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2018年7月3日(火)

新作アクションRPG『CRYSTAR ‐クライスタ‐』主人公の零や泣いて強くなるシステムを紹介

文:りえぽん

 フリューが2018年10月18日に発売予定の、PS4用アクションRPG『CRYSTAR ‐クライスタ‐』。本作の世界観や、主人公をはじめとした登場キャラクター、“涙”が重要となるシステムについて紹介します。

『クライスタ』
『クライスタ』

 本作は、“少女の涙”というキャッチーな表現をテーマに、“泣いて戦う”感動のストーリーが体験できる、フリュー初のPS4向け完全新作のオリジナル本格派アクションRPGです。

 シナリオ・久弥直樹さん、キャラクターデザイン・リウイチさん、キャラクターデザイン&キャラクターモデリングリード・ntnyさん、インサートイラストレーション・ウエダハジメさん、開発・ジェムドロップ、BGM・削除さん、オープニングアニメーション制作・シャフトといった豪華スタッフが集結し、制作されています。

主題歌はやなぎなぎさんの新規書き下ろし楽曲!

 有名作・話題作を多数制作しているアニメ制作会社・シャフトによるオープニングアニメーションの一部は、先日公開されたティザームービーでも確認できます。

●『CRYSTAR ‐クライスタ‐』ティザームービー

『クライスタ』
『クライスタ』

 オープニングアニメーションの監督は尾石達也さん、アニメーションキャラクターデザイン/作画監督は守岡英行さんが担当。劇場版アニメ『傷物語』のタッグで、ファンにはうれしい布陣となっています。

『クライスタ』

 また、ティザームービーでも流れているオープニング主題歌は、リリースしたアルバムがすべてオリコン上位にランクインしている女性シンガーソングライター・やなぎなぎさんが手掛けます。『CRYSTAR ‐クライスタ‐』のために新規に書き下ろされたオリジナル楽曲です。

“泣きゲー”の久弥直樹さんによるシナリオ

 『CRYSTAR ‐クライスタ‐』のシナリオを手掛ける久弥直樹さんは、『ONE ~輝く季節へ~』や『Kanon』といった“泣きゲー”のヒット作を世に送り出したシナリオライターです。

 “泣きゲー”というと、主人公が不幸に巻き込まれながらも最後には感動が押し寄せる展開が王道的ですが、『CRYSTAR ‐クライスタ‐』はどんな物語になるのでしょうか? 本作のあらすじを紹介するので、ぜひその内容を想像してみてください。

『クライスタ』

殺した妹を“ヨミガエリ”させる──

 少女・零(れい)は、妹・みらいとともに、死者の魂がさまよう死後の世界“辺獄(へんごく)”へひきこまれてしまう。

 “幽者”、“幽鬼”と呼ばれる死者が異形化した存在たちに襲われ、危機的状況から“祝福”という力に覚醒した零だったが、自意識を失い、暴走した折に最愛の妹・みらいをあやまって殺してしまう。

 妹の“ヨミガエリ”を願う零は、辺獄を管理する双子の悪魔“メフィス”、“フェレス”と契約をし、悪魔の“代行者”として、幽者や幽鬼といった辺獄の異形たちを戦うことになる。

 “ヨミガエリ”という願いの条件として悪魔に捧げる、“理念(イデア)”と呼ばれる特別な涙の結晶体を集めながら。

『クライスタ』
▲妹のみらいとともに辺獄をさまよう主人公・零。そもそも彼女たちはなぜ辺獄に来てしまったのでしょうか。
『クライスタ』
▲巨大な異形に襲われてしまう2人。この後さらなる悲劇が待ち受けるとも知らず……。
『クライスタ』
▲双子の悪魔“メフィス”と“フェレス”。零は悪魔の代行者となり、自分が殺した妹を“ヨミガエリ”させるため戦います。

物語の舞台となる“辺獄”と零の部屋

 零が“理念(イデア)”を探しながら戦うことになる“辺獄”は、自意識を失った死者の“魂”がさまよう死後の世界です。自称悪魔のメフィスとフェレスにより管理されています。

『クライスタ』

 死者の“魂”は辺獄を上層から下層へとさまよいながら落ち、最下層にある“再生の歯車”にたどり着くと記憶を消去され“輪廻転生”します。

『クライスタ』
▲I層・狭間ノ街。立ち並ぶ家々や信号機、横断歩道などがありますが、禍々しい空や崩れた地面、突き刺さる大きな剣がここが現実ではないことを示しています。
『クライスタ』
▲V層・愚門愚塔。大きな2つの塔が目を引きます。塔の先にも道が続いているようですが、どうやら封じられているようです。
『クライスタ』
▲VIII層・再生ノ歯車。辺獄の最下層。細い足場と無数の歯車で構成されています。ここまで来た“魂”は“輪廻転生”するとのことですが……。

 物語は、辺獄と現世にある“零の部屋”を行き来しながら進めていきます。零の部屋では戦いの準備や、集めた収集物の閲覧の他、飼い犬とのふれあいが楽しめます。

『クライスタ』
『クライスタ』
▲部屋では辺獄での戦闘時とは異なる、生活感のある普段の零の様子を、さまざまなアングルで見ることができます。
『クライスタ』
▲飼い犬と遊ぶ零。自ら戦いに身を置いた彼女の、唯一の癒しなのかもしれません。

