2018年6月19日(火)
『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』ではララが織りなす光と闇の物語を体験可能【E3 2018】
米国・ロサンゼルスにて開催された“Electronic Entertainment Expo 2018(E3 2018)”にて、PS4/Xbox One/PC用ソフト『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』のプレゼンテーションとインタビューが実施された。
『トゥームレイダー』は、20年以上続く人気の謎解きアクションアドベンチャーシリーズ。本作は、2013年に発売された『トゥームレイダー』、2015年発売の『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』に続く、リブート作品第3弾で、“ララ・クロフト”の新たな冒険が描かれる。
ナラティブディレクターのJason Dozoisさんと、シニアプロデューサーのMario Chabtiniさんが本作をプレゼンした後、さまざまな質問に回答した。
▲左がJasonさんで、右がMarioさん。 |
奥深くなった探索と自由度の増したバトル
本作だけでなく、リブートシリーズにおいても最大規模の拠点となるパイティティを紹介。インカ帝国に存在したといわれる伝説の都市だが、本作ではインカ文明だけでなくマヤ、アステカなどさまざまな文明の影響を受けた集落として描かれている。
村にはマーケットや魚を釣る場所が存在。村人は農業をしていたり、魚を釣っていたりするが、当時の文化や生活を忠実に再現するため長い期間をかけてリサーチを行いゲームに落とし込んでいるという。
村人と話をすることで情報を聞けるだけでなく、クエストが始まることも。村人は現地の言葉ではなく英語を使用するが、これはククルカン教団によって教えられたという。ゲーム発売時には現地の言葉を実装し、村人がどちらの言語で話すかを選択できるようにするとのこと。
村の水辺では、洗濯をしている人の姿が。家の外だけでなく、屋内でもさまざまな作業を行っていた。
また、村にあるさまざまな遺跡には、古代の文字が書かれている。言語レベルを高めると文字を読めるようになり、新しいエリアを見つけられることもあるという。
前作『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』のプレイヤーから多かったのは、水の探索を広げてほしいという要望。本作では水中が広くなっているうえに、ピラニアがいたり、罠があったり危険が潜んでいる。
謎解きとお宝が眠る“シークレットトゥーム”の表現も変わっている。『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』では攻略するために上へと登っていくトゥームが多く、建物などその雰囲気は明るいものだった。本作『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』は下へと潜っていくものが多く、そのため暗いものになるとのこと。
バトルのコンセプトは“ジャングルとひとつになる”というもの。見せていただいたのはゲーム後半で、難易度の高いシーンだ。ララはナイフと弓しか持っていないため、環境を生かして戦う必要がある。
弓の矢には毒がついていて、矢を打ち込んだ敵は混乱して同士討ちを行う。その後、矢を打たれた相手は死亡した。
敵とのコンバットフローも前作から変化。これまでは、見つかってしまった場合、逃げても戦闘状態が継続されていたが、本作では一度見つかっても隠れることで状況をもとに戻せるという。
また、体に泥を塗ることでジャングルと同化できる。木々が生い茂っている場所ではララが背景と同化し、かなり目立たなかった。追いかけてきた相手も姿を捕らえていなかったようで、通りすぎようとしたところを後ろからナイフで攻撃することができた。
ララが織りなす光と闇の物語を体験してほしい
――前作から表現が変わっているように思われます。特にこだわった部分はどこですか?
Jason:本作は2013年から発売されているリブートシリーズの3作目です。そのため、ララはこれまで以上に強くたくましくなっています。今回ジャングルが選ばれたものはそれを象徴する意味もあります。ジャングルは自然豊かですが、それと同時に危険な場所でもあるため成長したララにふさわしい舞台だと思いました。
――本作で遺跡は、どれくらいあるのでしょうか?
Jason:具体的な数字は控えますが前作と同じくらいです。ただし、1つ1つはより深く、より奥まで進めるようになっています。
――前作よりトゥームが危険な作りになっているということですが、クリアすることでどのようなプラスの要素があるのでしょうか?
Jason:ララのスキルツリーとトゥームが結びついています。そのため、トゥームをクリアすると、ララをより強化できます。
――ロープを使ったアクション以外に、新たなアクションはありますか?
Jason:グラップルアクションは、新しいことを作る目的ではなく、これまでの発展として生まれました。それ以外にもロープを使ったアクションは多数あるので、楽しみにしてほしいですね。さらに水中の移動を含めた要素は前作『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』より増えており、これまで以上に長く深く泳げるのでお楽しみに。
――プレイのボリュームはどれくらいあるのでしょうか?
Jason:どれくらいかはお話できませんが、物語はゲーム内のストーリーだけでしっかり完結するので安心してください。また、DLCのプランは7つあり、チャレンジトゥームがメインとなっています。
――シリーズ初心者やアクションゲームが得意ではない人に向けて、難しさのフォローはありますか?
Jason:いくつかの難易度をご用意しています。アクションそのものについてではありませんが、低い難易度では、トゥームのパズルが解けない場合次に何をするかがハイライトされ、ヒントが表示されます。またララが解決の糸口となる独り言を口走ったりなど、ボイスでもアシストしてくれますよ。
――最後に読者に向けてメッセージをお願いします。
Jason:開発一同、非常に頑張って制作をしてきました。日本の皆さんにお見せできる日を楽しみにしています。ララの物語はとても感情的なものになっていますので、ぜひプレイしていただきたいですね。
Mario:本作のララはこれまでに登場したララ・クロフトの中で、最も力強いララとして描かれています。ぜひ光と闇の部分という、彼女の織りなすストーリーを体験してください。
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