝利となります。
しかし、"Primeval"はボスだけあってこれまでとは比較にならないくらいの強敵。さらに"Primeval"が出現すると、"motes"の貯蔵数に関係なく相手チームのポータルが起動し、相手プレイヤーの侵入に常に備えなければならなくなります。強敵と相手プレイヤー、双方を相手に勝利を目指せるか、プレイヤーの腕の見せ所です。
ここからは、"Gambit"の体験プレイ後に行われた開発元Bungieへの質疑応答を掲載します。
Q:"Gambit"はどういったところからインスピレーションを得ましたか?
A:"Gambit"の制作は、『孤独と影』をひと通りプレイして、より強力に成長したガーディアンが楽しめるものとして始まりました。『孤独と影』をプレイしたガーディアンは、すでに装備を整えた強力な戦士となっているため、"Gambit"を通してさらに稀少な装備品を入手できることがプレイヤーのモチベーションにつながると思ったのです。
また、これまでの『Destiny 2』で、ストライクなどのCOM戦が得意な人と、対戦モードのクルーシブルが得意な人がいっしょに遊べるものを目指しました。
Q:クルーシブルをはじめとする対戦コンテンツは、シャックス卿やサラディン卿がガーディアンを鍛錬する目的で行われていました。今回追加される"Gambit"はどういった状況で行われるのでしょうか?
A:詳しいことはまだ言えないのですが、ガーディアンが敵対種族と戦うアリーナを用意できる環境であることは確かです。これに付随して、戦闘が開始される前に両チームのプレイヤーがお互いに対面して感情表現などで挑発しあえるエリアや、ベンダーがコイントスで戦う相手を決める舞台装置を決めていきました。
Q:マッチングは、オートマッチングになるのでしょうか?
A:なるべくオートマッチングで遊べるようにしたいのですが、マッチングシステムについてはこれから配信までの間でいろいろと改良していきたいと思っています。
Q:『孤独と影』を導入後、どのタイミングでプレイヤーは"Gambit"に参加できますか?
A:"Gambit"はクルーシブルなどと同様、常設のコンテンツとして参加できます。プレイに際し、キャンペーンのクリアなどの条件はありません。
Q:"Gambit"では、参加者間のパワーレベルの差はどう扱われるのでしょうか。
A:パワーレベルに差があってもある程度は互角に戦えるようなバランスにしてありますが、パワーレベルの高いガーディアンにはそれなりのメリットがあります。
Q:最後にこのモードをどんな感じでプレイヤーに遊んでほしいですか?
A:相手チームのアリーナに侵入した際に、自分がヒーローになったような気分で戦えることを目指して作ったので、プレイする際は積極的に侵入して戦ってください。
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