 現世の“零の部屋”から辺獄に行くには、零の手首に表れた悪魔との契約の紋章を指で切ることで移動できます。

『クライスタ』
▲自分で手首を切るような仕草をして辺獄へ。オープニングアニメでもそのシーンが描かれています。

妹の“ヨミガエリ”を目指す主人公と彼女を取り巻くキャラクター

 『CRYSTAR ‐クライスタ‐』の主人公・零と、彼女の守護者となるヘラクレイトス、殺してしまった妹のみらい、そして零が契約した悪魔たちを紹介します。

 今回発表されている4キャラクターのデザインは、独特な雰囲気の美少女イラストが魅力のリウイチさんが手掛けています。

幡田 零(声優:近藤玲奈さん)

『クライスタ』

「ごめんなさい。みらい。私、あなたを殺した責任を……絶対にヨミガエリしてみせるから」

 異世界“辺獄”で殺してしまった妹・みらいの“ヨミガエリ”のために戦う主人公。絶望的な状況に涙する弱さと不安定さを持ちながらも、「それでも」と前へ進む強さをあわせ持っています。

『クライスタ』
▲“世界を守る”などの理由ではなく、妹を“ヨミガエリ”させるという彼女のエゴによって物語は進行します。

ヘラクレイトス(声優:中田譲治さん)

『クライスタ』

「我は守護者『ヘラクレイトス』。汝の心を映す鏡。そして、祝福を与え、剣となりて宿敵を討ち滅ぼすもの」

 零の魂、理念が具現化した零の守護者。本来、守護者は人語を解さない存在ですが、ヘラクレイトスはなぜか人の言葉をしゃべることができるようです。

『クライスタ』
▲人語を解する特別な守護者・ヘラクレイトス。他の守護者との違いに理由はあるのでしょうか。

幡田 みらい(声優:千本木彩花さん)

『クライスタ』

「お姉ちゃんだーいすき! えへ。ずっと一緒で幸せな、そういうみらいがいいね」

 零の最愛の妹。零と一緒に現世から辺獄にひきこまれていましました。自意識を失い暴走した零にあやまって攻撃され……。

『クライスタ』
▲零にとって、守らなければいけなかった大切な存在。彼女を取り戻すため、零は過酷な戦いに身を投じます。

メフィス(声優:井澤詩織さん)

『クライスタ』

「なにを代償としようとも、安いものだろう。それが、『本当』の願いであるならば」

 異世界“辺獄”の管理人の1人で、自称悪魔。時代錯誤な口調をしている堅物です。

『クライスタ』
▲フェレスと一緒に涙が結晶化した“理念(イデア)”を集めていて、“理念”を集めるため零に契約を迫ります。

フェレス(声優:立花理香さん)

『クライスタ』

「零ちゃん……零ちゃん零ちゃん零ちゃん零ちゃん零ちゃん……大好きだよぉ」

 異世界“辺獄”の管理人の1人で、自称悪魔。情緒不安定なブキミ系です。

『クライスタ』
▲メフィスとは真逆な雰囲気でエキセントリックな言動が目立つフェレス。零に強い興味を示しているようです。

泣いて強くなる!? 涙をテーマにしたゲームシステム

 『CRYSTAR ‐クライスタ‐』には“涙”をテーマにした異色のゲームシステムが盛り込まれています。

背負った業を泣いて浄化し強くなる!

 死後の世界である辺獄で、元人間である一部の敵を倒すと、“断末魔の思念”が画面に付着します。多くの敵を倒すほど多くの業を背負うことになります。

『クライスタ』
▲零の苦しみや葛藤を視覚化したものでもある“断末魔の思念”。死者たちの業を背負い、零は戦い続けます。

 “断末魔の思念”は、泣くことで浄化が可能です。葛藤を乗り越え成長した零の思想が装備品となった武器・防具・アクセサリーを取得できます。

『クライスタ』
▲時には声をあげ激しく、時には静かに耐えながら涙を流す零。涙とともに抱えた葛藤を押し流し、彼女は強くなっていくのです。

泣いて戦い必殺技を放つ!

 辺獄でのバトル中は涙を表すゲージが表示されます。ゲージはダメージを与えたり、敵から攻撃を受けると上昇する他、SPを消費して“泣き言”を言うことで任意にゲージを貯めることができます。

『クライスタ』
▲戦いの最中に泣き言を言い出す零。ちょっとシュールな光景に見えますが、泣くことこそが戦いで重要な意味を持ちます。

 ゲージがすべて貯まると、泣いて覚醒し“守護者”が顕現します。攻撃に守護者の追撃が加わり、協力な連撃が可能になります。さらに、覚醒状態の時しか発動できない必殺技も用意されています。

『クライスタ』
▲守護者の力はとても強力です。泣きながら戦い、敵を一掃する爽快感が得られます。

※画面は開発中のものです。内容、仕様は製品版と異なる場合があります。
(C) FURYU Corporation.

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